わが友ホロゴン・わが夢タンバール

402.08 ホロゴンデイ98「2005年7月4日 福井県梅浦の港は雨だった」8 ご苦労様



大阪天神橋での撮影からの帰り道。
帰りの電車でカメラマン二人を見かけました。

    巨大な三脚、巨大なカメラバッグ、
    二人とも疲労困憊の体でした。
    風景写真は疲れるようですね。
    おそらく朝駆けをしたのでしょう。
    ろくに寝ていないので、たがいに口を利く余裕もない様子。

ご苦労様。

ロボグラフィを撮りつづけてきた人間には想像がつかない苦労です。
風景写真家で分からないことの一つは、
たいていの光景は誰かが似たような作品をすでに作っていることです。
どこかで見たことがあるような写真を撮って、楽しいのでしょうか?
私には分かりません。
もっと素晴らしい作品を作りたいと念願してなのでしょうか?
だとすると、なかなかその成果は上がらないようですね。

もっともロボグラフィだって、似たような写真が並ぶので、
あまり大きな口は利けませんが、

    今日の収穫は432枚、
    銀塩フィルム換算、どんぴしゃり、12本。

午後3時半になると、
私の本日の服装では耐えがたいようです。
突然、全身震えあがるような寒さに気づいて、
這々の体で退却しました。

アーチストには、時折、狂気に近いほどの集中が見られます。

    中国の水墨画の大家は、
    野に出て、山岳を描き始めて、
    気が付いたら、半身、雪に埋まっていたそうです。

それくらいの集中力があれば、もちろん写真家レベル。
素人は、ほんのちょっとの温度変化にも敏感ですね。

    写真撮るより、健康第一!

素人って、いけませんね。
撮影のついでに、実は買い物をしてしまいました。

    天神橋筋の商店街を歩いていて、老舗の刃物店を見つけたのです。
    ちょっとショーウィンドウをのぞいてみたのが運の尽きというか、
    運がよかったというか?
    とても便利な爪切りを見つけてしまったのです。
    とても持ちやすく、形もよく、爪がとびちらないように工夫されています。
    「見える」というのは、試させてもらえなかったからです。

    大いに満足して、店を去ろうとして、
    反対側のショーウィンドウをのぞいて、
    こちらは猛烈な幸運に巡り会いました。
    
        手作り大根下ろし。

    もう見るからに切れ味のよさそうな棘が並んでいます。

購入するときに、ご主人に尋ねました、

    「プロも使いますか?」

ご主人、憤然として、

    「とんでもない、これはプロ用ですよ」

それなのに、とてもお安い買い物!
妻へのかっこうのおみやげができました。
と言っても、大根下ろしは私の役目なのですが。

爪切りの方は、にべもなく却下されました。

    末娘がすでに、とても切れ味のよい大型爪切りをプレゼント。
    (父にはなんでないの?)
    比べてみて、あっさり、「お邪魔しました」

私も実はさくさくとキレる名器をすでに保有。
あわれ、老舗の爪切りは本棚にそっと置かれたまま。




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by hologon158 | 2012-12-06 20:58 | ホロゴンデイ | Comments(0)