わが友ホロゴン・わが夢タンバール

2017年 10月 14日 ( 1 )

707.04 ホロゴン外傅213「2017年9月9日タンバール90㎜F2.2生駒幻泳の1日」4 過剰エネルギーで 


月曜日、親友のDAさんと佐保路を歩きました。
彼から尋ねられました。
「平素はどんなところを回っているですか?」

彼も奈良郊外に住んでいて、
今では定年退職後も仕事を継続しつつ、
週半分はフリーの身です。
佐保路と奈良市内を主な猟場として、撮影を楽しんでいます。
私とちょうど正反対で、「一発必中型」
好みの光景にぶつかると、
奥行きと高さのある見事な情景をしとめます。
いつも書いていることですが、
気配の写真家入江泰吉先生の衣鉢を継ぐような、
大和路の情感の写真家。
だから、一日に撮るのはせいぜい十数枚程度。

私は数で稼ぎますが、情感のこもった写真作品など、
間違っても撮りません。
だから、撮れるのは一山のロボグラフィ。
私だけが心を通わせる、プライベートメモ。

しかも、その撮り方はぐっと迫って、いきなり撮る。
主題と背景という構造はなくて、そのものずばりだけ。
同じルートを何十回とパトロールし、
同じものに出会って、
「おっ、元気にやっているね!」と、一枚撮ります。

撮るもの、撮り方が一緒なので、
マンネリに陥る危機を常にはらんでいます。
すでにマンネリなのでしょう。
でも、本人の心の中では、まるっきりそんな気分はありません。
この世の中、人がやることで、
マンネリ的なんだけど、マンネリにならないものがあります。
いくらでも見つかります。

野球のバッター。
ピッチャーが同じ位置から同じボールを投げ、
同じ位置に構えるキャッチャーのミットに収まる。
バッターはそのボールを途中でバットで邪魔をする。
ただ、それだけ。
でも、野球選手たちはおそなく何十万回とバットを振り続けて、
この邪魔の技を磨きあげます。

弓道もそうですね。
同じ距離にある同じ大きさの的。
同じ大きさの弓に同じ大きさの矢をつがえて、
弓を引き絞り、矢を的めがけて放つ。
この行為を何年も、何十年も反復します。

夫婦の交わりもそうですね。
何年も何十年も一緒に暮らし、
あきることもなく、この世の魅力的な女性たちにも心を動かさず、
夫婦もそうですね。
何年も何十年も一緒に暮らし、
あきることもなく、この世の魅力的な女性たちにも心を動かさず、
多くの場合、死ぬまで一緒に暮らします。
私なんか、まだ日々、妻に驚かされています。

つまり、同じことをしても、決して飽きないことがあるのです。
私にとっては、ロボグラフィがその一つ。
50年間、まだ飽きたことがありません。
というより、ますます面白くなっていく。
十年近く前にモノクロームフィルムを廃棄しました。
最初の12年間に撮り溜めた3600本。
廃棄する前に、フィルムをランダムに10ほど選んで、
光にかざして、チェックしてみました。
モノクロームを楽しんだ人ならおわかりでしょう。
白黒フィルムを光にかざすと、
ある角度でリアルが映像が浮かび上がります。
驚きました。
今と同じ、ロボグラフィが大半を占めている。

私の選んだ職業は最初からいきなり過重で責任の重い仕事でしたから、
写真ははじめからライバルとの競争ではなくて、
週末の撮影はまさに仮想空間に現実の責任の忘却、
生きる行為からの逃避、カタルシスだったのでしょう。

でも、いつも同じアイテム、空間を同じように撮るという行為は、
漫然と続ける限り、エキサイティングなときめきを誘うことがなくなり、
いつかは心をすり減らしてしまいます。

じゃ、どうやって、ロボグラフィを飽きずに続けてきたのか?
もちろん、私の特技によって。
私は記憶力に極めて乏しい。
このような人間は、撮影の際、
いわば記憶をゼロにリセットするのが比較的簡単なのです。
幾度も繰り返し撮ったロボグラフィを前にしても、
改めて、ぎょっとすることができます。
「わっ、こんなもの、見たことがない!」

そうできる一つの梃子が、
メタモルフォーゼに対する私のスペシャルな傾斜です。
ある現実のものを見て、自然に、
そこにはない空想的なイメージに置き代わってしまうのです。

たとえば、ゴミ箱は、たいていの方にとってはゴミ箱。
でも、私は、ときに、別のものを見つけます。
今日も大阪加美の下町の街角で、
なにかにギョッとしたらしく、
目を大きく開いて立ちすくむオバQを見つけました。
ジュース缶の収納ボックスでした。
そして、面白いことに、写真に写っているのは、
私の第一感どおりのオバQです。
でも、そう感じるのは私だけかもしれません。
こんなものを人に見せても、誤解を招くばかり。
だから、私は人に「見て見て」と言ったりはしません。

でも、ときどき、自分が写真の最上の楽しみ方を見つけた、
そう自画自賛したくなります。
だから、今もそうしているのですが、
まさにこれぞ「永久機関」の一種かも知れません。
他人の認知、賞賛を必要としない。
自分自身が努力をしなくても、
写真撮影のエネルギーが湧いてくる。
そのエネルギーがブログにもなだれ込んでくる。
きっとどなたにも付き合いきれない過剰の世界なのでしょう。
それでよいのです。
私はこの過剰エネルギーで人生を楽しんでいるのですから。





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10月5日木曜日、
奈良町に参りました。
今日は図書館通いの日です。
突然、近頃、ホロゴンとご無沙汰に気づきました。
ならば、いっそのこと、ホロゴン15mmF8Mを使ってやろう!
午後12時45分のバスに飛び乗って、高畑町で下車。
気の向くまま足の向くままホロゴン行脚。
さすがに使い勝手が良い!
いつもパンフォーカス、フォーカシングが不要なので、
他のレンズの1.5倍のスピードで撮れます。
私には、やっぱりホロゴン!
というわけで、今日はホロゴン15mmF8Mと深いおつきあい。

奈良町を歩いていて、一つ感じること。
中国、韓国からの旅行者が俄然目立ちますが、
若い日本人女性も増えている。
男性はかなり少ない。
若い男女の比率は5対1ほどでしょうか?
若い男たち、暇なときはなにをしているんでしょうね?

近頃は、超広角レンズを軽く使いこなす人が増えました。
ありふれた標準レンズの範疇に収まってしまったようです。
どなたもが気軽に使っているようです。
でも、一ついつも感じることがあります。
どなたも超広角レンズの活用法が限定されています。
広く大きな光景を撮る!

もちろん私もそんな使い方をします。
でも、超広角レンズの一番面白いポイントは、
超接近して、深く撮る、ここにあるのでは?

私がこう考えるのも、私の性格故なのでしょう。
友達づきあいと一緒。
広く満遍なく、ただのおつきあい、なんてつきあい方は、
まっぴらゴメン。
心を割って話せる、そんな交わりでないとねえ。

というわけで、今日はホロゴン15mmF8Mと深いおつきあい、
というわけです。

奈良町を歩いていて、一つ感じること。
若い日本人女性も増えている。
若い男性との比率は5対1ほどでしょうか?
若い男たち、暇なときはなにをしているんでしょうね?
私のように、ブログをせっせと作っているのかな?



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by hologon158 | 2017-10-14 22:24 | ホロゴン外傳 | Comments(0)