592.12 ホロゴントラベル19「2015年3月24日スピードパンクロは麗江の町で」12 なにかと顔に
私のロボグラフィは「悪趣味」だと思っている人が多いし、
私もそれを認めます。
たとえば、タキシードに草履を履いたり、
西部のカウボーイがぴかぴかの紳士靴を履いたり、
イブニングの下半分がジーンズだったり、
そんな人物が場違いのストリートに出現したら、
わー、悪趣味!
でも、実はその人には、そんな姿をしたくなる理由、
切実な気持ちがあるのかも知れません。
本人以外には、誰もそれが分からない。
私のロボグラフィも、そんなものです。
「なんでこんなものをこんな風に撮るのですか?」
と尋ねられて、大まじめに、
「それには、2010年代における日本文化のなんたらかんたら.....」
とやるような人は、ロボグラフィには向いていません。
そっけなく「ほっといてください」位しか答えようがないですね。
先日、雨の中路傍を撮っていたら、近づいたご婦人が、
「いいお花が見つかりましたか?」
でも、そこには花などまったくないゴミため同然の場所。
思わず答えてしまいました、
「いえ、なにかと顔に見えるものが見つかりますので.........」
ご婦人、ぎょっとした風で、答えないまま、
そそくさと通り過ぎてしまいました。
いけませんね。
救急車が来るかも知れませんね。
でも、ですよ。
私もちょっとおかしい。
そういう時こそ、自由を濃厚に感じるのですから!
人には絶対に分からないような境地に遊べるって、
自由そのものじゃありませんか?
人まねじゃなく、心から自分の欲するなにかを見つけて、
それに専念できるって、
ついに独創的な才能を見つけられなかった人間に残された、
わずかな自由の隙間。
そうではありませんか?
「自己満足」の極致ですが、
それがどうしたの、いけないことなの?
そういう気分。
by hologon158
| 2015-04-28 23:15
| ホロゴントラベル
|
Comments(0)