わが友ホロゴン・わが夢タンバール

532.09 ホロゴン外傳131「2014年7月20日 関門海峡を美女たちと行ったり来たり」9 収穫の季節



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収穫の季節が来た。

    私はそう感じています。
    これまでの生涯に蒔いてきた種が
    これから一つ一つ芽吹き、成長を始める、
    そう期待したいものです。

どんな種を蒔いたか、
意識的にそれと知ることのできるものは少ないですね。

    だけど、自分では心広やかに、愛情深く、
    欲張らずに地道に生きてきたつもりです。
    だから、なにかに熟して欲しい。

いつも書いていることですが、
私は「時熟」というものを信じています。

    なにごともゆっくりゆっくり継続することによって、
    なにかが私の中に生まれてくれる。
    どんな風に実るかは予測できない。
    でも、私にとって大切ななにかが実る、そう信じています。
    なにごともstep by step。

そんな風にして40年間写真を続けてきました。

    カメラを離した時期は一度もなく、
    写真に対する愛情が薄れた時期もありません。

私のような撮り方ではスランプなどありません。

    目標などないので、しくじることがありません。
    そんな風に撮り重ねてきて、
    私が到達した境地は、究極のプライベートフォトでした。

自分の人生を撮り続けていくだけなのですから、
撮りさえすればよいのです。

    でも、そんな風に撮れるのも、
    無数の状況で無数のショットを重ねてきたからですし、
    人から見てどんなに平凡でおもしろくないものであっても、
    その写真を通して、
    「撮影の瞬間、その場所に居た私」と再会できるのです。

写真こそ人生、私は誇張なくそう言えます。

    例外的な写真的記憶の持ち主でない限り、
    よほど特殊な機会を除いて、
    ありふれた普通の瞬間、なんでもない場所を思いだし、
    そのとき、その場に居た自分を想起できる人はいないでしょう。

ロボグラフィではそれができるのです。

    その場所に出会ったときの第一印象、
    シャッターを押すときのゆらめく気持ち、
    そんなものが一種の肉体的な記憶として再現するのです。

これからの人生では、このような写真の喜びをひたすら続けることこそ、
一つの目標となりそうです。

    収穫のために特殊なことをする必要はないのです。
    これからも淡々と自分の人生を生き続ける、
    これが第一の目標となりそうです。
by hologon158 | 2014-08-02 21:20 | ホロゴン外傳 | Comments(0)