わが友ホロゴン・わが夢タンバール

285.01 ホロゴントラベル10「夏冬2度のネパールをおさらい」1 冬の少女


写真の濃度について、少し考える機会がありました。
このブログの写真、かなりアンダー気味ですね。
暗すぎるという批判はかなりあるのでは、と思います。

でも、写真を始めてからこの方、ずっとこれできました。
-2ないし1アンダーに補正して撮ってきたのです。
モノクロームもかなり濃い仕上げで通しました。
カラーはなおさら。

終始使ってきたクラシックレンズは、
シャドウの暗部の描出が身上なのです。
逆光でも、補正はせずに、そのまま撮ります。

ところが、このことを考える参考にしようと、
私の大好きなネパールの撮影分をブログ上チェックして、
驚きました。
なぜか、かなりオーバー気味になって再現されています。

実は、2006年、三人展に参加したことがあります。
ネパールの写真を20数枚出した記憶があります。
昇華型熱転写プリンタ、オリンパスP400で印刷しました。
ダイレクトプリントと間違う方がかなりおいででした。
そのプリントはもっともっと濃密でした。

私にとっては、思い出の写真展。
本来の濃度でストックしておきたい。
NKさんにならって、作り直すことにしました。

まずは、1998年1月の冬の旅行から。



285.01 ホロゴントラベル10「夏冬2度のネパールをおさらい」1 冬の少女_c0168172_16115636.jpg



この写真は、私のお気に入り。
カトマンズの近郊にある、古都バクタプル、
古名バドガオンの冬の朝。
通りに面した家のたたきにしょんぼりと座っていました。
なにごとか、沈思する気配。
75mmで一枚だけ頂きました。
少し離れていたので、気づかれないまま。
今でも、よく考えます。
あの子、いったいなにを考えていたのかな?
by hologon158 | 2011-11-25 16:14 | ホロゴントラベル | Comments(0)