わが友ホロゴン・わが夢タンバール

404.01 ホロゴン外傳98「2011年8月27日キノプラズマート25mmf1.5は心斎橋の派手好み」1 レンズの個性か?



今度は、ホロゴン外傳の番です
「ホロゴン外傳」とは、「ホロゴン以外のレンズの伝記」
キノプラズマート25mmf1.5で撮った心斎橋をごらん頂きましょう。

    ソニーNEX-5Aにつけたので、実効焦点距離37.5mmの広角レンズ。

スピードパンクロ35mmF2をエプソンRD-1xに付けて撮った写真に、
中将姫光学さんからこんなご指摘を受けました。

    「フィルムと違うのは、
    レンズの個性かカメラの問題なのか見極めがむずかしい」

銀塩カメラの時代はことが簡単でした。

    写真の質、個性を決めるファクターは、
    レンズ6、フィルム3、カメラ1あたりが原則だったかも知れません。
    つまり、レンズは決定的な重要性を持っていた。

ところが、デジタルカメラの場合、
私の間違いかも知れませんが、

    内蔵の画像処理ソフト6、レンズ3、カメラ1程度ではないでしょうか?
    つまり、画像処理ソフトが決定的に重要であって、
    レンズの重みはかなり軽くなっている感じがします。
    もはやレンズの専制支配は許されない時代なのでは?

「鐘が鳴るのか、撞木が鳴るのか?」 という禅問答を思い出します。

    写真が示す独特の描写、個性は、レンズそのものよりはむしろ、
    画像処理ソフトとレンズの共同作業による時代になっているらしい。
    つまり、レンズ固有の個性はその分相対的に重要性を失っている。

私としては、それではあまりにもつまらないので、
できるだけ、設定を低減しているのですが、
シャープネスの設定は別として、
彩度やコントラストの設定を低めても、
はたしてそれがレンズの個性表現につながるか、
心許ない有り様。

今回使用したソニーNEX-5Aでは、その設定ができません。
どんなレンズを使っても、かなり画像がなめらかになります。
どうも画像処理ソフト独裁のポリシーみたいですね。

    なんだか、美しいのですが、どこか人工的で、
    その感触は腰を突き出して、
    足の長さを強調するファッションモデルさんを見る感じ。
    互いに見つめ合いながら、しんみりとなにかを語り合いたいなんて、
    とてもとても思えない、そんな雰囲気なのです。

他のミラーレス一眼では、設定にかなりの自由度があるのに、
ソニーでは、スタンダード、ポートレート等、
撮影対象にあった画質の選択しかできません。
RAWで撮って、好みの画質に仕上げなさいということでしょうか?
それなら、ますますレンズの個性からは遠ざかるのでは?
どうも、ソニーのポリシーには納得の行きません。

でも、くだくだと不満を述べても、時間の無駄だけかも?
ごらん頂きましょう。



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by Hologon158 | 2012-12-14 22:03 | ホロゴン外傳 | Comments(0)