わが友ホロゴン・わが夢タンバール

554.15 ホロゴン外傳138「2014年10月17日 宇治にマクロの雄エルマー65mmが降り立ったとき」15 ピッピ



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時々思うのですが、
現代の子供たち、かわいそうですね。

私の子供時代はもっと恵まれていたのでは?

    おもちゃなんかろくなものがありませんでした。
    一年に2度、父の東京出張時のおみやげとクリスマスプレゼント、
    これしかおもちゃを手に入れる機会はなかったので、
    どんなものももらったか、ちゃんと覚えています。
    大事に遊びました。

孫のプリンス、自分でなにかをおもちゃにして遊べる能力があるのに、
これでもかこれでもかとおもちゃをもらって、
引っ越しの段ボール何杯分も貯まっています。

    各種の機関車のレールセットがあります。
    でも、彼が一番好きなのは、レールではありません。
    和室の敷居の2本のふすまのレールを手で走らせて、
    自分は畳に顔をつけて、フィールドを走る機関車を想像すること。
    
その方向での想像力、独創力を高めるのが良いのにねえ。

昨夜気がつきました。
我が子(猫ですが)の方がずっと有利な環境にあること、を。

    長男ピッピ(1歳半)は我が家に生後まもなく養子入りをしたとき、
    段ボールの敷き詰められた草色のタオルをベッドにして運ばれてきました。
    その後、1年半、このタオルは洗われたことがありません。
    ピッピはどこに行くにも、このタオルを同道するからです。

昨夜帰宅して、和室の床を見てびっくり。

    ママのピンクのベレー帽が置かれ、
    これに接するようにして、
    ベレー帽そっくりの形と大きさに丸めて、
    こんもりと盛り上げられたタオルが並んでいました。

どういうつもりで、ピッピがこんな風に並べたのか想像するのは無理です。

    猫には猫の精神世界があるでしょう。
    でも、人間社会にとけ込むことで、
    かなり人間的な側面を備えているのが猫です。
その方向で考えてみますと、
生存のために役立つわけじゃないので、
本能がそうさせたとは考えにくい。

    崇拝するママの持ち物と自分の一番大切なものを、
    きちんと接するように並べることで、もっとママに近づけた、
    そんな感じがもてたんじゃないでしょうか?
    要するに、ピッピは遊んでいるのです。

もしかすると、ピッピの方が人間以上に想像力を働かせているのかも知れません。

    人間の子供たちにも、そんな想像力の遊びを通じて、
    自分の能力を高めてほしいものです。

そうしないとどうなるか?
そんな一例を28日、孫の家の引っ越しの際目撃したようです。

    トラックに積みきれなかった荷物を婿の車で運ぶため、
    彼と二人で台車に乗せたり、両手に持ったりして、
    エレベーターを幾度も往復しました。
    エレベーター室を十数個の段ボールやビニール袋が埋めた状態で、
    ガタゴトと下降したエレベーターがようやく1階に着きました。

サラリーマン風の若い男が待っていました。

    ともすると頑固に閉じようとする扉を、
    一人が押さえながら作業するのですから、時間がかかります。
    サラリーマンに声をかけました。
    「すいませんが、ちょっと昇降ボタンか扉を押さえていてもらえませんか?」
    でも、男はへらへらっと笑っただけで、動こうとしませでした。

私なら、言われなくても、さっと扉を押さえて言うでしょう、

    「僕が押さえていますから、どんどん出してください」

    その方が自分も早くエレベーターに乗れるのですから。
    だけど、男はついに動かず。
    続いて、もう一人、やっぱり若い男が来ましたが、これも動かず。

    この人たち、臨機応変に頭が働かないし、
    人に親切をしようという気もないのかもしれません。
    それとも、悩みを抱えて、それどころじゃなかったのか?
    それとも、怖い妻が待っていて、
    なにかでカミナリを落とされる運命にあるために、
    少しでも帰宅を遅らせたいのか?
    でも、どんなに心が余裕がなくなっていても、
    それ位の親切はさっとしたくなるのが本当じゃありませんか?

いずれせよ、こう言ってしまいたくなります、

    「あなたたち、でくの坊だねえ。
    子供の頃、独創的な頭の使い方を自分で訓練しなかったんじゃないの?
    そんな調子じゃ、会社の仕事も、
    上司から命じられたことしかできないんじゃないの?」

孫やピッピたちにこんな人間(猫を含む)にはなってほしくないですね。
by Hologon158 | 2014-11-06 16:18 | ホロゴン外傳 | Comments(0)