791.01 ホロゴンデイ216(2018年11月23日京都四条を舞台にホロゴンは華麗に舞い)1 信仰
私は信仰をもっていません。
完全無宗教。
でも、宗教には関心が強く、
仏典もかなり読んでいますし、
新約聖書も何度も読みましたし、
旧約聖書もかなり読みました。
そして、いつも悩むのです。
たとえば、ユダヤ教徒は、創世記の数々の出来事、
そして、モーセやヨシュアの事績を、
本当にあったことと信じているのだろうか?
旧約聖書にしても新約聖書にしても、
部外者ならかなりいぶかしく思う部分が随所に散見されます。
たとえば、イエスは磔刑に処せられます。
彼の弟子たちは全員イエスの使徒であることを否定し、
逃げてしまいます。
ペテロの姿はかなり卑怯で惨めです。
まったくかっこ悪いのです。
そして、旧約聖書になると、これでもかこれでもか、
とあきれるほどの愚行、悪行の連続と言いたくなるほどです。
サウルやダビテと来たら、神の選びし王者なのに、
裏切り、不信、不貞、疑心暗鬼、迷妄等々、
どちらかと言うと、恥ずかしい人物です。
なぜ神がこのような人と知りながら、選んだのでしょう?
神は言います、
「右の頬を打たれたら、左の頬を出しなさい」
このような自己犠牲的な行為を行うクリスチャンって、
いるのでしょうか?
キリスト教国の王様や貴族、軍人たちはその正反対ですね。
私には、福音書のイエスの言葉のすべてが福音であり、
キリスト者が倣うべき基本精神に思えます。
でも、自称クリスチャンたち、
イエス様の言葉なんか完全に無視して、
異教徒も同信徒も区別なく、無差別に殺しまくっている。
そして、自分は天国に行けると信じています。
じゃ、一体彼らはなにを根拠に、
キリスト教の天国に行けると考えているのでしょう?
洗礼を受け、秘蹟を受けたから、なのでしょうか?
こうなりゃ、神やイエス様の教えに従わずとも、
つまり、殺人、盗み、姦淫、虚言等々、なにをやっても、
神様は天国に迎えてくださるんだ!
そう思っているのでしょうか?
思っているのでしょうね。
こう言うのをダブルスタンダートと言いますね。
自分は他人の妻を平気で盗み取っても、
自分の妻が寝取られたら、金切り声を上げるでしょう、
十戒を守らぬ瀆神のやからなど殺してしまえ!
十戒とは敵が従うべき戒律なのです。
マザー・テレサさんのような人は例外中の例外、
だから、尊崇されるのでしょう。
若い頃、後輩にクリスチャンがいました。
彼に尋ねました、
「キリスト教が成立する前に何万年と人類は生きてきたんだけど、
彼らはイエスのことも、キリスト教のことも知らなかった。
彼らは死後どこに行ったんだろう?」
「地獄ですよ」(ニッコリ)
「キリスト教が成立した後も、世界中のほとんどの人たちは、
キリスト教のことなど知らなかった。
彼らは死後どこに行ったんだろう?」
「地獄ですよ」(ニッコリ)
尋ねませんでしたが、信者じゃない私も同様の運命でしょう。
正真正銘のクリスチャンはそんなことは言わないでしょう。
でも、神が人類のためにこの宇宙を創造されたという思想は、
その人類、とくにキリスト教国が先進国家として、
まさに地球を汚しまくり、他の種を滅ぼし続け、
生態系を破壊することによって、
人類そのものの生存をあやうくしている事実を前にして、
妄想でしかなかったという印象を強めつつあります。
神は、アブラハム、イサク、モーセ、ヨシュア、ダビデ、
ソロモンのためにあれだけ手厚く救いの手を差し伸べ、
この世の救いのために我が子イエスを犠牲にしたのに、
今や地球文明は危機に瀕しています。
でも、そんなクライシスの行く末は神でなくても明らかなのに、
今はなぜか知らんぷりなさっているようで、
どうも理解できませんね。
でも、それでも、上記に述べた様々な不都合、かっこ悪さに、
逆に心に引っかかるものがあります。
このような不利な史実を隠さない聖典って、珍しい。
むしろ隠すことができたはずなのに、それをしなかったのは、
動かすことのできない正真正銘の史実だから?
また、バイブルを読んでみることにしましょう。
by hologon158
| 2019-05-28 22:07
| ホロゴンデイ
|
Comments(0)