わが友ホロゴン・わが夢タンバール

2010年 03月 01日 ( 7 )

140.16 ホロゴンデイ42「2010年1月23日近江長浜しっとり雨に濡れ」16 人間五十年? はっ!

私が以前所属していた写真クラブのメンバーの方が幾人か、
昨日写真展においでになったのですが、
修羅のメンバーのお一人が撮影地で転倒して骨折、
全治1年の重傷を負われたことをお聞きしました。
予期しないときに、突然襲ってくるのが災難です。
おたがい、気をつけましょう。
私も、少なくとも5年位はブログ人生を楽しみたいものです。
岡本太郎さんにこんな言葉があります。
(「壁を破る言葉」(イースト・プレス)から)

     限界は、考えない。
     人間は、はじめから限界のふちに
     立たされているんだから。

岡本さんらしい逆説的なセリフ。
でも、そのとおりです。
私たちは、一人一人、剣が峰に後ろ向きに立っているのです。
どうすればよいのか?
前に向かって足を踏み出すだけ。
ひょっとしたら、そちらも剣が峰かも知れません。
それでもいいじゃないですか?
私たちは、常にサドンデスなのですから。
信長のことを思い出してください。
彼はどうやら本気でそう信じていたらしい。
ついでに、信長が好んで舞った「敦盛」のことばを引用しておきましょう。

     思へばこの世は常の住み家にあらず
     草葉に置く白露、水に宿る月よりなほあやし
     金谷に花を詠じ、榮花は先立つて無常の風に誘はるる
     南楼の月を弄ぶ輩も 月に先立つて有為の雲にかくれり
     人間五十年、化天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり
     一度生を享け、滅せぬもののあるべきか
     これを菩提の種と思ひ定めざらんは、口惜しかりき次第ぞ

彼の寿命が49歳で尽きてしまったのは、運命なのでしょうか?
ならば、信長は、人生五十年などと信じない方が良かったのです。
信じることが運命を招き寄せる疑いがあるからです。
     人間五十年?
     馬鹿言っちゃいけない!
     どっこい、私は五十を過ぎたけど、ぴんぴん生きている!
むしろ信じても、なんの害もない次の言葉を唱えて生きることにしましょう。

     人間、生きている限り、死なない!

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by Hologon158 | 2010-03-01 21:18 | ホロゴンデイ | Comments(0)

140.15 ホロゴンデイ42「2010年1月23日近江長浜しっとり雨に濡れ」15 無意味写真尽くし

「永遠を刻みたい」なんて書きながら、
前回アップした写真は意味不明の路面模様。
これじゃ、観るほうがアップアップですね。
自分でもそんなことはちゃんと分かっているのです、
理解のとっかかりがない、そんな写真ばかりですね。
昨日、写真展会場で幾人か、私のブログをご存知の方に出会いましたが、
ブログの話題は出ても、ついに私の写真に関するコメントは出ずじまい。
お一人から、「一日中やっているので?」と質問されたことは書きました。
別の方からは、1つ聞かれたことは、
    「なんであんなに沢山の写真があるんですか?」
    「パソコンのハードディスクにまだファイルが400位あります」
    「へええー?」
これで終わり。
これは、昨日に限ったことではありません。
常に、常にそうなのです。
写真の仲間たちとブログを始めてから幾度も会っていますが、
私のブログのことが話題になったことはゼロ。
どんなところに行っても、私のブログをご存知の方から、
私の写真について、ついにいかなる印象も聞いた記憶がありませんね。
私のブログにコメント欄を開いていた当時も同様でした。
ほんの数回だったでしょうか?
それほどまでに、私の写真というのは、私以外の人には意味がないのです。
意味があるとすれば、せいぜいホロゴンの作例程度。
この格差が、私のブログの大いなる特徴と言いたいですね。
私にとって意味があればあるほど、私以外の人には意味がない!
このことを、私は自分の道の正しさの証明を考えています。
14年半前に私が決意した、自分のためだけに撮るという方針が、
しっかりと実行されていることがわかるからです。
どんな人間にも野心があり、志があります。
私だって、写真で名声を上げたいという野心を持っているはず、
人はそう考えるかも知れません。
よく友人たちから、「もうそろそろ個展したら?」と言われます。
そんな風にいわば持ち上げていただいても、
私の心は0.1ミクロンも動きませんね。
そんな写真の王道がもうどこにも見えないほど、遠くに来てしまったからです。
その証拠が、前回の写真というわけです。
どうです?
    私がこの写真をなぜ撮ったか、
    どんな意味を感じているか、
お分かりになりますか?

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by Hologon158 | 2010-03-01 15:43 | ホロゴンデイ | Comments(0)

140.14 ホロゴンデイ42「2010年1月23日近江長浜しっとり雨に濡れ」14 1つの永遠を

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前回のように考えていて、気づきました。
私もまた、歌謡曲と同じことをしているんだ!
ぼくも特別な才能のない普通の人間だけど、やっぱり憧れがある。
そんな憧れの気持ちを写真で少しでも満たしたい。
自分が無駄に生きてきたんじゃないんだとなにか形で残しておきたい。
一番良い保管場所は、自分の心と体です。
しっかりと美しい体験を心にとどめておきたい。
身体にもとどめておきたい。
だから、私は繰り返し繰り返し続けることで熟練することにこだわります。
ホロゴンを一万本切りして、ホロゴンというレンズを身体にしっかり沁みこませたい。
揚琴を毎日毎日練習して、下手は下手なりに身体に覚え込ませたい。
そして、もう一つの保管場所として選んだのが、ブログ。
これも毎日毎日続けることで、私の生活の記録となります。
その日のスケジュール、心身の調子によりますが、
毎日欠かすことなく、3回から10回まで、記事をアップしています。
昨日、写真展にお出でになった友人から尋ねられました、
「あんなに沢山記事を出すって、一日中、ブログをしているんじゃありませんか?」
とんでもない。
私にも生活があります。
ブログはその重要な一部ですが、一部にすぎません。
1回の記事を作るのに、せいぜい15分です。
写真をブログ用に整形するのは電光石火済ませます。
すでに身体が覚え込んでいるからです。
文章は、なにを書くか決めるのが一番難しいですね。
でも、思いついたら、あとはキーボードを叩くだけ。
こんな風にして、私は自分を記憶させているのです。
自分で、自分だけでやったと言えることを1つ続けることで、
インターネット空間に、私のために1つの永遠を刻みたい、
きざに言えば、そんなことでしょうか?
by Hologon158 | 2010-03-01 14:40 | ホロゴンデイ | Comments(0)

140.13 ホロゴンデイ42「2010年1月23日近江長浜しっとり雨に濡れ」13 「異邦人」

前にも書きました通り、私は歌謡曲にまったく無関心で過ごしてきました。
先頃、山口百恵に出会って、歌謡曲に目覚めました。
遅すぎる、ですって?
遅すぎるでしょうね。
でも、私にとっては、なにごとも遅すぎることはありませんね。
誰だって、目覚めるときは、いつかある日なのです。
そのとき、どんな風に自分のものにするかどうか?
これだけが大切なことです。
自分に大切ななにかをくれるものなら、どんなときでも大歓迎。
ここでもYou Tubeが新しい世界への「開け、ゴマ」になってくれます。
色々聴く内に感じるのですが、
歌謡曲の世界って、当たり前の人が当たり前の生活を過ごすうちに感じる、
やるせない、満たされない思いをなぐさめるようにできている。
以前、女子十二楽坊で「異邦人」という曲を聴いて、気に入りました。
どこか憧れに満ちていて、転調してゆく進行が心を沸き立たせます。
この度、この曲が久保田早紀という歌手の作曲と知りました。
(ほんと、この人、なんにも知らないね!)
曲の進行も素敵ですが、歌詞がまたいいですね。

(1) 子供たちが空に向かい
    両手をひろげ
  鳥や雲や夢までも
    つかもうとしている
  その姿は 昨日までの何も知らない私
  あなたに この指が届くと 信じてた
  空と大地が 触れ合う彼方
  過去からの旅人を 呼んでいる道
  あなたにとって私 ただの通りすがり
  ちょっと振り向いてみただけの異邦人
(2) 市場へ行く人の波に
    身体(カラダ)を預け
  石畳の街角を
    ゆらゆらとさまよう
  祈りの声 ひずめの音 歌うようなざわめき
  私を置き去りに 過ぎてゆく白い朝
  時間旅行が 心の傷を
  なぜかしら埋めてゆく 不思議な道
  サヨナラだけの手紙 迷い続けて書き
  あとは哀しみをもてあます 異邦人
  あとは哀しみをもてあます 異邦人

自分の場所からどこにも行けない、それが私たちです。
そんな私たちに、しばし異邦人の思いをさせてくれますね。

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by Hologon158 | 2010-03-01 11:40 | ホロゴンデイ | Comments(0)

140.12 ホロゴンデイ42「2010年1月23日近江長浜しっとり雨に濡れ」12 題名論を少し

私は、基本的に、写真に題名を付けません。
もっとも、写真を作品として発表する機会がないので、
もともと題名など考える余地はないのですが、
仮に発表するとしても、今では、題名は付けないことにしたいのです。
以前は、付けていました。
理由は2つ。
  まず、自分がその写真を撮った気持ちを観る人が誤解されないように、
  作意をきちんと伝えること。
  そして、題名を付けることで、作品らしい風格がでるように。
その後、ホロゴンで撮るようになると、
自分の写真を作品と考えること自体が噴飯ものだと考えるようになりました。
自分の歩いた足跡を、1つ1つ記念品に仕上げるような感じで、
なんとも違和感を感じるようになってしまったからです。
今では、いつも書きますように、自分の記憶と考えています。
だからと言って、アマチュア写真家の皆さんが題名を付けることにまで、
異議を述べるつもりはありません。
でも、こんなものはやめて欲しいですね。

  写真にないものを、題名で持ち込もうとすること
  写真がもっているものを、ねじまげて、別ものにすること
  その題名をつけた趣意が、観る人にぜんぜん理解できないもの
  写真が持っているものをぶちこわしてしまうようなもの
  なぜそんな題名になるのか、誰も理解できないもの
  その題名を付けたことを説明しないと、誰も分からないもの
  説明してもらっても、誰も分からないもの
  写真が持っているよりもはるかに高い境地にふさわしい題名
  自分勝手な造語
  観る人に、写真よりも題名に注意をひきつけるもの

要するに、肩肘張らずに、分かりやすい題名にしてくださいね。

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by Hologon158 | 2010-03-01 10:31 | ホロゴンデイ | Comments(0)

140.11 ホロゴンデイ42「2010年1月23日近江長浜しっとり雨に濡れ」11 もう一つ、言いたい

実は、写遊ならサロン写真展で、もう一つ、言いたいことがありました。
でも、それは矢野先生の方針なので、これは言いませんでした。
写真に応じて、フレームの形、色を変え、マットの色を合わせる、
それが矢野先生のポリシーなのです。
私のポリシーは違います。
私は、写真家じゃないし、指導的立場に立ったこともない人間ですが、
ちゃんとポリシーを持っています。
持つなと言われても、持ってしまうので、仕方がありません。
私のポリシーは常に一貫しています。

      Simple is the best.

私は、すべての場面で、このモットーだけで押し通したい、
そう考えています。
私のもっとも大好きな言葉がこの言葉ともう一つ、

      人生、意気に感ず。

古いですね。
でも、どちらも真実です。
写真展に話を戻しますと、
フレーム、マットを完全に単一にするのが正しい、私はそう信じています。
プレゼンは、写真をして自己を語らしめるように助けるためのものです。
フレームは黒で、大きさも同じにし、マットは白、
これが絶対的な基本条件、
この共通グラウンドの上で、写真たちが自由に踊る、
写真はそれを一番喜ぶ、
私はそう考えて、これまでずっとこれで通してきました。
リーダーでもないのに、私が所属したクラブでは常にこの方針を提案し、
たいていの場合、採用してもらいました。
常に成功で、メンバーは常に喜びました。
ギャラリーが実に整然と映えるのですから。
まったくの偶然ですが、奈良市写真美術館(入江泰吉記念)も同じフォーマット。
土門拳美術館から、土門の撮った大和の仏像作品の貸与を受けて、
入江泰吉の作品と対比しつつ並べた企画がありました。
土門自身が選んだのでしょう、マットがなくて、
非常に幅広い板がマットの代わりになっている、豪華で芸術的な木製フレームでした。
鑑賞者がそのフレームに目を奪われる、そんな性質のものでした。
おかげで、写真に対する関心の何分の一かが削がれてしまいました。
こういうのを本末転倒と言います。
フレームもマットも、写真だけをご主人様にして仕える黒子と徹すべきなのです。
だから、人形浄瑠璃では、人形遣いは黒い装束、頭巾で自分を隠すのです。
つまり、黒フレーム、白マットが、たいていの場合、最上の選択なのです。
つまり、私のブログと同じ形式。
私はとても分かりやすい人間なのですね。

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by Hologon158 | 2010-03-01 02:01 | ホロゴンデイ | Comments(0)

140.10 ホロゴンデイ42「2010年1月23日近江長浜しっとり雨に濡れ」10 手遅れになって

前回書きましたことは、たいていの写真クラブ写真展について当てはまります。
それで、そんな風に感じたこと、クラブの方に正直に話したか?
話しましたね。
私は、どこでも歯に衣は着せないことにしています。
ほんとは思ってもいないのに、「いいですね、凄いですね」と褒めちぎり、
外に出てから、聞こえないところで、けなし散らす、そんなことはいたしません。
私はそんな人が嫌いです。
私が思ったことをはっきり言うのは、
写真の先輩であると思っているからではないのです。
写真なんか撮れなくても、写真のことは分かります。
性格的に、黙っていることができないから。
ずっと生涯、そんな人間を通してきました。
損ですね。
たいてい嫌がられますから。
でも、黙っていたら、自分が自分を嫌に思います。
誰に嫌がられるのが一番いやか?
私としては、自分に嫌がられるのが一番いやですね。
というわけで、今日もどっさり話してきました。
皆さん、自分の写真が誰よりもよい作品であるとまでは考えないまでも、
文句を付けられるようなものだとは考えていません。
ですから、きっと不愉快に思われることでしょう。
でも、写真の場合に限って言いますと、
自分の問題点はできるだけ速く自覚すべきです。
そうでないと、手遅れになってしまいます。

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by Hologon158 | 2010-03-01 00:08 | ホロゴンデイ | Comments(0)