わが友ホロゴン・わが夢タンバール

402.02 ホロゴンデイ98「2005年7月4日 福井県梅浦の港は雨だった」2 加美の裏通り



先週木曜の続き。

午後3時すぎ、孫のマンションを出発して、
いつもの大阪平野区加美の裏通りを撮影しました。

   カメラは、ライカM9。
   レンズは、バルター50mmF2.3。

米国ボシュロムの映画用レンズです。
マイナス2かその手前程度に補正してとりました。
つまり、いつも通り。
とても色乗りの良いレンズです。
ほとんど全部開放ですが、周辺まで画像に劣化はありません。

午後4時、いつものガストに入り、
いつも通り生ビール中ジョッキを注文。
あては、いつもと違い、唐揚げ5個セット。
これで十分エネルギーを補給することができました。
午後4時45分いっぱい気分になって出発。
すでに日没、薄暮を通り越した状態ですが、
一踏ん張りして、JR加美駅に着いたのが午後5時20分。

   本日の収穫は270枚。
   銀塩フィルム換算約7.5本。
   1時間20分程度の撮影なので、かなりの大漁と言えそうです。
   
バルターレンズのおかげでしょう。
宮崎さんの改造レンズなので、ヘリコイドは滑らか。
オリジナルの絞りリングもスムーズ。

すでに平野、加美の撮影は十数回に上っています。
3本ほどのルートしかありませんので、
すでに撮り尽くしていいようにお考えかもしれません。
ところがどっこい、ロボグラフィに撮り尽くしなどありません。

   万物は流転するです。
   路地裏も変転しているのです。
   前回見たものはすでに消えたり変化したり。
   そして、私もまた変化しているのです。

レンズとカメラは、互いに変転する私とロボグラフィとの新しい関係を
記録するカウンターなのかもしれません。

私のブログがまったく人の関心を喚ばない理由はわかっています。
たいていの方の反応は、

   「なんでこんなものを撮るの?」
   「このどこが美しいの?」

とくにアマチュア写真家の皆さんは忌避感情を示す方がほとんど。

以前にも書きましたが、私の美の観念はかなずれているのです。
しかし、昔から、美の観念は多様でした。

   縄文の火炎土器なども、現代の通常の美意識を超えています。
   猟の獲物を丹念に描いた油絵だって、ルーブルに展示されています。
   人類最初の写真の一枚も納屋風景でした。

私も自分の美が人に通用しなくても平気。
私にはぐっと来るのですから。




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by Hologon158 | 2012-12-06 11:24 | ホロゴンデイ | Comments(0)