475.00 ホロゴン画帖163「十庶帖 駒川商店街の裏町は狭いけど、心は広くなり」
気が付いてみると、すでに画帖も163回目になるのですね。
最初はぎこちなく作っていました。
どうやら文人画の画帖のコンセプトにひきづられていたようです。
文人たちは、画帖に風流の極致を封じ込めようとしました。
大作とはまた別の意味で、
侮るべからざる実力を見せつけようとしたのです。
肩の力を抜いた手すさびと見せかけて、
実は渾身の力で洒脱、脱俗の風味を演出しようとしたわけです。
私のように、すべてが一人遊びの人間の境地とはまるで違う。
私の場合は、ただの雑記帳なのですが、
よくよく見てみますと、撮れると思ってもいなかった感じで撮れた、
神様の贈り物のような写真ばかりを選んでいます。
いわばギフトカードブック。
道理で、画帖を見るといつも幸せになれるわけです。
旅先で見つけたかわいい石ころを陳列している方も居られます。
石ころはコレクターだけにしか意味がない。
そんな方とおなじ視線で画帖を見ることができます。
画帖もまたすぐれてプライベートなものだったわけです。
by Hologon158
| 2013-11-10 16:10
| ホロゴン画帖
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