わが友ホロゴン・わが夢タンバール

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147.32 ホロゴントラベル1「2010年3月13日清正築城の熊本城の膝元で」32 一にも二にもエナジー

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日経新聞文化欄の有馬稲子さんの「私の履歴書」で面白い言葉を見つけました。
有馬稲子さんは、尊敬する俳優はと聞かれると、
    「ジュディ・デンチ」
こう答えて、変な顔をされることが多いそうです。
イギリスのシェークスピア俳優です。
私は、有馬稲子さんって、見る目があるなとそう思います。
ということは、すでにお分かりのように、私に見る目がある、そう言いたいのですが、
この俳優の存在感と実力は並大抵のものではないのです。
名演は数々ありますが、私の大好きな映画は「眺めのいい部屋」
彼女と並ぶ、イギリスを代表する名女優マギー・スミスと共演して、
二人が絡むシーンはどれもこれも最高。
二人の演技が1秒1秒がまるで音楽のように協奏しあって、
なんとも味と人間味を出してくれているのですから。
二人とも、イギリス王室からデイムを叙勲されているのも当然。
そのジュディ・デンチに、有馬稲子さんが尋ねたそうです、
    「役者にとっていちばん大切なことは?」
すると、あのしゃがれ声で答えてくれたのは、

    「エナジー、
    一にも二にもエナジー、
    瞬間的なものではなく、蓄積されたエナジー、
    それと観察。
    ただし、機械的に見るのではなく、人間の目で観察すること」

この言葉、ぐっと来ますね。
私も、これまで出会った優れた人物はそれぞれにこのエナジーを感じました。
    一朝一夕で蓄積されるものではありません。
    幾十年もなにかを追い求めて真剣に人生を生きてきた人物だけが蓄積できる、
    そんな特別なエネルギー感です。
いかにも精力的な風貌の人物がいます。
でも、たいていは見かけ倒し。
中身を磨かずに、外観ばかり磨いてきたからです。
    本物の人物は、外見は大したことはありません。
    見かけに気を遣っている暇がないからです。
あなた、どちらですか?
たいていの場合、私も含めて、正解は、残念ながら、
    「そのどちらでもない」
by Hologon158 | 2010-04-20 13:58 | ホロゴントラベル | Comments(0)

147.31 ホロゴントラベル1「2010年3月13日清正築城の熊本城の膝元で」31 何ごとにも本物でないと!

先日、職場の雑談で、こんなことを聴きました。
福山雅治のファンで、よくコンサートに行きます。
そして、信じられないと、首を振るのです、
    「会場の皆さん、
    一曲ごとに観客がどんなことをするのか知ってるんです。
    曲ごとに違った手拍子だとか、
    手を下から上に回してとか、
    照明を使って、こう振るとかああ振るとか、
    一斉に始めて、けっして間違わないです」
ファンになるのにも、年季がいるという話。
本物になるためには、それだけの経験と熱意が必要というわけです。
何ごともそうですね。
    付け焼き刃でしゃべると、すぐにばれてしまいます。
    本気で研究し体験してきた人間が見ると、
    実はなんにもわかっていないことが隠しようがない。
ここで、こうおっしゃる声が聞こえてきます、
    じゃ、このブログ、なんだ?
    付け焼き刃もいいところじゃないか?
    十分吟味もせず、推敲もせずに、ぶっとばしてるじゃないか?
私はびくともしませんね。
いつも書いているところですが、
    私の頭の中をよぎってゆくものをリアルタイムに書いているだけです。
    その瞬間、その言葉は私の脳裏にあるという意味で、真実なのです。
あなた、絶対に間違いのないことだけを考え、書きますか?
そんなことはありえない。
人間はあれこれと限りない選択肢を頭に走らせて、自分の道を探っているのです。

おっと、鳩山さん、あなたは別ですよ、
    あなたの口と頭は直結していない。
    頭は、そんなものはないとちゃんと知っているのに、
    口は、頭とはかってに、
    「私には、誰もが納得する腹案があります」なんてやってしまう。
あなたもそんな人に生涯に一人や二人、出会ってはいませんか?
    あとで出任せと分かってしまう、明らかに嘘をつい口に出さずにはおかない、
    そんなお調子者。
不思議なのは、鳩山さんがそんな完全言行不一致人間であることは、
以前から周囲の人間には分かっていたはず。
そんな人を首相に担ぎ上げたら、どんなことになるか、
誰の目にも明らかだったはずです。
    分かっていて、首相に担ぎ上げたとしたら、国家と国民に対する犯罪、
    分からなかったとしたら、小沢さん、あんたを含めて、
    民主党の面々は人を見る目がまったくない。
    どちらにせよ、恥ずかしいと思いなさい!
近頃の首相の顔をインターネットで見る限り、
急速に自信と気力を失って、抜け殻と化しつつある様子。
早晩、気力がもたなくなるのは目に見えています。
5月末になったら、支持率は、つるべ落としに20%前後に落ち、
民主党支持率も自民党と拮抗することとなることでしょう。
それでも、首相の座にしがみつけるでしょうか?

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by Hologon158 | 2010-04-20 11:38 | ホロゴントラベル | Comments(0)

147.30 ホロゴントラベル1「2010年3月13日清正築城の熊本城の膝元で」30 愛とボケの関係

昨夜、本屋さんで「こんな人はボケる」といった感じの本をちらっと眺めました。
まことに道理なことが書かれていました。
「妻を失うと、ボケる」

可能性A
愛妻持ちなら、もちろんです!
これは不可避です。
   ボケたいからボケるのです。
   人生の伴侶、ベターハーフを失って、なにが人生だ、死にたい、
   でも、死にたくても死ねない、
   でもボケる自由はある、ということです。
でも、そんな人ばかりではありません。

可能性B
妻を大して愛していなかった人、
妻をきらっていた人まで、やっぱりボケますね。
   それは、妻に生活のすべての世話をしてもらっていたからです。
   一人で生きな、そう言われて、途方にくれてしまうのです。
   なにをどうして良いのか、ぜんぜん分からない。
ですから、あなた、もし妻におんぶに抱っこの人であれば、
ここはよーく考えた方がよいですよ。
あなたは、愛妻がいないのだから、可能性Aとは無縁、
つまり、ボケる可能性の半分は免れています。
おめでとう、幸運なんですよ、あなた。
とすると、対策は一つしかありませんね。
   明日から、のすべてを独力でできるように、進んで引き受けて、頑張り、
   家事全般の熟練者に生まれ変わること。
これで、万が一、幸運にも奥様に先立たれたら、
あなた、自分の人生を一人で楽しめることになりますよ。

可能性C
でも、忘れてはならないもう一つの可能性が残されています。
   可能性Bのあなた、明日からがんばって家事を分担しはじめ、
   猛烈に熟練するうちに、家事のおもしろさに目覚め、
   愛してもいない奥様のために、食事を作ったり、洗濯したり、掃除をしたり。
   でも、こうすると、奥様があなたへの愛に目覚めるかも知れない。
   なんだ、うちの旦那、捨てたものじゃないじゃないの!
   すると、愛は相身互いです、あなたも奥様への愛に目覚めることになりそうです。
   こうして気がついてみると、
   遅れてきた春、二人は相思相愛の愛に包まれて生きているかも知れません。
こんな迂回路を通って、可能性Bのあなた、
気がついたら、可能性Aに移籍しているかも知れません。
これは、ボケ防止としては、まずいですね。
この際、よーく考えて行動しましょうね。

   えっ、おまえはどちらなんだ、ですって?
私はもちろん可能性Aです。
私は、家事のすべてをちゃんとできます。
妻は賢かった。
いつか、どうして私を改造したか、妻の手口を書きますが、
気がついたら、単身赴任も平気のへいざ、なんでもやれる人間に改造されていました。
もっとも単身赴任の機会がないまま、二人で楽しく生きてきました。
でも、私は妻が居るから、家事をしたいのです。
ですから、私はどこまでも可能性A人間なのです。
   ほんとかね?
今、私を疑ったのは、どなたですか?

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by Hologon158 | 2010-04-20 09:50 | ホロゴントラベル | Comments(0)

147.29 ホロゴントラベル1「2010年3月13日清正築城の熊本城の膝元で」29 手際よく、グッパイ

前回の話題は、生き甲斐とかライフワークということに関連しています。
    なにか大きなことをしたい、
    なにか「やったぞ!」と心から言えること、人もそう言ってくれることをしたい、
    生まれてきたからには、なにかで名をあげたい、
    「あいつは確かに居たぞ」と言われるようななにかをして、死にたい、
    死後に、「あの人は偉い人だった」と言われたい、
そんなことを考える人もおいででしょう。
でも、ちょっと考えてみてください。
どこまで記憶してもらえるでしょうか?
    あなた、たとえば昭和時代にこの世を去った人を幾人覚えていますか?
    さらにさかのぼって、大正時代にこの世を去った人なら幾人?
    あなたの親戚で、すでにこの世を去った人のことを一日に幾度思い出しますか?
    すでにご両親を亡くしたとして、
    一日に幾度お父さん、お母さんのことを思い出しますか?
韓流ドラマ「冬のソナタ」の中で、
高校時代に事故で失ってしまった初恋の人カン・ジュンサン、
彼への想いを10年後も断ち切れない女性主人公ユジンを、
男性主人公イ・ミニョン(実は記憶を失ったカン・ジュンサン)はこうたしなめます、
    「死者にできるせめてもの手向けは、その人を忘れてあげることだよ」
初恋の人そのものとしか見えない人からそう言われて、
ユジンは激しく心を揺さぶられ、反発するのですが、
イ・ミニョンの言葉には大きな道理が含まれています。
    人間は、明日に向かって生きなければいけないのであって、
    戻らぬ人への想いはときとしてその邪魔になる。
    ですから、私たちは多かれ少なかれイ・ミニョン式に生きています。
    ですから、自分も同じように、順番が来たら、忘却の彼方に消えるのです。
歴史に残る人って、必ずしも人類に貢献を果たしたからではなく、
ヒトラーのように、極悪非道故に残ることもあるのです。
ですから、
    私は、人生において何をするかが生き甲斐を作るのではなく、
    人生においていかに生きるかの方が大切だと感じるのです。
私の結論はこうです、
        (お笑いにならないように!)
    なにをするかは問題じゃない。
    皿洗いをすることだって、人生だ。
    そのときは、それに集中して、颯爽と手際よくすること!
    さよならのときが来たら、
    颯爽と手際よく、グッパイすること!

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by Hologon158 | 2010-04-20 00:22 | ホロゴントラベル | Comments(0)

147.28 ホロゴントラベル1「2010年3月13日清正築城の熊本城の膝元で」28 ボケは写真でも無用!

人口の35パーセントが60歳以上という日本、
書店に入りますと、ボケ防止に関連する書籍がますます増えていることに気づきます。
車で走ると、介護関係の家、老人ホーム、葬儀関係施設が
雨後の竹の子のように増えているのと同様です。
土曜日ご一緒した畏友のRAさんは76歳ですが、ボケとは無関係。
でも、会った途端にギョッとしてしまいました。
   ちょっと出っ歯のがっしりとした顔の人物なのに、
   ひょろりとして力ない表情の瓜実顔ではありませんか!
   話を聞いてわかりました。
   前歯2本がやられてしまい、抜いたばかりなのです。
   ですから、一時的だろうと思いますが、ちょっと出っ歯という特徴が消えていたのです。
   ただそれだけで、わずか1ヶ月見ない間に老いたんじゃないかと思ってしまったのです。
話してみると、もういつものRAさんに戻って、一安心。
でも、そのとき感じたのは、私たちは、全世界のすべての人間としっかりと腕を組んで、
老いと死に向かって行進をしているというイメージでした。
   死ぬのはよろしい。
   いつまでも生かされる方が怖い。
   自分自身についてだけ言えることですが、
   やりたいことができなくなったら、死ぬのが一番よいのです。
   でも、ボケてたまるか!
私は、ボケ防止のための勉強などするつもりはありません。
ひたすらやりたいことを一日中休みなくやり続けるだけ。
そのために、体だけは鍛え、動かし、歩き続ける。
私は、どちらかと言うと、身軽に新しいことに挑戦するという性格ではありません。
やると決めたことは徹底的にやりたい。
今やっているのは実に単純、シンプルです。
   朝目覚めたとたんに、瞬時に覚醒して、
    10分間ストレッチをして、頭を含めて全身に血を循環させる。
   ブログの文章を書き続けて、頭を働かせる。
   揚琴を毎日幾時間もやり続けて、頭と体を使う。
   仕事の日は猛烈に仕事をする。
   くときは、猛スピードで歩く。
   昼寝はしないで、はてしなく仕事を変えながら、一日中何かをする。
   やることを変えるときは、スパッと変える。
   午前2時就寝のときは、スパッと眠りにつく!
   朝目覚めたとたんに、瞬時に覚醒して....
      (おっと、振り出しに戻りました)
あなたは、憐憫のほほえみを浮かべながら考えるでしょうね、
   かわいそうに、
   社会に貢献したり、なにか人に重要な貢献をする、有意義な仕事もしないで、
   クルクル弾み車を回し続ける、コマネズミの人生じゃないか?
そのとおり!
よくぞ、おっしゃっていただいた。
明日から、Kurugon158と改名しますか?

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by Hologon158 | 2010-04-19 22:42 | ホロゴントラベル | Comments(0)

147.27 ホロゴントラベル1「2010年3月13日清正築城の熊本城の膝元で」27 怨念の眼差しと言えば

黒木メイサさんのかなり強い眼差しを見て、
原節子さんを思い出しました。
おそらく日本女性として、もっとも強烈な眼差しを持っていた人。
その眼差しこそ、
小津安二郎が自作のヒロインにふさわしいと考えた理由の一つだった。
私はそう信じています。
その眼差しがもっとも生きたシーンは、
「晩春」のお能のシーンではないでしょうか?
父(笠智衆)と子(原節子)の二人暮らし。
父は、娘が父を気遣うあまり婚期を失しようとしていることに気づきます。
そればかりでなく、娘が父を強烈に愛するあまり、
他の男性を受け入れる余地がなくなりそうであることにも気づきます。
そこで、いかにも自分が再婚を考えていて、
娘が邪魔であるかのような素振りを見せることにします。
お能のシーンは、そんな見せかけのお見合いの場。

   娘は、どうやら少し離れた席に座る凜とした気配の女性がお相手と気づきます。
   その女性を演じた三宅邦子がもうめったやたらに美しいのです。
   娘は、その女性を見、父を見とくり返すうちに、
   次第に嫉妬と怨念の情を募らせ始めます。
   長丁場のシーン、聞こえるのはお能のサウンドだけの、セリフなしの沈黙劇。
   まるでラベルのボレロのような、反復の芸術。
   原節子の眼差しと表情は女性を見、父を見、下を向きとくり返すうちに、
   おそろしいまでの情念の高まりを見せてゆくのです。

晩春には、そんな原節子の怨念の表情シーンが随所にあって、
とりわけ、下を向いた顔を少し上げて見上げるときの美しさ、
こみ上げてくる情念の葛藤のドラマは、空前絶後と言いたい位。
小津安二郎にとって、原節子は絶対でした。
小津が映画史上屈指の監督として歴史に名を刻めた決め手となった人なのです。
他にもいくつも出演していますが、私にとっては、
   小津作品の頂点は「東京物語」「晩春」「麦秋」の3作。
その全作品のヒロインとなることによって、彼女もまた伝説となりました。

思うのですが、
小津作品を愛好する海外のファンたちは、
ひょっとすると、原節子を日本人女性の典型と考えるのではないか、ということです。
でも、そう考えて日本に来ると、がっかりするのでないでしょうか?
ドイツ人の血をひいているからではありません。
その人としての情感の深さと感情表現が異常なまでにダイナミックな人だからです。
マリア・カラスを見て、ギリシアの女性の典型と考え、
グレン・グールドを聴いて、ピアニストの典型と考えるようなもので、
原節子さんは「奇跡」の人なのですから。

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by Hologon158 | 2010-04-19 13:52 | ホロゴントラベル | Comments(0)

147.26 ホロゴントラベル1「2010年3月13日清正築城の熊本城の膝元で」26 器量よしが見つからない

今朝の日経の付録にとても美しい女性を見ました。
    黒木メイサさん。
今活躍中のタレントだそうです。
まさに八頭身美人で、切れの良い容貌、容姿に驚きました。
そこで、さっそくYou Tubeで検索してみました。
    印象がかなり違います。
まず、日経付録の写真はコンピューター処理で縦に伸ばされていました。
まっすぐ伸びた上腕部が猛烈に長いのですが、実際に普通の長さの方です。
インタビューを2つ見ました。
    ファンの方には申し訳ないですが、普通の女性でした。
そこで、リンカーンの言葉を思い出しました。

    ホワイトハウスに職を得たいという人と面接をした後、
    こんな風に言ったそうですね、
    「あの人は駄目だよ。
    人間、40を過ぎたら、自分の顔に責任をもたなくては」

彼が言ったことは、単に顔つきの問題ではなかったのです。
よそ行きの表情を作った外貌は、日経付録のようなものです。
でも、口を開いてなにかを語り始めると、よそ行きの表情は全部崩れます。
その人の生き方、人間性、能力、心映え、個性がぼろぼろと転げ出てくる。
「器量よし」という言葉があります。
    ほんとうの美人は、たんなる外貌の美しさではなく、
    心映えと性格のよさ、つまり、人間の器量を感じさせる美人なのです。
日本のかつての大女優たちには、
言葉を出すとさらに美しさを感じさせる器量よしがいました。
現代の女優さんたちにそのような器量よしがなかなか見つからない。
外貌はとても美しいのですが、互いに区別がつかないのです。
私が歳をとったせいで、ただ単に共感できるものがないからでしょうか?
男性ももちろん同様。
政治家たちの顔を思い出してください。
いい面構えをしている人、いますか?

    ちょっと寂しいですね。

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by Hologon158 | 2010-04-19 10:49 | ホロゴントラベル | Comments(0)

147.25 ホロゴントラベル1「2010年3月13日清正築城の熊本城の膝元で」25 大きな人間だから

カメラたちは概して雨天を好まないようですが、
私は雨天が大好きです。
要するに、濡れたように写ってくれます。
女性の肌と理想は同一というわけです。
もちろん土砂降りは困ります。
私のお好みは、1に夕立、2に降ったりやんだりの小雨。
いわゆる「驟雨」は雨脚が写りますので、これはモノクロームに絶好。
ハノイに約2週間居たことがあります。
なにしろ熱帯に近い国です、必ずとんでもないスコールが襲来します。
それも突然です。
それなのに、人々は傘をもっていません。
現代日本でも、かなりの人が雨模様なのに、傘をもっていませんね。
もちろんユニクロやなんかで超小型の携帯傘をバッグに忍ばせているから。
ところが、ハノイの人は超大型の傘を手近に潜ませています。
ですから、濡れない。
どこに?
手近な家です。
スコールはなにしろ瞬時にアタックをかけてきます。
すると、道行く人も瞬時に最寄りの家に飛び込むわけです。
こちらの方が日本よりも合理的でかつ建設的ですね。
まず、身軽。
人とたえずコミュニケーションをとれる。
場合によっては、友人、知人だってできるかも知れません。
熊本の一日目は、私の好みの降ったりやんだりの小雨。
それで、こんなものを撮っている。
スケールの大きな人間なのですよ。

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by Hologon158 | 2010-04-18 23:04 | ホロゴントラベル | Comments(0)

147.24 ホロゴントラベル1「2010年3月13日清正築城の熊本城の膝元で」24 ソ・ヒヤンとク・ヘソン

鶴橋で、私が愛する二人の韓国人歌手のCDを探したことは書きました。
店員さんに言ったものです、
    「僕は別に韓国をひいきにしているわけじゃないんですよ。
    でも、最高の歌手を見つけたら、たまたま韓国人だった。
    次ぎに、別のジャンルでまた最高の歌手を見つけたと思ったら、
    この人も韓国の歌手だったけど、これには理由があると思ってますよ」
先頃、日本の漫画「花より男子」の韓国版ドラマを観ました。
いつものことですが、見事な演出、迫真の演技、音楽まで最高でした。
ツタヤのコメント欄をご覧になったら分かりますが、
日本版、台湾版、韓国版を全部見た方がほとんど、
韓国版をベストに上げていました。
    その理由は、F4の4人にいかにもセレブらしい気品があることと、
    ヒロインを演じたク・ヘソンの愛らしさにあるのですが、
残念ながら、日本版、台湾版のF4はただの現代青年で、まったくセレブに見えない。
セリフと演技を聞き比べてみますと、その差はさらに画然とします。
    迫力、迫真性、自然さ(リアリティ)が段違いなのです。
なぜ、韓国の俳優たちはこんなに自然に演技できるのか、私は知りませんが、
演出家の能力にかなり負っているのではないでしょうか?
もっともこれは説明にもなりませんね。
もう一つ、音楽、韓流ドラマ、この両者に共通しているのは、
    歌手も俳優も腹の底からしっかりと朗々と声を出していて、
    しかも、イントネーションに芝居がかった色づけがまったくないことです。
私にとって、自然さこそ最高の癒し。
この世の中、不自然、だまし、ごまかしに溢れています。
すべてに人間操作のための心理学の臭みが感じられる。
    もうそんなのはいやだ。
もちろん韓流ドラマにも脚色があり、不自然な仕掛けがあります。
    でも、人間たちがいつも純粋で素晴らしい。
    いかに正しく生きるかということが常に根底にあります。
コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージックの旗手ソ・ヒヤンがその典型。
    コマーシャリズムに動かされないように、
    プロダクションに所属せず、CDも出さないそうです。
    神の福音を歌で伝える、その気迫は現代の奇観。
You Tubeでしっかりと確認していただけます。
私はかなりの国を一人旅しましたが、その体験で知りました。
    人種から出発せず、一人一人の人間から出発して、
    先入観を捨てて、真っ正面から向き合うと、
    世界中に素晴らしい人間が見つかる。
近頃は、そんな旅はしませんが、
その代わり、You Tubeのようなインターネットで世界を旅して、
素晴らしい人間たちを発見しているのです。
おかげで、喜びの日々を送っています。

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by Hologon158 | 2010-04-18 22:12 | ホロゴントラベル | Comments(0)

147.23 ホロゴントラベル1「2010年3月13日清正築城の熊本城の膝元で」23 わたしゃシャーマンか?

飯沢耕太郎「写真的思考」(河出ブックス)を読み始めました。
難しいですね。
私にはとても理解できそうにありませんね。

   メカニズムであるカメラのレンズによって捉えられた写真は、
   見慣れた既知の世界の眺めとは微妙にずれているように感じられる。
   多くの場合、そのごく微かなずれにこそ、写真が僕を強く引きつける
   なにものかが潜んでいるように思えたのだ。

複雑な論理が展開して、彼の結論はこうです、

   写真的思考とは、ある種の神話的想像力の発現である。
   そして、写真家とはカメラを抱えたシャーマンである。

写真家のあなた、ご苦労様です。
あなた、シャーマンなのですよ。
私は、もちろんシャーマンではありません。
私は、神話的想像力など、意識するにせよしないにせよ、発揮していません。
私が撮るときは、あくまでものをものとしてと捉えている。
ものをものとして、私の人生の伴侶、出会いの相手として捉えます。
もちろん、ホロゴンのような突拍子もない超広角とレンズ描写故に、
できあがりの写真は、私が現実に目にしたものとはほとんど関係がありません。
でも、だから、神話的な変容を経ているわけではない。
単にレンズによる変容を経ているだけ。
それだけで、私には十分です。
もともと撮る者と観る者との区分は、私のばあいはないのですから。
私が撮り、私が観て楽しむ、そのとき、私は写真の向こうの超越的な世界を観るのではなく、
私が出会った現実の世界の記憶を取り戻すのです。
飯沢さんはまさか、ご自分が規定したような写真以外は認めないというわけではないでしょう。
私のような素人の楽しみは、それはそれとして、私の人生に意味がある。
カメラと写真とが人生の不可欠のファクターとなってしまった人間には、
私のような人間もいるのです。

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by Hologon158 | 2010-04-18 16:45 | ホロゴントラベル | Comments(0)