わが友ホロゴン・わが夢タンバール

560.14 ホロゴンNOVA1「2014年12月1日はホロゴン革命の日となった」14 すごい!


12月3日は、劉継虹先生の7回目のレッスンでした。

レッスンはいつもながら、興奮、感激、落胆、自己発見で一杯。

宿題は、二胡の開放の外弦ソ。

   先生がおいでになる前15分ほど、
   レッスン室でしっかり予習できたせいもありますが、
   私が弾くなり、手をたたいて喜んでいただき、
   大急ぎでご自分のレッスンノートを繰って、

       「今回が何回目でしたかねえ?」
       「7回目です」

   先生、にこっりして、
   「普通どんな人でも、その程度の音になるためには、
   少なくとも1年はかかります。
   すごい!」
   と、手放しで喜んでいただきました。

妻に後でそう報告しますと、いぶかしそうに、

   「先生は厳しい人だから、
   誰に対してもそんなことはしないんだけどねえ.......?」

でも、喜びはここまで。

先生はどんな練習法をとっているか、見抜くことができます。

   「ただ同じことを果てしなく繰り返すのでは上達はありません」
   ちゃんと見抜いておられます。

   「1度弾くたびに、自分の今の弾き方にどんな問題があるか、
   身体の各部分がちゃんと動いているか、
   しっかり自分の頭で考える必要があります」

私は万事が万事、「読書百遍意自ずから通ず」式でやってきた人間です。

   頭で考えるよりも、身体で覚える、それが本物だ、そう頭で考える人間。
   要するに、余分に頭を使いたくないという怠け者なのでしょう。

   でも、楽器はそうはいかないようです。
   「身体の連動がまるでなっていません。
   ばらばら」
   全身がなめらかにかつ連携してシンクロナイズされていなければならない、
   それが楽器演奏なのだそうです。

妻から聴いた話ですが、
二胡を一番修得しにくいのは、ヴァイオリニスト、ピアニストのような
クラシック音楽の専門家なのだそうです。

   自信満々なので、まるで異世界の楽器であることに気づいていない。
   弓の使い方も左手の弦の押さえ方、動かし方、すべてが完全に違うのに、
   なんとか易々と弾けるので、
   ヴァイオリンの弾き方で楽々と弾けると思っているけど、
   どこかで壁にぶつかって、砕けてしまう人がかなり居るのだそうです。

   プライドが方向転換を許さないのかもしれません。
   いったん身体がヴァイオリンに順化してしまうと、
   別の動きはできなくなってしまうのかもしれません。

私はそんな弦楽器演奏とは無縁なので、
ひたすら先生の教えを守って、
一歩一歩、千鳥足で進んで行くことにしましょう。

どの先生も一様におっしゃることですが、
手の施しようのない生徒がいるのだそうです。

   せっかく貴重なノウハウを教えようとしても、
   目が死んでいて、耳が閉じていて、心は遠く飛んでしまって、
   上の空。
   もっと悪いのは、以前に習ったことに固執して、耳を貸そうとしない。

二胡でもそうですが、せっかく二胡を習い始めたのだから、
中国音楽、二胡音楽をコンサート、CD、DVD、YouTubeなどでひたすら、
よい演奏、よい演奏家を捜し求め、
よい演奏と悪い演奏の区別ができるようにならなければならないのは当然です。

   でも、そんなことをする人は極めて少数です。
   だから、よい演奏、よい演奏家が分からない。
   自分の先生がどの程度かも分からない。

私は300枚以上CD、DVDを買い集め、聴き、
コンサートにも行き、YouTubeは日常終始検索しています。

   大好きなんだし、偉大な演奏家の偉大な演奏を聴きたいからです。
   そして、平凡な演奏家の演奏とまるっきり違うことも分かります。
   
劉継虹先生はそんな偉大な演奏家のおひとりなのです。

   そんな偉大な演奏家に個人レッスンしていただく、
   これを至福の境地と言わずしてなんと言えばよいのでしょう?

ただし、至福の境地は、
妻によって一部ぶちこわされるのが落ちなのですが。
私のレッスン時間の終わり前10分、
妻がレッスン室に入ってきて、横でじっと観察。

   あとで、
   「あなた、先生がせっかく教えようとなさっているのに、
   楽器見たり、触ったりして、真剣味がまったくないわよ」
   前回も同じことがあって、後で、
   「あなた、ずっと肩に力が入りっぱなしだったわよ。
   あれじゃ、見込みないわよ」

ああ、私も、自分がそう思っているほど、よい生徒ではないみたいですね。
妻曰く、

   「ほめられているようじゃ、完全な初心者という証拠。
   先生がプロを教えるときなんて、手が飛ぶし、目つきも厳しくなって、
   ずけずけ容赦ないんだから」

   こわいですねえ。
   ずっと初心者のままでいようっと。




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by hologon158 | 2014-12-11 11:40 | ホロゴンNOVA | Comments(0)