451.28 ホロゴン外傳116 「2013年7月13日 パンタッカーが滋賀の都をうろついた」28 人生
昨日の続き。
午前10時10分、近鉄日本橋駅下車。
足の向くまま路地から路地へと路地周り。
93枚撮って、45分、喫茶店に入りました。
ジャムトースト、卵付きアイスコーヒーのモーニングセット600円。
ちと高いし、ぐっと少量。
大阪らしくありません。
千日前のくせに、一見の客相手に商売をしている。
けちな商売は浪速の商人らしくないという感じです。
でも、かなり入っていて、全部老人。
これはどこに行ってもそうですね。
老人国になってしまいました。
撮影の途中で、シャッター異常が発生しました。
バンと異常発生画面が登場。
大急ぎで電源を切り、もう一度オンにすると、
何事もなく撮れます。
ひやっとしました。
今日はライカM9一本で勝負しているからです。
だめになったら、書店を周り、
クラシックカメラ店を回る一日になったところでした。
大学1年生の頃は、友人と二人で中学生の学習塾を経営し、
その売り上げを全部もって、月1回、大阪梅田の旭屋書店に突入し、
選びに選んで大型紙バック2つにびっしり詰めて、
帰りの電車の中で一冊ずつ改める、
私にとっては、夢のような生活をしていたことを思い出しました。
その売り上げで、ミノルタSR-1と50mmを手も入れ、
その後、35mm、135mmレンズを手に入れたことも記憶しています。
思えば、そのころ、すでに生涯の喜びを見つけてしまい、
その後の人生はその喜びを中心に生きてきたのですから、
若い頃になにをするか、しっかりと覚悟を決めて選ぶべきなのでしょうね。
それにしても、大志をもって飛翔する、なんてことをしたくない人生。
高校生の頃でしょうか、福沢諭吉の言葉を知りました。
「天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず」
なにを職業にするにしても、
生涯これで生きよう、そう心に決めたことは、
今でもはっきり覚えています。
性に合わないことながら、
職業生活についたとたんに人をリードする羽目に陥りましたが、
生涯、どんなときも、協同で一つの目標に到達するチームにもってゆき、
間違っても人を顎で使うなんてことはしたことがありません。
今から思い返すと、仕事でもロボグラフィ精神だったようです。
どうやらなにごとをするにしても、自分の生地でするほかはない、
ということでしょうね。
by Hologon158
| 2013-07-28 11:08
| ホロゴン外傳
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