404.07 ホロゴン外傳98「2011年8月27日キノプラズマート25mmf1.5は心斎橋の派手好み」7 天はないものか?
今日は執務休業日、
明日は月1回の火曜日休業日、
幸運でした。
長男(猫ですが)銀太、二男グリが、寒さのせいでそろって不調。
銀太は風邪で、17歳の超高齢の身体がへばってしまいました。
グリも12歳の高齢に腎不全のところへ、ストレスがあったらしく、
血糖値がかなり上がって、腎臓の状態も悪化。
どちらも、点滴しか解決策がない。
私が休みでなければ、大事になるところでした。
こういうのを天の配剤と言いたいところですが、
この天が疑わしくなるようなことが起こりました。
超保守に傾きつつある自民党が圧勝し、
こちらはれっきとした右翼の維新が50の大台に乗る選挙結果!
これで、選挙ごとに野党が300の大台勝利を続けること3回となり、
投票者の3分の2は、完全な浮動票という時代に突入してしまいました。
選りに選って、原発は続行するぞ、
軍備を増強して、戦争も辞さないぞ、と、
東電、官僚システムがこぞって希望する方向に向かう、
とんでもない危険政策を平気で標ぼうする党に、
脱原発の国民の多くが靡いてしまうというのはどういうことでしょうか?
来年の参院でもこの傾向が続いて、与党が参院でも3分の2をとったら、
(とらなくても、維新が増加して、与党に与したら)、
憲法改正条項の緩和を国民に発議し、
その後で、第九条を骨抜きにして、核保有の軍隊保有を可能にする改正へと、
なし崩しに平和憲法が国粋主義の方向に変改される未来まで見えてきました。
天はないものか?
そう言いたくなります。
もう、いやになりました。
話題を変えましょう。
千林商店街を撮影しているときのことです。
店のイリュミネーションが自転車の泥除けに映って美しいのです。
撮っていると、店の女主人が出てきて、
「何、撮ってますねん?」
「こんなものが好きなんですよ」と言いつつ、
ライカM9の液晶で、今撮ったばかりの写真を見せました。
女主人、「ふーん.......」
感心したような、しなかったような.......
写真を撮らない人も撮らない人も、
これがロボグラフィを見たときのスタンダードな反応。
まず、なんのためにこんなものを撮るのか、理解できない。
次に、写真を見て、美しいとはとても思えない。
でも、少数ですが、写真を撮る撮らないに限らず、
ロボグラフィに親和性のある人間が居ます。
私など、写真を始めた最初からそうでした。
でも、撮り方がなかなかわからりませんでした。
どうしても、写真作品風に撮りたいという気持が先立ち、
ロボグラフィを撮るのは余技、余興という感じ。
いわば自分の楽しみのため、
そして、レンズテスト気味で撮っていました。
十数年前、アマチュアとして撮るのをやめたとき、
ロボグラフィは私のメインテーマに昇格しました。
自分が撮りたいから、
自分が見たいから、
路傍のものたちを、路傍の光景をただそのものとして撮る。
ロボグラフィという呼び方はこのブログを始めてからですが、
撮ってきたものはすべて路傍風景、
まぎれもないロボグラフィでした。
女主人に見せたのは、自慢のためではありません。
感心するはずがないことは重々承知の上、
こんな写真を撮る人間も居るのだと教えるため。
簡単に言えば、
「したいことをしているんだから、
気にしないでね」
by Hologon158
| 2012-12-17 12:16
| ホロゴン外傳
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