わが友ホロゴン・わが夢タンバール

2009年 09月 02日 ( 3 )

104.30 ホロゴン写真展2「古色拾い」30 男どもをぶっとばし

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レンブラントとほぼ同時代に、オランダで活躍した画家がもう一人。
フランス・ハルス
「笑う画家」と呼ばれたそうです。
たしかにハルスの肖像画の多くが、微笑みを浮かべた人物。
でも、白眉は、なんと言っても、この「ジプシーの女」でしょう。
ハルスが描いたのは、たいてい、小市民たちでした。
まさに、この時代の人々がどんな顔をしていたのか?
どんな人柄であったか?
ハルスの作品を研究すれば、かなり分かってくるのではないでしょうか?
でも、このジプシーの女は永遠です。
ここには、女性の持つ魔性と知恵が全部現れている、
そんな感じさえします。
なんと不敵な笑いでしょうか?
かんという活力でしょうか?
この視線の向こうに居るのは、もちろん、男。
だけど、彼女は、この男を男性としては見ていない。
獲物、餌食として、すでに食ってしまっている。
男どもをぶっとばし、笑い飛ばし、だまし飛ばして生きた女性の一代記、
そんな肖像画です。
これほどまでに生き生きとして力強い人間像を描いた肖像画は、
そんなに沢山はないのではないでしょうか?
小品ですが、この一枚だけでも、ハルスは美術史に名をとどめることが出来た、
そして、ハルスはほんとにこの女性に出会い、この不敵な面構えに心を奪われ、
一生忘れ得ぬ女性として、心にとどめ、
だから、この絵を渾身の力もを込めて描いたのだ、
私はそんな風に思うのですが。
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by Hologon158 | 2009-09-02 21:40 | ホロゴン写真展 | Comments(0)

104.29 ホロゴン写真展2「古色拾い」29  人は見かけによるものなの?

人は見かけによらないものです。
私は、仕事柄、数知れない人に出会ってきました。
一つの傾向があるように感じています。
見かけの立派な人ほど、人柄が悪い。
生物学的な外観ではありませんよ、これは遺伝的なものが支配的でしょうから。
押し出し、風貌のことです。
こんな風に書きますと、たちまちあなたも反応してしまうでしょう。
あなた、こう思っているのではありませんか?
ふむ、俺は見かけが立派だ!
とすると、あいつ、おれのことを見かけ倒しだと思っているのだな?
もちろんそんなことはありません。
あくまでも一般的な傾向なので、誤解しないようにしていただきたいのです。
堂々たる人格者風の風貌と押し出し、
それなのに、次第にその人のボロが見えてきて、結局、中身がまったくないことがわかる。
とても美しい女性で、振る舞いも実に上品。
ところが、中身はまったく美しくもないし、上品でもない。
逆に、ぶっきらぼうで、ずけずけと本音で話す、
でも、よくつきあってみると、心が温かい人だとわかる、
そんなことがよくあるものです。
私の友人が、兵庫県芦屋の高級住宅地六麓荘に住んでいたときのことです。
駅まで歩こうと思って家を出ますと、ちょうど、近所の奥様が自家用車を運転して来ました。
会釈すると、奥様、お上品に「送って差し上げます、お乗りになりませんか?」
とても美しい女性なので、喜んで助手席に乗り込んだのです。
私の友人はがらっぱちですが、
精一杯奥様と上品な受け答えで会話を交わしつつ、車は進みました。
突然、わき道から車が飛び出しました。
その途端に、奥様の口から飛び出したのは、
「あれー」とか「おやまあー」「いやだわ」なんて言葉だったでしょうか?
とんでもない!
繰り返すに耐えないような、下品かつ強烈な罵声!
震え上がったのは、横にいた友人でした。
それ以来、友人が奥様を避けるようになったことは言うまでもありません。
一般的な傾向として、見かけにこだわる人は中身をよくすることをおろそかにしがち。
中身を気にして生きている人は、見かけなんかに気を取られている余裕がない。
ちなみに、私は、あんまり見かけはよろしくない。
でも、だからと言って、私は、中身がよろしいと主張するわけではありません。
もう一つの、もっと重要な傾向があるからです。
人が悪くなると、外観も悪くなる。
生活が荒れると、容貌も荒れる。
でも、もう一つ、これらのさまざまな傾向、原則を越える、重要な原則があります。
人は見かけによる!
矛盾するようなことを書いて、申し訳ありません。
でも、風貌のいかんにかかわらず、人は、人柄を感じさせる、気配を放射しているのです。
人柄の判断は、第一印象で、ほとんど決まります。
たしかに、中身のよい人は第一印象ではわからないことがあります。
人柄のよさはだんだんと沁み出てくるものなのですから。
でも、中身の悪い人、中身のない人は、はっきりと人目でわかります。
結局、好き嫌いを言っているだけじゃないか、そう反論されるかたもおられるでしょう。
そうかも知れません。
でも、この判断が、写真とかテレビを通してでも、同じように実効性がある、
私はそう考えています。
とりわけ中身のない人について、それが言えます。
その人から、なんにも漂ってこないのです。
まるで、ブラックホールのよう。
とりわけ、この世で一番大切なのは金だ、二、三がなくて、四も五も六もみんな金だ、
そんな風に感じている人からは、金の気配しか漂ってこない。
一番怖いのは、自分もそんな風に、人から瞬時に評価されてしまっていることです。
眼力のある人には出会わないようにしましょうね。
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by Hologon158 | 2009-09-02 18:59 | ホロゴン写真展 | Comments(0)

104.28 ホロゴン写真展2「古色拾い」28 脳内コンピューターにも色々あるね

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友人のRAさんが面白い情報を送ってくれました。
1959年、インド人のシャクンタル・デビという若い女性が、
当時オーストリア最大のコンピューターであったURECOMと計算の競争をしたそうです。
問題は、「697,628,098,909」の立方根は?
デビ嬢は7秒間で「8,869」と正解を出したのに、
コンピューターは間違いを回答し、もう一度計算し直して、ようやく正解を出したそうです。
一体、頭の中でどんな操作、演算が行われたのでしょうね?
もちろんこんなことができるのは、ごくごく稀な才能のせいなのでしょう。
でも、人間の脳がそんな働きをすることができるという事実は残ります。
知れば知るほど、人間の脳というのは奇怪なほどに強力なコンピューターですね。
たとえば、あるとき、ふっと幼児の頃のことを思い出すことがありませんか?
私も数日前、幼稚園の卒園アルバムのために写真を撮ったときのことを思い出しました。
私を含む4人ばかりの園児が机を囲んで座っているシーン。
写真屋さんが撮影しようとすると、先生が突然思いついて、私だけ立たされたのです、
手には粘土細工を載せた板をもって。
なんで、こんな馬鹿げた格好をさせられるのか、と考えたことを思い出しました。
こんな何十年も前の記憶をどこに蓄えているのでしょう?
なぜ、突然、甦るのでしょうか?
しかも、瞬時にそのイメージが頭に浮かぶのです。
これもまた、脳のコンピューターグラフィックスなのでしょうか?
私の妻は、なにかの出来事Cを話しているとき、「それって、1993年だった」などと言います。
どうして、そんなことが分かるの、と尋ねると、
Aがあったが1990年で、それから2年して、Bがあり、その翌年がCだった、
などと、説明してくれます。
私の方は、AもBもCもぜんぶ忘却の彼方に捨て去っているのですから、
とても太刀打ちできませんが、これもまた脳のコンピューターの働きなのでしょう。
どうやら、私は、ほとんど使われていないコンピューターを携帯しているようです。
そんな脳内コンピューターを活性化し、活用しない法はありません。
秘訣は、どうやら、使いまくることにありそうです。
なんでも、手当たり次第に、自分の脳内コンピューターでチェックし、演算してみる。
これしかないようです。
私がやっているブログも、怠惰になったり、ぼけたりするのを防ぎたいという気持ちから、
思いっきり脳を使いまくりたいということから。
でも、正直言って、毎日3から7、8回まで文章を考えるって、つらいですね。
たいてい、なにを書いたらよいのか、まったく頭に浮かんでこない。
それを四苦八苦して、思いつくまま書きなぐる毎日なのですが、
でも、その程度では、とても活性化は無理でしょうね。
むしろ正しい栄養補給、睡眠、効率の良い仕事等が大切なのかも知れません。
あなたも、がんばって頭を使いましょうね。
そこで、宿題を一つ。
今回の写真から、次の題で、ショートストーリーを書いてみませんか?
「白いハンガーは、なぜここに掛けられたのか?」
by Hologon158 | 2009-09-02 00:30 | ホロゴン写真展 | Comments(0)