わが友ホロゴン・わが夢タンバール

21.2 ホロゴンデイ5「2005年6月15日の加茂町」2 玄関まわりも住む人につれ老化してゆくようで


Flickrのホロゴン写真たちを見て、
やたら訳もなく感嘆し、驚嘆し、賛嘆してしまった私ですが、
その後、ちょっと考え込んでしまいました。
ホロゴンのような撮り方の難しいレンズなのに、
どうしてこんなにたくさんの人が、こんなに多種多様の作品を作ることができるのか?
皆さん、楽々と撮っておられるようです。
私のように、「弁慶の千人斬り」なんて思いこみで、
営々と労苦を重ねている人はあんまり居られないようです。
でも、それなのに、というより、それだからこそ、
感嘆し、驚嘆し、賛嘆してしまうのです。
もともと、私は自分の撮れない写真で、
自分だって撮りたいと思うような写真を見ますと、
めったやたらに感激するのが、私です。
私の友人の一人が、先日つくづくあきれたという感じで、
「どうして、人の写真にそんなに興味を持つのかな?
ぼくにはどうもよく理解ができませんよ。
ぼくは、人の写真にはそんなに関心がありませんよ」
この友人、心の狭い人ではないのです。
でも、人の写真にわっと飛びつく人ではありません。
だから、私のブログもまだ見たことがないほど。
日々の仕事に疲れて、夜はゆっくりと休みたいからなのです。
それはそれで、私も十分理解できます。
私の方が異常なのかも知れません。
でも、私は、人の写真が大好きなのです。
時折、無条件に息を呑むような写真に出会います。
これが私の至福の瞬間なのです。
これからFlickrでそんな至福の瞬間をたくさん味わうことでしょう。
さて、本題に入りましょう。
人の写真から自分の写真に戻ると、いつも思うのですが、
なんて地味な、なんて人の心を惹かない写真たちなのでしょう。
でも、もっと華麗なる写真世界を展開しようとしても、
そんな写真は私のストックの中にはまったくないのです。
本日の写真も、おそらく住む人たちが老齢化したのでしょう、
それにつれて、静かに老化しつつある家々の玄関まわり。
すべてが老いを感じさせます。
その中で、植物だけが新たないのちを輝かせている。
この町もまた過疎となりつつあるのでしょうか?

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by Hologon158 | 2008-09-03 17:53 | ホロゴンデイ | Comments(0)