669.01 ホロゴン外傅184「2016年10月11日スピードパンクロ50㎜F2も奈良町で」1 味わい勝負!
前回のシリーズは中将姫光学さんからその場でお借りした、
ニッコール50mmF1.1。
実は、かなり前からお借りしているレンズを先行して使いました。
スピードパンクロ50㎜F2
前者は当時稀な大口径を看板に掲げた、おそらく稀少レンズ。
これに対して、後者は映画会社がバンバンと使いたおした、
35㎜映画用レンズ。
さりとて、こちらもそんなに沢山映画会社があったとは思えませんから、
製作会社もユーザーもはるかに多い35㎜スチールレンズと比べると、
製造本数もユーザー数も一桁二桁違っていたでしょう。
勝手な推測ですが、映画キャメラマンたちが名画を撮れるかどうか、
撮影技術、撮り方、設定もさることながら、
レンズそのものが独特に優秀でないと、使ってもらえなかったでしょう。
特撮もアニメもコンピュータ処理も頼れないのですから、
撮れなかったものを処理で名画に変身させることなどでっきこありません。
その意味で、スピードパンクロ50㎜F2は素性そのものがやんごとないわけです。
300枚ちょっと撮り、200枚を選びました。
ニッコールとの味わい勝負!
今回の前半のきっかり15枚は、偶然ながら、
我が家の近くのバス停までの道すがらの物語。
一体、どんな田舎に住んでるんじゃい?
そう驚かれる方も多いでしょう。
一望して3人以上の人間を見るのはいやだ、と感じる私ですから、
実は、この程度の田舎が丁度よい加減の住環境。
しかも、周辺の住民はほとんどすべて私より年上。
すでに、子供達など稀、それどころか、
夫婦健在の家庭も50パーセントを割っているみたい。
とくに十数年前に引っ越して来た当時元気に出没していた男たち、
悲しいことにほとんど見かけなくなり、
出会うのは、よぼよぼの老人ばっかり(これ、内緒に)。
住人が姿を消した住居も稀ではなく、
あちこちに「売り家」と掲げる埴生の里、
なんて川柳を作りたくなってしまいます。
水素吸引、半身浴、ストレッチ、ウォーキングと健康維持に狂奔するのも、
この裏ぶれた環境が大きな要因となっています。
あんな風に老いぼれたくない!(これ、内緒に)
このバス道が私のお好みのロボグラフィ地帯。
バス時刻の5分前に出て、必ず十数枚撮ります。
後半の奈良公園の写真たちも含めて、
スピードパンクロ50㎜F2の印象の第1は、
主人公をしっかり引き立てる演出にぴたりのレンズだな。
by hologon158
| 2016-12-06 15:55
| ホロゴン外傳
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