415.01 ホロゴンデイ100「2006年6月27日 十三こそわが町と、ホロゴン高らかに宣言し」1 心にすっと
久しぶりにホロゴンデイと参りましょう。
大阪の下町の一つ、十三です。
使うは、ホロゴンウルトラワイド。
ホロゴン15mmF8は清濁合わせ呑むレンズ。
片や、十三は、ご本人が聞いたらちょっと怒るでしょうけど、
濁濁合わせ呑む街。
でも、私は大好き。
私も濁濁合わせ呑む人間だからでしょう。
ホロゴンもなぜか気楽そうです。
昨日は千住真理子さんのコンサートでした。
千住真理子さんのコンサートばっかり行っているみたいですが、
事実そうなのですから、比定はいたしません。
好きにさせていただきましょ。
とても不思議なのですが、
なぜか心が揺さぶられるのですから、仕方がありません。
なぜ、揺さぶられるんだろう?
いつも考えます。
笑わないで、聞いてくださいよ。
心の奥底でどこかつながっているからなのだ、そう思うのです。
かなりまじめな人です。
いい加減なところのない人です。
だから、アーチストとして、わっと大向こうをうならせる
パフォーマンスができる人ではありません。
音楽も、たとえば、チョン・キョンファのような、
がっと食い込んでくるような、
執念と感性とのまだら模様のような離れ業なんて無縁。
きっちりと丁寧に歌い込まれてゆきます。
そんなちょっと世渡りが下手な音楽家の生み出す音楽だから、
私の心にすっと素直に収まってくれるのです。
「スウィート・バレンタイン トーク&リサイタル
愛のクライスラー」
クライスラー主体の音楽会でした。
そのラストのクライスラーは絶品でした。
「ウィーン狂詩的小幻想曲」
古き良き時代の古都ウィーンへの郷愁が、
さまざまなモチーフの変奏曲からあふれるように浮かび上がってくる名曲でした。
聴衆の方には、少し問題がありました。
バッハのときにはほとんど怒らない現象。
ヴァイオリンを始めた小さな子供たちの多くが風邪。
そして、かなりのお年寄りたちも風邪。
一番よいピアニッシモのカンタービレの最中に、咳をゴホンゴホン。
思うに、コンサートホール側は、こんな冬には、
のど飴を沢山用意して、アナウンスすべきなのです。
「お願いがございます。
携帯電話はお切り下さい。
お風邪を召して、咳をする危険のある方は、
ホール1階階段横においしいのど飴を用意しております。
ご利用ください。
かなり効き目がありますが、それでも無理な場合、
保護者の方にお願いがあります。
さるぐつわを用意しておりますので、ぜひお試し下さい。
ただし、けっしてお鼻も一緒にふさがないようにお願いします。
窒息のおそれがございます、念のため」
by Hologon158
| 2013-02-03 18:54
| ホロゴンデイ
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