わが友ホロゴン・わが夢タンバール

2008年 11月 05日 ( 3 )

38.14ホロゴンデイ16「2005年12月3日の京大界隈」14 写真にだって天才がいるんだなあ!


頭脳明晰な日本人は?
そう聞かれたら、どう答えますか?
男性なら、勝海舟でしょうか?
でも、女性なら、すかさずこう答えさせていただきます。
3人いる!
紫式部、清少納言、そして樋口一葉。
この3人ときたら、もう甲乙つけがたいですね。
「源氏物語」「枕草子」「たけくらべ」
この3冊を読んでいて、その歯切れのよさはたとえようがありません。
この3人のことはまた別に書きたいのですが、
今回は、これは前置き。
この3人のように歯切れの良い語り口の写真、
誰が撮った?
そう尋ねられると、やっぱりすかさずこう答えたいですね。
ジョセフ・クーデルカ
1968年のチェコのプラハへのソ連軍侵攻の際にスクープしたのが彼。
まだ完全な素人だったのですが、
この非道を世界に訴えるべく命がけで撮り、命がけで国外に持ち出して発表。
そのまま報道写真家になってしまった人物。
その最初の写真から天才ぶりを発揮。
彼の35㎜モノクローム写真はまるで神話世界のルポルタージュのよう。
ドラマチックで、
無類の切れ味、
それなのに、叙情に溢れている、
まことに不思議な写真世界です。
この人の写真を見るにつけ、
写真にだって天才がいるんだなあと、妙に納得させられるのです。

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by Hologon158 | 2008-11-05 21:29 | ホロゴンデイ | Comments(2)

38.13ホロゴンデイ16「2005年12月3日の京大界隈」13 ただの薄汚れた、時代遅れのがらくたじゃないか!


インターネットのブログの世界に来て嬉しかったこと、
それは、訳の分からない写真を撮る方がほとんど居ないこと。
いるとすれば、私かも知れませんが、それはさておき、
皆さん、ものであれ、情景であれ、心象であれ、
写真をまともに撮ることによって、なにかを表現しようとしておられます。
ところが、一歩、ブログ界を踏み出して、
いわゆる写真界に入ってご覧なさい、
一世代以前の大写真家たちの具象表現としての写真は時代遅れとして影が薄くなり、
私のような一般市民には訳の分からない抽象世界に変貌してしまいました。
なぜなのでしょうか?
世界の価値観が四分五裂に分岐、分裂してしまい、
なにもかも仮借なき変貌と転落の斜面を転げ落ちていく傾向にあり、
安定、安全な基盤を持つ存在がどこにも見つけることができなくなり、
明日、なにが起こるか分からない未知の危険が世界に満ち満ちていること、
こうしたことが関係しているのかも知れません。
そのような世界では、愛、希望、期待、友情、信頼、善意などという、
明るい世界を象徴するような価値はすべて不信の目で見られるようになり、
不安、不信、恐怖、怒り、失望、絶望といった、
鬱積、鬱屈した否定的な感情が支配的となりつつあります。
写真家はそんな現代状況をまともに捉えて、写真によって表現することとなります。
それが、森山大道、荒木経惟などを旗手とする、
時代精神に鋭敏に反応する写真家の真骨頂というわけです。
私はそんな写真界の潮流をどう感じているか?
もううんざり。
かってにおやりなさい。
私は写真界とは無関係なのだから、私の撮りたい写真を撮り、
心を温めてくれる写真たちを観て、喜ばせていただきます。
ロボーグラフィは、先に述べたような閉塞、分裂に向かう世界のなかで、
一生懸命に古きよき時代の名残をとどめようとする路地裏の光景を撮るのです。
ただの薄汚れた、時代遅れのがらくたじゃないか!
そうおっしゃる方もおいでのことと思います。
それも一つの見方なのでしょう。
ただし、私は別の見方をさせていただきましょう。

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by Hologon158 | 2008-11-05 18:31 | ホロゴンデイ | Comments(0)

38.12ホロゴンデイ16「2005年12月3日の京大界隈」12 バイクにも悩みや歓びがあるのでしょうか?


またもや、バイク!
バイク、
バイク、
バイク!
私はよっぽどバイクが好きなのですね。
各社横並びのようなのですが、なぜかバイクという乗り物のデザイン、
もっと大型のいわゆるオートバイよりも、ちょっと精密な感じがあります。
廉価版なだけに、外観だけでも上等に見えるようにしよう、
そんな心理が働いているのでしょうか?
このあたりの機微、
ちょっと大判、中判の写真と、35㎜フィルムによる写真との差にもつながります。
小さなフォーマットに収めるだけに、
ぎっしりと凝縮される空間、物質描写にしたい、そんなところでしょうか?
暮れ方のバイクたち、
シャープな横顔ながら、どこか沈思黙考する風情。
バイクにもバイクなりに悩みや歓びがあるのでしょうか?

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by Hologon158 | 2008-11-05 00:04 | ホロゴンデイ | Comments(2)