わが友ホロゴン・わが夢タンバール

724.01 ホロゴン外傅226「2017年11月14ズマロン35㎜F3.5が雨模様の奈良町に」


6月4日月曜日、陳少林先生の揚琴伴奏レッスン日でした。
いつもの曲を果てしなく繰り返しています。
二胡の主奏を揚琴が伴奏するのですが、揚琴は脇役。
でも、伴奏者にとってうれしいことに、
中国音楽の場合、2つの楽器が一緒になることで、音楽になる、
そんな作りになっています。
日本の歌謡曲のように、伴奏が「ブンチャッチャ」とリズムを合わせるだけ、
というのとは大違い。
そんな曲もないわけではありませんが、
私が自分で課題曲を選ばせてもらえるので、
まともにがっぷり四つに組む曲を選んでいます。
段々と音楽らしくなっていくのがうれしいですね。

ところが、陳少林先生のレッスンの楽しみは、
実は別のところにもあります。
一曲が終わるごとに、二人で夢中に話し込んでしまうのです。
さまざまな話題を話しますが、
今日一番面白かった話題は、二胡の学習の問題。
陳少林先生の生徒にはかなりの数のピアニストがいます。
ところが、ピアニストが二胡を習得できる方の比率は、
これまで楽器を習ったことのない人より低いのです。

二胡は他のあらゆる楽器と違います。
もっとも、実のところ、どんな楽器もそうなのでしょうけど、
二胡は、二胡自体の修得が特別に難しいのです。
たった2本の弦が縦に重なっていて、
間に挿入した弓を押し引きして音を出すのですが、
押し弓と引き弓とでぜんぜん奏法が違う。
2本の弦、内弦と外弦でも違う。
さらに、フレットまでない。
ピアノとはまったく異なるコンセプトの楽器なのです。
ヴァイオリンとは似ているように見えますが、
似ているのはほんの一部で、
ヴァイオリンの奏法は二胡には役立ちません。

プロの音楽家たちは徹底的に心身を一つの楽器に特化しているので、
すでに身につけた技術が二胡演奏の邪魔になることがあるようです。
プロには、だからと言って、自分の修得した技術を振り捨てて、
初心者となって、一から二胡を学び直すことが大変に難しいのだそうです。
だから、たいていの方は途中で挫折するのだそうです。
そんなハードルを飛び越えた音楽家たちは、
もちろん、素人とはレベルの違うパフォーマンスでしょうけど。

この話から発展した方向は、当然のことかも知れませんが、
過去を振り捨て、新しい方法を修得するという点で、
退職老人の生き方と重なるという話しに移行しました。
退職男性は、長年、階級社会での勤めを続けたせいで、
どんな人もとっさに自分より上か下かを見積もる癖がついてしまっています。
そこで、資力、年齢、過去の地位の名残の気配、振る舞い等を見積もって、
自分より上か下かを見極めて行動しようとします。
ところが、現実には、退職者間にはそんな階級差など無意味。
だけど、まるで階級差があるかのように振る舞わないと、
気持ちが落ち着かない。
そのギャップがあるために、
正常で健全な人間関係を築き直すことができません。

以前に書きましたが、
そのせいで、不機嫌となり、自分の殻に閉じこもろうとし、
見知らぬ人間と温かい挨拶など交わすことができません。
退職後の第二の人生に備えて、もう一度、
新しいことを学び直すエネルギーもないので、
テレビ漬け、新聞漬け、家事一切あなた任せ、
食っちゃ寝、食っちゃ寝の人生に堕してしまい、
どんどん老いさらばえていく老後、
という羽目に陥りかねません。

目を見たら、分かります。
鏡を見る度に、まず、チェックするのは目ですよ。
あなたはきらきらと輝く好奇心に満ちたまなざしをしていますか?




c0168172_14425671.jpg
c0168172_14430345.jpg
c0168172_14431124.jpg
c0168172_14431831.jpg
c0168172_14432493.jpg
c0168172_14433158.jpg
c0168172_14433714.jpg
c0168172_14434459.jpg
c0168172_14435119.jpg
c0168172_14435785.jpg
c0168172_14440425.jpg
c0168172_14441287.jpg
c0168172_14441969.jpg
c0168172_14442757.jpg
c0168172_14443693.jpg
c0168172_14444315.jpg
c0168172_14445164.jpg
c0168172_14450479.jpg
c0168172_14451239.jpg
c0168172_14451940.jpg
c0168172_14452785.jpg
c0168172_14453569.jpg
c0168172_14454380.jpg
c0168172_14455117.jpg
c0168172_14460836.jpg
c0168172_14462009.jpg
c0168172_14462717.jpg
c0168172_14463405.jpg
c0168172_14464238.jpg
c0168172_14465148.jpg
c0168172_14470092.jpg
c0168172_14471410.jpg
c0168172_14473136.jpg
c0168172_14473982.jpg
c0168172_14474788.jpg
c0168172_14475586.jpg
c0168172_14480574.jpg
c0168172_14481696.jpg
c0168172_14482518.jpg
c0168172_14483319.jpg
c0168172_14484176.jpg
c0168172_14484978.jpg
c0168172_14485823.jpg
c0168172_14490868.jpg
c0168172_14491761.jpg
c0168172_14492787.jpg
c0168172_14493696.jpg
c0168172_14494543.jpg
c0168172_14495931.jpg
c0168172_14500718.jpg
c0168172_14501621.jpg
c0168172_14502609.jpg
c0168172_14503571.jpg
c0168172_14504308.jpg
c0168172_14505191.jpg
c0168172_14511173.jpg
c0168172_14512501.jpg






by hologon158 | 2018-06-05 14:55 | ホロゴン外傳 | Comments(0)