わが友ホロゴン・わが夢タンバール

365.10 ホロゴン外傳89「2012年8月4日スピードパンクロは日本橋に勇み立ち」10 苦労が楽しみ



ヘクトール73mmF1.9をさっそく室内で使ってみました。

ピントが来ません。
思い出しました。
前のヘクトールもそうでした。
後ピンなのです。

試しに、フォーカスした後ほんの少し前にずらしてみました。
ジャストピントです。

キノプラズマートさんはアダプタを介して一眼レフでお使いです。
だから、この問題は起こりません。
ライカM9で使おうとすると、ちょっと不便です。

それにしても、不思議です。
インターネットで検索すると、
どうやらかんりの人が後ピンで苦労しているようです。

ライカ社は約10年作り続けたのです。
ユーザーからその声が届いていたはず。
ヘクトールは、リサゴン85mmF1.5などと並び、
当時数少ない大口径レンズなのです。
どうして改善しなかったのでしょうね?

それとも、後ピンで生まれる柔和婉然とした画像が好まれたのでしょうか?

中将姫光学さんが、ヘクトールも前期の方が柔らかな描写をするとお書きになっています。
私の前のヘクトールは、形からして前期だったようです。
たしかに柔らかな描写には独特の味わいがありました。
木村伊兵衛が文人たちのポートレートで一世を風靡したのも、
このレンズのおかげだったようです。

あれこれと10枚ばかり試写してみましたが、
たしかに後期のヘクトールのようです。
きちっとフォーカスして、かなりしっかりとした画像。
ヘクトールは、絞り込めば、また独特の味わい。
使いこなしを求められるレンズです。
これから一苦労させられそうです。
でも、この苦労が楽しみですね。




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by hologon158 | 2012-08-14 21:13 | ホロゴン外傳 | Comments(0)