わが友ホロゴン・わが夢タンバール

332.15 ホロゴンデイ85「2008年5月31日山辺の道をホロゴンが歩いた」15 君も僕も悪癖だらけ



先日、YouTubeで見た「1泊2日」という韓国のバラエティ番組で、
おもしろいじゃんけんゲームをやっていました。

    一人が先に出し、相手はそれを見てから、出すことができる。
    ただし、勝ってはならない、負けなければならない。

これがきわめて難しいようです。
「グーを出すよ」と言われて、グーを出されても、
えいっと手を出すと「パー」になってしまうのです。
なぜか?
ジャンケンでは勝つという癖がついてしまって、
即席でこれを切り替えるのは無理なのです。
これは、最初についた癖がなおらない好例。

一番大切なことは、悪い癖を最初に付けないこと、
でも、付いているしまいます。
たいていのことは正しく学んでいないのですから、
間違いなく悪癖だらけなのです。

とすれば、次にすべきことは、この悪癖を見つけること。
自分で見つけるのは無理、直すのはなおさら無理。
だから、師匠を見つけること、これしかありません。

揚琴は師匠を見つけることができました。
でも、他のさまざまなことについては、師匠を見つけるのは今更無理。

人生って、自分の殻を手近な材料で作る貝のようなものですね。
ジェラルド・ダレルが子供の頃実験したのです。

    ヤドカリの一種のようです。
    蓑虫のように、貝殻のようなものを身にまとっている。
    この蓑を無理やり剥ぎ取って、ビーズや小石を与えたら、
    そのあり合わせを身にまとって、奇妙キテレツな家を作ったそうです。

人間も、数知れない悪癖、良癖を身にまといながら、
威張ったり、謙遜したりしながら、
エッサエッサと人生を歩んでいるのです。

結局、できることと言えば、なんとかこの癖の殻の家を
身の丈にあった住み心地のよいものに微調整しながら、
生きることなのかもしれませんね。




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by Hologon158 | 2012-06-12 21:18 | ホロゴンデイ | Comments(0)