わが友ホロゴン・わが夢タンバール

497.01 ホロゴン外傳「2014年1月26日 プラズマート7cmf2.7が奈良にデビューして」1 歩き始めて



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1月26日日曜日、さて、どこに行こうか?
思案しました。

    早田カメラ・ラボでの1か月のオーバーホールを経て、
    無事帰郷したローランドI型を本格的に試写したい。

あちこちと浮かびましたが、いずれも帯に短し襷に長し。

    結局、撮影時間を一番長く確保できる場所に決定。
    要するに、我が家から歩き始めて、奈良町まで。
    定番だけど、おらが郷なのですから、飽きません。

こんなときは、ローランドI型に悪いけど、2ヘッドシステム。

    ローランドI型
    ライカM9(スピードパンクロ35mmF2付き)

    前者はコダックのPortra160というブローニーフォルム5本。
    後者はミニSDカード16ギガを2枚用意していますから、事実上無限。

ローランドI型のレンズはクラインビルド・プラズマート7cmf2.7。

    ルートヴィッヒ・ベルテレ、エルハルト・グラッツェルと並ぶ、
    レンズ史上屈指の天才レンズ設計者パウル・ルドルフの設計。

ベルテレはエルノスター、ビオゴン、ゾナーの設計者、
グラッツェルはホロゴン、ディスタゴンの設計者であるのに対して、
ルドルフはプラナー、テッサー、ウナー、キノプラズマートの設計者。

    要するに、3人でツァイスの最高のレンズを生み出した天才たち。

クラインビルド・プラズマート7cmf2.7はそのルドルフの最後の作品。

    キノプラズマートとは似ても似つかない、いわば健全正常なレンズ。
    と、見えるのは、画像のまやかし。
    これから写真をご覧頂ければ、お分かりいただけるでしょう。
    やっぱりこれはパウル・ルドルフの老いらくの恋なのでは?

この日撮れたのは、たった3本でした。

    スキャンできたのは41枚だけ。
    どうもレンジファインダーを使いこなせていないようです。
    7枚もピンぼけ。

    私のカメラは全部例外なしにマニュアルフォーカスですが、
    銀塩やデジタルの35㎜カメラでの損耗率はもっと低い。
    これから使い込んで行く必要を痛感します。    

しかも、ポートラ160というフィルムの相性も疑問です。

    なんだか色がおかしい。
    でも、もしかすると、レンズそのものの性格かも?
    まだまだ分からないところだらけの、謎のレンズ。

でも、とにかくブログ上でどんな風に見えるか確認したい。
全14回に分けて、掲載することにしました。

    まず、我が家の裏の田園風景。
by Hologon158 | 2014-01-30 11:41 | ホロゴン外傳 | Comments(0)