わが友ホロゴン・わが夢タンバール

2018年 05月 13日 ( 1 )

723.03 ホロゴンデイ203「2018年11月25日ホロゴン15㎜F8U京都東山で」3 リコーダー三重奏


アブニールコンサートでのリコーダー三重奏のことを幾度も反芻しています。
以前から分かっていたことですが、
私という人間、どうやら独奏タイプではありません。
揚琴でかなりの数の公開演奏に参加しました。
その中には正式なコンサートが2公演。
多数の観衆の前での各種ライブが数回。
二胡、揚琴の発表会が十数回。
小人数の聴衆を前にしての小演奏会も数回。
フェリーのロビーでの演奏も一回参加しました。
経験はかなりありますが、私のパフォーマンスは厳然と2分されます。
独奏だと、必ず上がる。
伴奏だと、二重奏でも、上がりません。

アブニールコンサートには最初から4回連続でリコーダー演奏で参加しました。
最初の三回は2本の重奏。
私が主奏、音楽家の浜崎さんが伴奏でサポート。
上がりに上がりました。

今回は三重奏でした。
お二人の音楽家が伴奏に回って支えてくれて、
私がリードパートを吹くという形式。
自信をつけるために、猛烈に練習しました。
練習を重ねた上に三人に増えたのだから、今回は上がらないだろう、
そう多寡をくくっていました。

過信でした。
演奏する内にじわじわと震えが下から湧き上がってくるのです。
音が震えそうになります。
そこで、それを押さえようと、必死で音を吹きます。
リコーダーは息の強さでピッチが変わる楽器です。
安定したピッチで演奏しないと、音楽になりません。
上づったら、ピッチが上がり、音楽が必死の様相を呈します。
これを防ぐために、音を押さえ、震えを抑えようと必死になります。
もうこうなると、泳げないのに、浮き輪の空気が漏れてしまって、
岸にもう少しというあたりで、無我夢中でもがくカナヅチ状態。

妻がわざわざ奈良から神戸まで足を運んで、
私に内緒で、私の演奏を観ていました。
これを知っていたら、私はもう完全にひもの切れた風船、
上がりに上がってしまったでしょう。
その妻は、私の震えには気づかなかったようですが、
「音がうわずって、強すぎたわよ。
真ん中か、右の人が第一パートを吹いたら良かったのに」

今回のアブニールコンサート、一般参加者としては私が一番多数回出演。
リコーダー以外に、揚琴、二胡の合奏に合計2回参加したのですから。
後者はすべて揚琴伴奏です。
10年以上付虹先生に鍛えていただいたせいもあるでしょう、
たった3年のリコーダーとは比較にならない位基礎を固めてもらっています。
幾度も間違いました。
でも、まるで上がりませんでした。
そんなときは音を出さないようにして、すぐに「正道に戻り」、
かなりしっかりとラストを締めました。

でも、妻の感想は厳しいものでした。
「先生の音だけがしっかりと聞こえて、
他の人はばらばらだった。
それに、あの顔、なに?
付虹先生以外の人はみんな仏頂面だった。
もっとにこやかにしなきゃ!」

私は、自然に笑顔がこぼれるほど音楽を自分のものにしていないし、
まして作り笑いなど生涯やったことがありません。
付虹先生はプロですから別として、
誰でも、笑顔を自然に作るのは難しいようです。
別グループの二胡奏者の女性は、ライブによく出ておられるそうです。
さすがに、演奏が終わると、実に美しい笑顔になりました。
私のように、必死でなんとか間違わずに弾ければ幸い、
というレベルの人間にはとても無理ですね。

リコーダー合奏の私以外のメンバーお二人は、
次回以降も続けるお気持ちです。
折りよく、と言うか、折り悪しく、と言うか、
コンサートの観客にバスリコーダーをお持ちの方がいて、
参加したいというご希望だそうです。

リコーダーアンサンブルは基本的に四重奏です。
ソプラノ、アルト、テナー、バスの4声部がそろったとき、
ハーモニーが揃います。
4声部のリコーダーアンサンブルを楽しんでみたい、
そう希望してきましたが、
まさか練習だけ参加して、コンサートには出ない、
というわけには行きませんね。

私が抜けても、浜崎さんはもちろんソプラノリコーダーも吹けますから、
浜崎さんを第一パートにして、
もっと聞き応えのあるリコーダーアンサンブルができます。
そのうち、もう一人、リコーダー奏者が見つかるでしょう。

ちょっと寂しくなりそうな私のリコーダー人生ですが、
リコーダー固有の名曲たちに戻ることにしたいという気持ちが強い。
折りよく、ヘンデルのリコーダーソナタ2曲のチェンバロ伴奏が、
なんと幸運なことに、Youtubeで見つかりました。
本当にチェンバロ奏者が我が家に来たような気分で、
アルトリコーダーを楽しめることができます。

RJPというサイトで、伴奏CDと楽譜セットがたくさん見つかります。
これまでこの伴奏を愛用してきました。
コンピュータソフトによる製作です。
サンプリングされたチェンバロサウンドを伴奏に仕上げたものです。
これでも、楽しめますが、
本物の演奏となると、別格です。
自分の下手なリコーダーが本物らしく聞こえるのですからうれしいですね。
こんな風に、相棒にも聴衆にも迷惑をかけない楽しみ方こそ、
下手の横好きにはふさわしい。

こんな風に方向を決めると、心がすずやかになりました。
浜崎さんたちはがっかりされるでしょうけど、
いざ私抜きでやってみたら、もっとのびのびと音楽が歌うでしょう。
アブニールコンサートのデッドスポットにライトがさっと当たることになるでしょう。
アンサンブルは下手な奏者のお守りじゃないのですから。



c0168172_22054955.jpg
c0168172_22060234.jpg
c0168172_22081740.jpg
c0168172_22082483.jpg
c0168172_22083046.jpg
c0168172_22083745.jpg
c0168172_22084727.jpg
c0168172_22085330.jpg
c0168172_22090032.jpg
c0168172_22090647.jpg
c0168172_22091283.jpg
c0168172_22092720.jpg
c0168172_22093446.jpg
c0168172_22094198.jpg
c0168172_22094939.jpg
c0168172_22095548.jpg
c0168172_22100208.jpg
c0168172_22100905.jpg
c0168172_22101611.jpg
c0168172_22102518.jpg
c0168172_22103202.jpg
c0168172_22104024.jpg
c0168172_22104690.jpg
c0168172_22105355.jpg
c0168172_22110156.jpg
c0168172_22111001.jpg
c0168172_22112010.jpg
c0168172_22112865.jpg
c0168172_22113668.jpg
c0168172_22114913.jpg
c0168172_22120199.jpg
c0168172_22121022.jpg
c0168172_22121853.jpg
c0168172_22122853.jpg
c0168172_22123697.jpg
c0168172_22124642.jpg
c0168172_22125409.jpg
c0168172_22130359.jpg
c0168172_22131202.jpg
c0168172_22131904.jpg
c0168172_22132821.jpg
c0168172_22134032.jpg
c0168172_22134887.jpg
c0168172_22140182.jpg
c0168172_22141036.jpg
c0168172_22141913.jpg
c0168172_22142927.jpg
c0168172_22143820.jpg
c0168172_22144811.jpg
c0168172_22145747.jpg
c0168172_22150785.jpg
c0168172_22151682.jpg
c0168172_22152604.jpg
c0168172_22153722.jpg
c0168172_22154626.jpg
c0168172_22155556.jpg
c0168172_22160803.jpg
c0168172_22161835.jpg
c0168172_22162957.jpg
c0168172_22172009.jpg
c0168172_22173182.jpg
c0168172_22174117.jpg
c0168172_22175255.jpg





by hologon158 | 2018-05-13 22:20 | ホロゴンデイ | Comments(0)