282.21 ホロゴン外傳24「2011年11月6日キノプラズマート19mmF1.5は鶴橋へ」21 勝ち馬に
勝ち馬に乗ったとき、人間の真価が出ます。
pretty-bacchusさんが、アップルストアの店員のひどい応対に
立腹されたことをお書きになっていますが、
店員さんたちの応対の劣化にはいくつか原因がありそうですね。
1 にわか社員を雇用拡充したために、社員教育が徹底していない。
2 客が増加して、応対に忙殺されるあまり、
平常心を失う店員が増えている。
3 世界を制覇して、慢心し、傲慢になっている。
4 サービスしなくても、買ってくれるので、
利益率の高い販売に力を注ぎ、
利益をほとんど見込めないサービスの向上は二の次になっている。
どんな分野でも、同様の問題が起こります。
私が以前住んでいた家の近くにも、蕎麦処がありました。
お店がテレビに出たそうです。
どうなったか?
腰の低かったご主人が、
傲慢きわまりない、つっけんどん亭主に変身!
こうなったら、もう行ってやるものか、となりますね。
高取町の壷坂に薬膳料理の瀟洒なレストランがあります。
幾度も雑誌に取り上げられ、わざわざツアーも来るそうです。
ところが、こちらは違います。
女主人も、応対を担当する娘さんも、あたたかい人柄で、
フレンドリーでナチュラルな応対。
どこが違うので、こうも違うのでしょう?
結局、人間性に根本的原因があるように思われます。
強い人間は、どんな変化にも負けません。
弱い人間は、小さな変化にも大きく影響されてしまいます。
とても親しげでやさしい人柄の人物が、出世して、
将来が約束された途端、がらりと変貌し、
冷たい目つきでにこりともしない
傲慢な人間になったのを見たこともあります。
やっぱり、弱い人間なのです。
どんなときにも、どんな立場に立っても、誰に対しても、
あたたかくやさしく応対できる、
これが仁者であり、君子であり、ジェントルマンです。
そんな人間を理想とする文化が今や消失寸前。
金のある人間が一番。
早いもの勝ち。
そんな社会がすでに来てしまった感じがしてしまいます。
by Hologon158
| 2011-11-16 21:55
| ホロゴン外傳
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