わが友ホロゴン・わが夢タンバール

31.24ホロゴンデイ11「2008年6月21日の滋賀管浦」24 活力に満ちたデンマーク人、活力を失いつつある日本人


本日は、一週間奈良に滞在したデンマーク人女性お二人の送別会。
妻の年来の友人なのですが、
年長のリスはすでに74歳。
それが前回20年前に来たときとちっとも変わっていない!
お二人とも、驚いたことに、
奈良の町をぐるぐると歩き回り、帰宅するときは常に徒歩!
海の民ヴァイキングの末裔はウォーキングだったのだ!
妻がある日ショッピングに付き合いました。
帰宅して、つくづく感心したように、
「あの2人、さんざん迷ったあげく、
日本人だったら、後で後悔したくないから買ってしまうようなときでも、
迷ったときは絶対に買わないのよ。」
若い方のカレンも、すでに65歳ですが、1ヶ月後にはアフリカのマリに出発。
3週間ボランティア活動をするというのです。
リスの方は、帰宅すると、家に待っているのは、
すでに2年ボランティアでホームステイさせているネパール人学生。
「とっても可愛いのよ」という笑顔の可愛いこと!
随分昔、ホームステイさせた外国人に、
リスの家伝の銀食器をごっそり持ち逃げされたこともあるというのに、
ずっとボランティアのホームステイを続けているのです。
堅実な気構えで生活を心から愉しみ、しかも社会奉仕を忘れない。
デンマークが、小国でありながら、
いまだに世界に独自の存在を誇ることができるのは、
こんなうるわしい国民性をもつ国民たちの力であると納得させられました。
自己中の社会に陥りつつある日本、私も含めて、恥ずかしいですね。
さて、長い間、管浦シリーズを続けています。
皆さん、ご退屈かもしれませんね。
後、3回の辛抱ですよ。
今回は、不在を主人公としましょう。
大浦港近くの広大な公園には人っ子一人いません。
静かです。
静かすぎます。
空虚。
廃村でもなんでもありません。
人々がしっかりと生活をしている町です。
でも、公園には人っ子一人いないのです。
なぜでしょうか?
公園で遊ぶような子供のいる若夫婦があまりも少ないからでしょうね。
これが日本の高齢化の果てにある未来なのでしょうか?

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by Hologon158 | 2008-10-07 21:24 | ホロゴンデイ | Comments(2)
Commented by yoshipass at 2008-10-07 23:25
今日の写真、グッと来ます!
人がいないのに人の気配のする写真?
それとも、人がかかわっているのに人の気配が感じられない写真?
・・・やっぱり写真は面白いですね!!!
Commented by Hologon158 at 2008-10-08 00:30
re)yoshipassさん
ありがとうございます。
私は、自分自身はにぎやかな男なのですが、
こんな寂しいような、すがれたような、たそがれたような光景が大好きなのです。
だから、メッタヤタラに撮ってしまいました。
撮ってしまうと、ブログになにがなんでも掲載したくなる。
文章も写真も整理不足でもうしわけありません。
と言いつつ、整理なんかするつもりがない私、いけませんね。