わが友ホロゴン・わが夢タンバール

570.03 ホロゴン外傅142「2015年1月18日 梅田はスイター日よりだった」3 美しい言葉


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1月18日日曜日は2015年最初の吉田正写真教室でした。

    そのせいか、吉田正さん、とても気合いのこもった講義でした。
    昨年のパリフォト月間での個展の大成功で、
    本年に期するところがおありなのではないでしょうか?

20年前、フリーとなって独立されたときに遡って、
写真の道を巡る奥深いなお話をどっさりうかがうことができました。

    速記でもできればよかったのですが、
    私が速記を習ったら、
    伝説の超高速速記者と同様のことが起こったことでしょう。

    その速記者、あまりも超高速であったせいか、
    自分の記録した速記符号が自分でも読めず、
    ついにオリジナルの文章を復元できなかったそうです。
    だから、とくに気に入った言葉だけメモするにとどめました。

吉田正さん、独立をするにあたり、
奥様の了解を求められたそうです。

    奥様は釘を刺されたそうです、
    それは構わないけど、今の生活の質を落とさないように、と
    これ以上のプレッシャーがないのではないでしょうか?

でも、先生、果敢に独立を実行されたようです。

    「独立してみると、これまでのように会社相手に注文が来るのではなく、
    仕事は全部自分一人に来る、」
    そう考えて奮い立ってがんばられたのですが、
    反面、こうも反省されたそうです、
    「今やっていることに満足できるか?
    明日死ぬかもしれないのに?」

そこで、出された結論はこうです、

    「原点に戻ろう。
    最低限の仕事はこなしながら、
    自分の写真を撮り、作品を作ろう」

    「でも、どこかでそう決断したからと言って、
    簡単に作品ができるものでもない。
    流れに逆らいながら、抵抗しながら、
    もがいている内に、そうなっていくものです。
    そんなとき、基本精神として考えたのは、
        遊びが基本。
        だけど、遊びなんだけど、それを精一杯やらないと、
    なんにもならないじゃないか?」

こんな風に自分の写真を撮り始めて感じたことは、

    「自分の写真を撮るためには、人と同じことをしてもしかたがない。
    自分は人と違うんだということを忘れないことが大切。
    人との違いが分かるためには、
    人との違いをしっかり理解しなければならない。
    だから、あくまでも自由に、
    自分らしい写真を撮ること」

    「みなさんの写真を見るときも、
    こんな風に撮ったらとアドバイスすることはないでしょ?
    そんなことができるとも思いません。
    それぞれに自分の生活の中で写真を撮ってほしい。
    美しい写真を撮ろうなんて言っても、意味がない。
    大切なことは、美しい光景を撮ることではなくて、
    美しい心で撮ることです」

このような美しい言葉を語る写真家が
日本中にそんなにたくさん居るとは思いません。

    写真はうまいけど、心を割って語り合える心も言葉も持たない、
    そんな写真家ならざらに居ます。
    でも、うまい写真なんか、見飽きました。
    心にぐっと深く染み込んでくる、そんな写真を見たいし、
    そんな写真家の言葉を聞きたい。
    
私のそんな夢をかなえてもらっているのですから、
今日も至福の境地でした。
                            [次回に続く]
by hologon158 | 2015-01-20 16:16 | ホロゴン外傳 | Comments(0)