わが友ホロゴン・わが夢タンバール

290.24 ホロゴン外傳25「2011年12月17日大阪十三でもキノプラズマートだ」24 万華鏡



正月3日も過ぎようとしています。
若干、祭りの後のような気分。
こんなとき、元気だしになにをするか?

    私は、ハンナ・チャンを見ます。

韓国の若手チェリストですが、
もう世界的と言ってもよいでしょう。
水際だった演奏ぶりは、You Tubeで沢山見ることができます。
その中で、お気に入りに入れているのが、これ。

    Han Na Chang-Passacaglia for Violin and Cello
    (http://www.youtube.com/watch?v=FzwWEJ0Bgvo&feature=related)

男性ヴァイオリニストは誰か、分かりません。
Philharmonic Sinfonietta Berlinという弦楽合奏団のリーダーです。
ドングリみたいな頭の人ですが、
ハンナ・チャンに負けず、切れ味のよい演奏ぶり、
かなりの人なのでしょう。

ヴァイオリニストは譜面台を前に置いています。
ハンナ・チャンはヴァイオリニストの演奏を見ながら弾きます。
完全に暗譜です。

暗譜が演奏家の優劣の決め手にならないことはもちろんです。
でも、ガッツ、気合いの差をみてとることはできそうです。

パールマンとズーカーマンの二重奏では、2人とも譜面台を置いています。
でも、若手の女性ヴァイオリニスト、ジュリア・フィッシャーは、
ダニエル・ミュラー・スコットとの二重奏で、丁度逆。
女性は暗譜、チェロは譜面台を置いています。
なんだか、女性上位の現代の傾向に沿っているような感じ。

ハンナ・チャンに戻りますが、
私がハンナ・チャンが大好きな理由は、
万華鏡のように変化する表情がなんとも微笑ましく、
しかも、アーチスティックだからです。

私の孫も、誕生直後から、起きている限り、万華鏡です。
たえず、表情を変えていて、見飽きません。
ハンナ・チャンとそっくりだと、今気づきました。

孫がなぜそんなに表情を変えるか、分かりません。
ハンナ・チャンの場合、分かるような気がします。

    全身全霊を上げて演奏に没入しているために、
    心の内と外がなくなっている!
    音楽も、彼女の表情を反映するかのように、
    多彩で、ダイナミックで、とにかく切れ味が素晴らしい。

私は、この人は稀有の芸術家として生涯を送るだろう、
そう信じています。

3回反復して、聞き惚れ、見惚れてしまいました。
おかげで、元気回復!



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by Hologon158 | 2012-01-03 22:04 | ホロゴン外傳 | Comments(0)