わが友ホロゴン・わが夢タンバール

356.08 ホロゴンデイ87「2007年1月14日ホロゴンのお供で奈良壷阪山に」8 一人歩きしない



誰もが、自分は無駄に生きていない、そう感じたいことでしょう。
写真を生き甲斐とする人たちも、
写真を撮ることが無駄ではない、
そう感じる拠り所を必要とします。

   ある人は、受賞歴を拠り所とするかも知れません。
   ある人は、傑作写真たちを拠り所とするかも知れません。

ホロゴンのお陰なのですが、
私が傑作写真主義を捨てることができたのは、
人生における1つの成功だったと確信しています。
ロボグラフィを傑作写真主義で撮ることは不可能。

   フォトジェニックでないオブジェを、
   フォトジェニックでない撮り方で撮って、
   フォトジェニックでない写真を喜ぶ、
   これでないと、ロボグラフィは撮れません。

今回の5枚だって、例外ではありません。
そのお陰で、私は1枚のロボグラフィに3つの喜びを得ました。
この3つの喜びが私の写真の拠り所。

   1 ロボグラフィを発見する喜び。
   2 ロボグラフィを撮る喜び。
   3 ロボグラフィ写真を見る喜び。

普通、写真は人に見せたら、一人歩きしはじめます。
ところが、ロボグラフィは一人歩きしません。
人は、私のロボグラフィを完全に楽しむことができないのですから。

喜びの1と2を私と共有することができません。
喜びの3は1と2と不可分一体。
1と2を写真化したものが、ロボグラフィ写真なのですから。
だから、写真を見ても、1と2を感じ取ることができません。
つまり、ロボグラフィは完全にプライベートなもの。

どなたもそれがお分かりなので、
ご自分も同様のスタンスで写真を楽しんでいる方以外は、
本ブログとは無縁、ロボグラフィは無意味ということなのでしょう。

中将姫光学さんがおっしゃったノイエ・ザハリヒカイト的写真、
このあたりを見抜いての言葉かも知れませんね。




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by Hologon158 | 2012-07-15 01:17 | ホロゴンデイ | Comments(0)