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314.16ホロゴン外傳37「2012年3月11日友あり、東より来たる(5)プリモプラン編」16 忘れたいことが多い



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「ダライ・ラマ自伝」でおもしろい記事を見つけました。

彼も写真が好きで、自分で現像したのです。
最初はボックスカメラだったようですが、
その後は35mmも使ったはず。
どんなカメラを使ったのでしょうねえ?

写真好きのご他聞にもれず、時計も大好き。
最初に買わせた時計はなんだと思いますか?
もちろん、ロレックスとオメガ。

だとすると、カメラは、もちろん、

    ライカ!

そう断じて、まず間違いはないのではないでしょうか?
さらに中判に手を伸ばしたら、もちろん、

    ハッセル!

そのうえ、猫好き!
なんだか、私と似ていますが、
私は、時計は義父の形見がオメガだっただけで、
もちろん使っていますが、時計を収集しようという気持ちにはなりません。

なぜか?
そんな金がない!

とすると、カメラと時計と猫が好きという
三拍子そろった人なら世界に5万といるでしょう。
私より似ていることになります。

でも、どちら様も、似ているのはそこまでですね。
ダライ・ラマは世界に一人だけど、
あなたと私も有象無象。

ダライ・ラマは時計の修理に凝ったそうです。

    韓流ドラマ「冬のソナタ」のエピソードを思い出します。
    男性主人公がジクソーパズル好きと知って、
    女性主人公のユジンがつぶやきます、
        「それだけ忘れたいことが多いのですね.....」

韓流ドラマのおもしろいところは、
こんな含蓄に富んだせりふがふんだんに飛び出すところです。

ダライ・ラマも日々山積する仕事と苦悩に
ともすると打ちひしがれそうになって、
趣味に走り、時計修理に没頭したのでしょう。

    なにもかも忘れてひとときを過ごした後、
    なぜか心がすっきりとして、
    もう一度問題解決にぶつかる意欲を取り戻す、
    ときには、一番大切なキーポイントがはっと心に浮かぶ、
    問題解決の糸口を見つける、
    そんなインスピレーションの源泉になることだってあったでしょう。

教祖にして一国の元首がそんな風に遊んで、
などと言ってはなりませんね。
ナポレオンもよく昼寝をして、起きてみると、
とるべき施策が見つかっていたということがよくあったようです。

趣味は避難場所ですが、
それだけではなく、
発想源であり、エネルギー源ですね。
by Hologon158 | 2012-04-07 21:22 | ホロゴン外傳 | Comments(0)