490.05 ホロゴン外傳128「2014年1月5日 大阪文の里商店街はプラナーで初筆を」5 合格レベル
本シリーズは、ツァイスの最初の一眼レフ、コンタレックス用、
プラナー50mmF2のシリーズですが、
銀塩時代、コンタレックス・スーパーに付けて使っていました。
このカメラ、豪奢と言いたいほどに美しいメタルボディ。
大阪鶴橋で私がフィルム交換をしていると、
5歳ほどの男の子が近づいてきて、カメラをじっと見つめ、
感に堪えないという表情で言いました、
「おっちゃん、このカメラ、ピカピカやねえー!」
そう、そんなカメラなのです。
若干、成金風に見られても仕方がないほど派手な構え。
このカメラにオリンピアゾナー180㎜F2.8を付けると、
使い手はもう完全に戦士でした。
ハンドルで前後にスライドして瞬時にフォーカスできます。
ところが、皮肉なもので、この180㎜こそ、
私をコンタレックスから追いやった張本人だったのです。
美しい女性を撮ったはずなのに、
毛穴の一つ一つまで写り込む超リアル画像。
女性以外では気づかないほどに超精密画質だった!
コンタックスのゾナー180㎜のやさしさとは似ても似つかぬ怖さ。
プラナー50mmF2も含めて、コンタレックスのレンズは同系統。
凄すぎる!
今、ソニーα7に付けて撮りながら確認しようとしているのは、
このあたりの抜き身の剣そのこけの剣呑な描写力が、
どれだけ柔和なレベルに収まっているか?
今のところ、合格レベルに収まっている感じ。
by Hologon158
| 2014-01-08 01:13
| ホロゴン外傳
|
Comments(0)