605.06 ホロゴントラベル26「2016年3月6日ホロゴンもまた里に幽玄を」6-完-ホロゴン散歩
7月2日木曜日のホロゴン散歩のつづき。
空気ケーキの喫茶店を出たのが2時10分。
近鉄奈良駅のバス停近くの行きつけの喫茶店に入ったのが、
午後4時10分ですから、不覚にも2時間撮り続けてしまいました!
私が厳守したいと思っている撮影リズムは、
1時間撮影、半時間休憩。
これが体力相応です。
それなのに、なぜこう知らずして無理をしてしまったか?
次は近鉄奈良駅近くの喫茶店で休憩、
そう心に決めてしまったからです。
こんな杓子定規な動き方は自由人にはふさわしくありません、
と謙虚に反省するのはこれ位でいいでしょう。
楽しかったのは、Hologon15mmF8Uによるロボグラフィ撮影。
「ロボグラフィ」「ロボグラフィ」と、
ことさら写真用語のようなタームを繰り返しますと、
初めてお読みになった方はきっと誤解なされるでしょう。
ふーん、そんな撮影コンセプトがあるんだな。
全然ありませんね。
私が発案したのは「ロボーグラフィ」
それを英語学の大家であるNKさんに、
「ロボグラフィ」がふさわしいと修正していただきましたので、
「ロボグラフィ」は、私たち二人の合作の用語。
今でも二人だけしか使わない用語。
いったいロボグラフィとは何か?
この宇宙の森羅万象のうち、道ばたで見つかるもの、人、光景、
これがロボグラフィ(路傍+フォトグラフィの合体)。
対象はなんでもよろしい。
撮り方もどんな撮り方でもよろしい。
だから、写真家でもあるNKさんとただの素人である私とでは、
まるで異なる様相を呈します。
でも、どちらもロボグラフィには違いがない。
ロボグラフィの面白味は、
写真的にいわゆるフォトジェニックでもなんでもないものが、
なにかとんでもないなにかのシンボルに見えることがある、
あるいは、撮りようによっては、とんでもない形象に変容してくれる、
そんなところでしょうか?
今日歩いたのも、私にとっては文字通り何十回も歩いたルート。
それなのに、とんでもなくおもしろいものを次々と発見しました。
ヘラクレイトスの川と一緒です。
私も変わり、道も変わっているのですから。
ここで重要なポイントは、この「もの」というのは、
あなたや多くの人たちにとっても面白いものである必要は、
全くないということ。
私にとっては、面白いもなにもありません、
それは私の人生の体験となってくれたものなのですから。
私にとっては、それがすべて。
人がどう思おうが、知ったことか、ということ。
それがはっきり写真に現れているので、
ほとんど誰も私の写真に感銘を受けません。
それがどうした?
それはその人の問題であって、そのことに私は関わりがありません。
人には人それぞれの写真があり、その選択は人間性に根ざしています。
他人の真似をしている人は、それ以前の問題で、
そもそも写真に向いていないだけのことです。
by hologon158
| 2015-07-05 21:57
| ホロゴントラベル
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