わが友ホロゴン・わが夢タンバール

542.02 ホロゴン外傳134「2014年8月29日ビオゴン21mmF4.5が天神橋筋商店街を席巻した」2 マツバラ光機


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午後1時韓国料理店慶州を出て、
行きつけのクラシックビル「フジハラビル」をかなり撮影。
それから裏通りをしばらく撮って、天満宮に入り、
中国人一行のご婦人の傘を撮り、
それから、別の門から出て、天神橋筋商店街に入りました。

地下鉄南森町駅にぶつかると、
急にカメラのマツバラ光機に生きたくなり、
地下鉄に乗車して2駅、中崎町駅で下車。
地下駅から地上の大交差点の東南角に出たその横の小さなビル、
その3階にマツバラはあります。

    日本有数のクラシックカメラ店です。
    ご主人の松原さんとはツカモトカメラにお勤めの頃からのおつきあい。
    小中高大の頃の旧友を除けば、もっとも古い旧友と言えそうです。

一時はデジカメの流行で、
日本中のクラシックカメラ店は店仕舞いかとあやうんでいたのですが、
松原さんのお話では、2段階のステップを経て、命脈を保っているようです。

①まず、中国経済の勃興で、中国人にクラシックカメラファンがどっと増え、
    かつて日本人がヨーロッパ、アメリカで買いあさったように、
    日本のクラカメ店の名玉、名機を、
    バンバンと買いあさる時代になってくれたこと、

②デジカメの無個性の超高画質レンズに飽き足らなくなった人たちが

    クラシックレンズに目を向けるようになったことで、
    日本国内のユーザー層も回復傾向に転じたこと。

今や写真のメッカは中国なんだそうです。

    日本の十倍の写真家層が清新の気に燃えて写真を撮るのですから、
    そして、ぐっと自分を押し出す積極的で個性的な人間があれだけ多いのですから、
    きっとすごい写真家を輩出していることでしょう。

松原さんも私のブログはご存じなのですが、
私がこう言いました、

    「ブログであれこれと書いてるけど、
    誰も読まないので、あんまり意味があるわけじゃありません」
    
すると、松原さん、

    「当たり前ですよ。
    あんなに長くちゃ、誰もすぐ飽きて、読まなくなりますよ。
    もっと端的に気の利いた言葉を少し書くだけにしなくちゃ」
    よく分かっていらっしゃる。

でも、ただのぼけ防止の作文なのですから、それが狙い目。
その上に、写真もこんなにどっさりじゃ、
誰もあきれて、当分来なくなるのは当然。

    最近は別ブログも本ブログと同様に、
    文章と写真の氾濫状態にわざとしてしまいました。
    一日に一回の記事ですから、余計にエスカレートして、
    文章も長大、写真と来たら、40枚を超える大量作戦に転じました。
    そんなブログをあまり見かけませんね。

そんな風に大量作戦に出ている第一の理由は、

    退職してさらに増加した写真をブログ形式で
    ストックしたいから。

    第二の理由は結局、アクセスされる方を少なくするため。
    
    アクセス数は両ブログとも数年チェックしていませんが、
    これは大成功をおさめているはず。

でも、ただの倉庫風にブログをデザインすると、かなり不便。

    自分でも、以前の記事を参照できない状態になってしまいました。
    2、3日前、ある記事の写真を見返そうかという気になって、
    スクロールを開始して、
    「おっと、これは40枚以上一挙掲載の記事だ。
    しんどい、やめよ!」

私以外の第三者はもっと辛いでしょう。
    
    数日ぶりにのぞいてみると、その日以降いくつもの記事が並び、
    一体どれだけあるか分からない上、
    似たような記事、写真が果てしなく並んでいるのですから、
    その過剰生産にはもううんざりでしょう。
    おかげで、ひっそりと一人ブログを楽しめます。

でも、この世の中、なにが起きるか分かりませんよ。
わだはゴッホになるの棟方志功さん、
下宿の壁という壁に絵を描きまくったそうです。

    その後、彼が引っ越しをすると、下宿のご主人、
    早速全部壁を塗りなおして、絵を消してしまったそうです。
    残しておけば、そのまま棟方志功美術館となったのにねえ.....

私のブログだって、一つ間違えば、猛烈に有名になって.....
おっと、そういうことは絶対にありませんね。
心おきなくお気に入りから抹消してくださってよろしいですよ。

ちょっと話がそれましたが、
販売を委託していたCマウントレンズたちは全部売れていました。

    癖のない燦然たる描写を誇る現代レンズでは飽きたらず、
    そんなに写らないけど、どこか人肌のあたたかさを感じさせる、
    そんな古代レンズに活路を求める人がかなりいるのかも知れません。

なんでもそうですが、行きすぎると、
どこか非人間的なよそよそしさを呈するようになるものです。

    現代の超高精密のテレビがそうですし、
    デジタルの名機たちの超精密描写がそうです。
    その程度がクレッシェンドすればするほど、
    そんな現代的傾向からのドロップアウトが増えていくのはよい反作用です。

ただし、そんな風に落ちこぼれる人って、
どこか脳裏の片隅に古き良き時代のさまざまな懐かしい面影を
とどめている年輩者なのでしょう。

    松原さんも、若い人たちは超高精密画像に慣れているので、
    クラシックレンズには一向に関心を示さないと嘆いておられました。
    アナログ指向はアナログ時代の経験者にしか生じないのかも知れませんね。

そうすると、古き良き時代の名レンズたちは、
あと数十年も経てば、写真博物館の骨董的陳列品と化し、
カルティエ=ブレッソンのプリントも、
見えてはならない粒子が残って、なんとも汚く見づらい、
前時代の遺物でしかないということになるかも知れませんね。
by Hologon158 | 2014-09-02 16:25 | ホロゴン外傳 | Comments(0)