わが友ホロゴン・わが夢タンバール

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457.09 ホロゴンデイ107「2006年5月20日雨の大阪天満から梅田にホロゴンと歩いた」9 ロボグラフィ的習性



月曜日のことです。

付虹先生のレッスンが終わり、
ユニバーサルシティ駅前のチゲ店でおいしいチゲをいただいた後、
西九条駅に移動し、午後1時頃撮影開始。

36度の炎天です。

    カメラはライカM9。
    レンズはトポゴン25mmF4。

ASA感度を80に落とし、絞りF5.6でパンフォーカスに設定。
後は撮るだけです。

JR西九条駅周辺と、北西部付近をぐるりと一巡しました。
駅側の喫茶店に入ったのが午後2時20分、
276枚撮りました。

    体がかんかんに火照っています。
    もうまるでホデリノミコト。
    店はお客さんでほぼ満席、
    かろうじてあいていた4人掛けの席に収まり、
    宇治金時600円を注文しましたが、運悪くエアコンの真下。
    15秒ほどの間隔で冷たい風が体全体をそよがせ、
    かき氷が来るまでに、体の外側は冴え冴えと冷えきり、
    かき氷(高さ20cmほどの超特大)が到着すると、
    今度は体の内側が怖ろしく冷えはじめ、
    めでたく北極海の氷山に閉じこめられたアイスマンが誕生。

この炎熱の夏景色にトポゴン25mmF4は絶好でした。
ホロゴンほど周辺減光がなく、ホロゴンよりも鮮鋭。
夏の刺すような陽射の鋭さを写し出せる感じ。
いわば颯爽たる切れ味で、ホロゴンほどのメタモルフォーゼはありません。

2時50分喫茶店を出て、大交差点をわたると、
たちまちアイスマンは熱誠きわまるファイヤーマンに変身!
午後3時3分発の大和路快速まで撮影して、
めでたく300枚の大台に乗せて、ご機嫌で快速に乗車しました。

喫茶店では、梅原猛「縄文の神秘」学研文庫を読みました。

おもしろいですね。
日本にもトーテムポールがあったようです。

    それがとんがり頭、一つ目の巨人。
    天然木の節を目玉に利用しています。
    最初は彩色されていたのでしょうか?
    今では完全な浜辺に流れ着いた枯れ木風。

これを見ていて感じました。

    縄文人もロボグラフィしていたんだ。
    なにかを見たら、誰かの顔を思い浮かべたんだ!

あらゆるものに、それ以外のなにかを連想する、
これが人間の習性なのかもしれません。
もしかすると、哺乳動物の警戒心を発動させるのは、
ロボグラフィ的習性かもしれません。

    我が家の赤ん坊(猫ですが)ピッピが絨毯に映る自分の影を見て、
    ぱっと飛び上がったのも、
    間近にうごめく影を見つけたら、とりあえず敵と思え、
    というロボグラフィ的習性のおかげなのかもしれません。

要するに、私は原始的な本能に導かれてロボグラフィを撮っているだけ、
ということなのかも知れませんね。




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by Hologon158 | 2013-08-21 21:37 | ホロゴンデイ | Comments(0)

457.08 ホロゴンデイ107「2006年5月20日雨の大阪天満から梅田にホロゴンと歩いた」8 余計なことを!



現代レンズの超絶描写にいつも感じるのは、
スーパーリアリズムの絵画に感じるのと同じことです。

写真ブロガーの99%は現代レンズの超絶描写に酔いしれておいででしょう。
そんなみなさんを全員敵に回すようなことを
幾度も幾度も書いてきました。

我が家の乾燥ボックスにも、シグマDP1が眠っています。
まさに信じがたいような精密描写です。
でも、私が見た光景ってこんなのではなかったんだけど、
という気持ちがいつも湧きあがります。

    ドラエモンのタイム風呂敷みたいなものです。
    ツルツルピカピカの大阪弁で言いますと、
    光景を「さらっぴん」にしてくれます。
    そんなこと、余計なことをしてほしくないのに!

結局、シグマDP1は乾燥ボックスに死蔵されることになりました。

レンズは魔術師です。
でも、その魔術の方向はさまざまです。

現代レンズはスーパーリアリズムの方向にどこまでも突き進んでゆきます。

    孫の家に行くと、40インチのテレビがあります。
    テレビ用レンズもデジタルなんですね。
    男も女もぴっかぴかつるつるで、まるでハリウッド漫画のようです。
    人間たちが、私には宇宙人か人形に見えます。
    ガルボ、ペプバーン、原節子、バーグマン、モンローのような、
    映画界のディーバたちがデジタル時代に居なくてよかった!

私のレンズたちもデジタルレンズに劣らず、
画像を勝手に変容してしまいます。
でも、その変容の方向は現代レンズとは正反対。

    デジタルレンズが未来派であるとすれば、
    クラシックレンズは懐旧派。

いわば、時代色を付けてくれます。
デジタルレンズたちと比較すれば、
クラシックレンズは超絶描写とはとても言えない、
昔ながらの写真の写りです。

    デジタルレンズのように、その画像に驚嘆しませんが、
    心が安らぎます、少なくとも私はそうです。
    おそらく歳をとればとるほど、その気持は強まるでしょう。
    これを老化とは思いません。

シャープ一辺倒の写真に我慢できなかったのは、
写真を始めた最初から。
私がついにニコン党にならなかったのは、そのせい。

今やニコン党であれ、キヤノン党であれ、
現行のどのレンズ会社の党派にも所属しない、素浪人。
強いて言えば、

    「おんぼろ中古党」

                                                                                                                                       
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by hologon158 | 2013-08-20 21:26 | ホロゴンデイ | Comments(0)

457.07 ホロゴンデイ107「2006年5月20日雨の大阪天満から梅田にホロゴンと歩いた」7 スーパーリアリズム


この世の中、スーパーリアリズム全盛時代ですね。
スーパーリアリズムの画家たちが次々と脚光を浴びて、
その勢いは止まるところを知らぬようです。

    写真よりもリアル、
    それがキャッチフレーズのようです。
    でも、楽しめません。

なんだか映画、写真での女性美の表現の変化に似ています。

    今では、脱ぐのがリアリズムであるかのようです。
    でも、脱いでしまうとおしまいですね。
    永遠の神秘である女性の美しさが吹っ飛んでしまって、
    ただの物体になってしまいます。

絵画の喜びは、アルタミラの石窟、曼陀羅、ジョットー、ダ・ヴィンチ、
フェルメールからピカソ、マチスに至るまで、

    絵筆が自在に描き出す、現実にはありえないような形、色、線が
    人間の真実、美を描き出すところにありました。
    常に抽象があり、描かれない部分が大きな意味を持つ芸術でした。

スーパーリアリズムは、見えるものを余さず描きだすことで、
スーパーナチュラルな印象を醸し出そうとしているようです。

    でも、私には、こちらがさまざまに想像して楽しむ余地を許さず、
    こちらが頼んでもいないのに、全部説明し尽くしてしまい、
    ついでに犯人までばらしてしまって、
    とくとくと自慢げな映画解説者のような感じ。
    私にはとても窮屈。
    よけいなお世話だ、と言いたくなる感じ。

どの絵からも、画家の声が聞こえてしまうのです、

    「どうだ、ここまでリアルに描けるなんて思わなかっただろう?」

ピカソ、マティスが切り開いた抽象絵画の時代への反発、反作用から、
振り子が逆方向に振り切れてしまった感じ。

抽象画には、心の奥底に隠されていた秘密の扉が開いて、
心を自由に飛翔させ、想像力を未知の方向に広げてくれるエネルギーがあります。

    でも、少なくとも私には、スーパーリアリズムの絵は、
    「すごいなあ」で終わってしまうのです。

    どこまでも描かれた対象に視線がへばりついて、
    心が自由に羽ばたく跳躍台、未知の王国への扉にはなってくれません。

数知れぬ、信じがたい労作が生まれています。
でも、これらのスーパーリアリズムの傑作たちのうち、
どれか美術史に、ただの一流派、一傾向の作例としてではなく、
人類の宝として刻み込まれるものがあるでしょうか?

    私にははっきり予測できます、
    限りなくゼロに近い。
    そんなものに心を費やしたいとは思いませんね。




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by Hologon158 | 2013-08-19 18:49 | ホロゴンデイ | Comments(0)

457.06 ホロゴンデイ107「2006年5月20日雨の大阪天満から梅田にホロゴンと歩いた」6 フィルムスキャン


今日は、ブログを1つだけ書いた後は、
あれこれ家事をしながら、揚琴とフィルムスキャンに没頭。

    揚琴は明日付虹先生のレッスンがあるから。
    フィルム・スキャンは、私のスキャナーが快調なので。

私のスキャナーはニコンCoolScan9000ED。
よく知りませんが、長い間、ドラムスキャナーを除けば、
このスキャナーが王者の地位を保っていたように思います。

業務用のドラムスキャナーは論外として、
フレックスタイトという民生用ドラムスキャナーがありましたが、
猛烈に高価な上に、
ドラム式のゆえに、一枚ずつしかスキャンできないために、
フィルムを一枚ずつ切断しなければ使えないという、
苛酷な運命を背負っていて、事実上、仕事か暇人以外には使用不能。

もちろんそのスキャン性能は抜群だと聞いていますが、
あるサイトでニコンとの比較イメージを見て、
プロならまだしも、アマ、素人には無縁の違い。
さまざまなフィルムスキャナーを変遷して、
ついにたどり着いたニコンです。

    6×9判まで見事にスキャンしてくれるのですから、
    一生手放せない、手放さない宝物の1つ。

ところが、この宝物、ときどき保存ができなくなりました。
正確には記憶していませんが、エラー表示は、

    「File miss」「Error of File」

    リスタートして治ることもありますが、治らないときもある。 

    ニコンに電話したら、
    「システムのプリファレンスのニコンフォルダを全部棄てて、
    リスタートしてください。
    それでダメなら、ソフトを入れ替えてください」

二度ばかり、その方法で解決できました。
ところが、先月、これらの手だてをどんなに講じても、
いつまで経っても、保存できないということが起こりました。

ニコンに聞いても同じ答えだろうと考えると、
このスキャナー、ダメになってしまったのでは?
ニコンはすでに生産終了しています。
これほどのフィルムスキャナーはもう手に入らないのでは、
ちょっと怖くなって、インターネット検索をしてみると、
なんということでしょう?
2社ほど、おそらく海外製品ですが、6×9判までスキャンできる
高級フィルムスキャナーが発売されているではありませんか?

ちょっと安心すると、心が広がって、余裕ができるようですね。
ふと考えました。

ファイル・ミスって語を誤解していたのでは?

    私はてっきりスキャンファイルが壊れていると考えていたのです。
    でも、ちゃんとスキャンできているのです。
    もしかすると、保存先のファイル、つまり、
    ホルダに問題があるのでは?

マックプロには4つのハードディスクが内蔵されています。
別のハードディスクに保存してみました。

    なんということでしょう?
    あっさり保存できたではありませんか!

もちろん「ファイル」の意味を誤解していた私にもミスがありますが、

    何人かに尋ねてみました。
    みなさん、ファイルと聞いたら、
    スキャンしたばかりのファイルのことだと思うのは当然だという答え。

エラー表示も、
「保存ファイルのミス」「保存先のミス」と書くべきではありませんか?

どうしてニコンは、別のハードディスクに保存してみたらって、
アドバイスをしてくれなかったのか?
ちょっと、というか、大いに腹を立てています。

でも、遅まきながらも、CoolScan9000EDはまだ完璧だと確認できました。
すると、どんどんフィルムで撮りたくなり、
どんどんスキャンしたくなります。

    今日スキャンしたのは3月、4月の撮影分。
    まだ20数本、未スキャンフィルムがあります。
    どんな写真が見つかるか、楽しみ。
    ということで、今日はご機嫌でした。




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by Hologon158 | 2013-08-18 22:03 | ホロゴンデイ | Comments(0)

457.05 ホロゴンデイ107「2006年5月20日雨の大阪天満から梅田にホロゴンと歩いた」5 「あーあ」


昨日は疲労困憊しました。

まず、墓参。

    往復2時間かけて、娘婿のVOXYで墓地と往還し、
    草むしりして、掃除のうえ、お花を11個の花壺に生け、
    墓碑5個とお地蔵さんにお水をかけて、
    最後にちらっと二人でお祈りして、終わり。

次に、孫。

娘夫婦のマンションの近くの大きなスーパーで、
果物各種と何食分かの食料品をたっぷり買い込み、
孫の家では、昼食をいただいてから、
午後5時すぎまで孫と遊んで帰りました。

たった2週間ほど眼を離したすきに、孫はかなり成長。
足が長くなり、岩のように重くなりました。

    1歳9か月の赤ん坊のくせに、容貌はすでに少年風になって、
    身体が女の子のようにふわふわしていない。
    両眼はますます大きくなり、長くカールしたまつげの下できらきら。
    かちかちのキン肉マン風で、
    ちょっとふくらんだホッペも固いのですから、驚きです。

なんでもカッコよくしたいという強烈な欲求があります。

    自動車の絵本を持つ孫に「タンクローリーは?」と尋ねると、
    猛烈な勢いで片手で頁を繰って、目的の頁をパッと開いて、
    さっと指さします。

    ママのパソコンの前に持っていった自分の椅子に立って、
    キーボードをブラインドタッチング風にパラパラと叩き、
    ちょっと画面を見つめてから、
    こちらを見て「どう? ぼく、パソコンもできるんだよ」

その間、孫の求めに応じて、幾度も抱っこして、
窓ぎわで眼下の道路の往来を楽しみました。

    赤信号になると、大きな声ではっきりと「あーあ」
    がっかりした表情。
    青信号になると、喜んで身体を動かします。

    ちょっと変わった車やはるか上空の飛行機、鳥を見つけると、
    指さしながら、「あっ、あっ」
    私には見えるか見えないかほどの高々度のジェット機ですが、
    孫は眼下の道路を見るだけでなく、
    ちゃんとはるか上空にも目を走らせて、
    大阪伊丹空港に向かう飛行機を必ず見つけるのです。

    飛行機にはガラス窓に頭を付けるほど寄りかかって見送り、
    「バイバイ」と手をふり続けます。

うっかり私があくびをして、下を見ると、

    孫が「失礼だけど、おかしくって」という感じで、
    声を忍ばせてくっくっと笑っています。
    人や自分がちょっとずっこけたことをすると、
    いつもこの笑いになります。

お節介です。

    携帯や扇子などの小物を見つけると、
    持ち主に手渡して「ちゃんと片付けて」という仕草。

    おしめを替え終わると、スプレーやウェットティッシュや
    ティッシュの箱を次々と集めて、パパに渡します。

プレゼントに持参した動物図鑑は大きく重くて、
孫には持てないと思っていたのですが、
軽々と持ってやってきて、ソファーに座っている私に、
「そこどいて」という仕草。
わたしをどかした後に座って、本を開いて、私に向かって、
「さあ、読んで」という仕草。
1頁ごと真剣に眺めます。

ちっともじっとしていない。
こんな風にして、すべての事象に走査線を走らせて、
自分の脳コンピューターに吸収しているのです。
そんな孫につきあったおかげで、猛烈に疲れました。

疲れた一番の理由は、岩のように重い赤ん坊を抱き上げ、
長時間車の往来を見続けたせいかもしれません。

よほど疲れたのです。

    昨夜はブログを書きながら、
    気が付くと眠り込んでいる有り様。
    こんなことはほとんど起こりませんので、
    
    韓流ドラマも2話2時間観る習慣なのに、1話で切り上げ、
    早々に就寝し、いつもの就寝時間6時間を2時間もオーバー。

おかげで今日は快調。
猛烈に疲れたときに、夢を見ます。
昨日の夢は、久しぶりに明瞭に記憶されています。

    撮影に出かけたのでしょう、
    ある山腹の町、ありふれた日本の町でしたが、
    坂を登ろうとすると、突然、中国の山腹の都市に変貌。
    石畳の坂道、石段道が網の目のように続き、
    家という家は古い装飾を施された木組みなのです。

    しかも、私は幾度か来ているらしく、
    その中の一軒に招じ入れられました。
    美しい布団に幼児が二人寝ている横を通って、
    中庭のようなところに出たあたりで、
    家のご主人と出会い、中国語もしゃべれないのに、
    このあたりの人々は独立して新たな王朝を建てること、
    その初代皇帝は中将姫光学さんであることを教えられました。

ははーん、中将姫光学さん、足繁く中国と往来しておられるのは、
このことが本当の目的だったのか?
と、ごく自然に納得したところで、目が覚めてしまいました。

目が覚めて、はっと気が付きました。

    この山岳都市のロボグラフィを、ストリートをと、
    夢中になって沢山撮影したのに、
    そのカメラがなんだったのか、思い出さないのです。

    きちんとファインダーをのぞいて撮っていれば、
    そのファインダー像の記憶で判別が付くのですが、
    たいていのカメラをノーファインダーで撮っているせいで、
    どのカメラも私の視野の外、両手の中に包み込まれていて、
    記憶していないのです。

あの家に入らなければ、もっと撮影を続けて、どうにかして
撮影データを持ち帰ることができたかも知れないのに......
中将姫光学さんが皇帝になっても、
私を初代文科相長官に任命してくれるわけがないのに......
惜しいことをしました。




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by Hologon158 | 2013-08-18 11:04 | ホロゴンデイ | Comments(0)

457.04 ホロゴンデイ107「2006年5月20日雨の大阪天満から梅田にホロゴンと歩いた」4 墓参り


今日は、ちょっと遅ればせの墓参りでした。

墓碑が5つとお地蔵さんが一つあるので、
お花と草取り、掃除が一仕事です。
無信仰の人間なのに、長男ということでお祭りの責任があります。
年に何回かお参りをしなければなりません。
お盆の墓参が一番難行ですが、
この数年、娘婿が手伝ってくれるので、大助かりです。

今朝家を出るとき、すでに奈良の温度は29度でした。
お墓は大阪にあります。
もっと暑いでしょう。
考えるだけで、熱中症になりそうです。

職場の女性に熱中法簡易鑑定法を教えてもらいました。

    手の指の爪先をぐっと押さえます。
    血流が妨げられ、爪の半分あたりまで白くなります。
    押さえていた指をさっと離します。
    瞬時に指先まで爪の下が赤くなったら、緑。
    なかなか血流がもどらないと、赤信号。

さて、お墓のお話。
たしかに父母のお骨はお墓に納めましたが、
お墓をそれ以上のものと考えることはどうしてもできませんね。

韓流ドラマで、世を去ろうとする父親が子に言います、

    「おまえがどこに行っても、わたしはいつもおまえを見守っているからね」

プライバシーの観点からしますと、ちょっと迷惑な感じですね。

    「ぼくが助けてほしいと思ったときだけ出てきてね。
    ぼくの許可なしに、そこらあたりちょろちょろしないで」
    そう言いたいところですね。

後漢時代だったでしょうか、王充という学者が、
霊魂の存在を否定して、

    「みんな霊魂になるんだったら、そこらあたり霊魂がひしめきあって、
    さぞやにぎやかなことだろう」

ソクラテスにはダイモーンが守護神のようについていた話は有名ですが、
このダイモーン、「だめ出し」一本槍だったそうです。
いわば「ダーメーン」ですね。

私にはダイモーンもショーモーンもついてくれていませんが、
心のなかにたくさんの天使や悪魔のレベルがあって、
なにか思案するとき、突如決断を迫られるとき、
決定を助けてくれたり邪魔したりするようです。

父母はどうやら私にはついていないようです。
ついていても、不干渉を貫いている感じ。

    もともと父は生前も完全に不干渉で、すべて母に任せていました。
    母からは厳しいしつけを受けました。
    幾度物置に閉じこめられたか?
    でも、中学校の頃からはすべて私に任せてくれました。
    進学も進路もすべて自分で決めました。
    当時すでに学習塾がありましたが、どこにも行かず、すべて自学自習。
    なにもかも自学自習。

どうやら父母の没後も、
霊魂は私にはついていないようで、
おかげで自立して、人の意見に左右されない人間になりましたが、
それだけ社会性の低い人間になったかも知れません。

でも、後悔していません。
だから、こうして自分で楽しめる人間になれました。
墓参はそのお礼参りのようなものですね。




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by Hologon158 | 2013-08-17 21:53 | ホロゴンデイ | Comments(0)

457.03 ホロゴンデイ107「2006年5月20日雨の大阪天満から梅田にホロゴンと歩いた」3 定義不能


マーク・カウフマン「地球外の生命を求めて」(DIS+COVER SCIENCE)
読み初めたばかりですが、興奮しています。

生命とはなにかということさえ、まだ定義不能。
地球上のたとえば火山や南極のような超高熱、超低温の環境でも、
自己分裂を示す生命体が次々と見つかっているのです。
たとえば、何キロも掘り下げられた地中深くの水の中に、
極小のバクテリアが見つかるのです。

生命科学者たちは将来地球外の同種の過酷な環境の中で
生命体を発見する準備をしているのです。

    たとえば、木星の惑星エウロパには、
    地球の2倍に及ぶ深さ950キロメートルの海が存在します。
    想像もつかない深淵の世界ですね。
    この中にはきっと生命体が見つかるはず、
    そうNASAも生命科学者たちも考えています。

NASAは、生命を定義して、

    「ダーウィン的な形で進化する能力をもつ、自立的な化学系」、
    つまり、生命をDNAによる増殖をするものと考えているのですが、

この定義だと、ウィルスは入りません。
ウィルスの一種バクテリオファージの写真を、画像検索でごらんになってください。

    驚くほど月面着陸船に似た、きわめてロボット的な構造物です。

        1 DNA1本を納めた多面体
        2 その下に付いた注射針(鞘の内部にはバネ構造)
        3 着地用屈折脚(6本足)。

    細胞の表面に着地すると、脚は屈折して着地のショックを吸収し、
    中心の注射針が細胞膜に突き刺さり、
    細胞内にDNAが吸い込まれてゆきます。
    すると、このDNAが細胞内のDNAと合体して、
    自己複製をどんどん進行させて乗っ取ってしまうのです。

だからと言って、バクテリオファージを生命ではないというのは奇妙。
別の方法ですが、ちゃんと複製によって繁殖してゆくからです。

水を水素と酸素の合成物とする定義は、
原子、分子の存在が明らかになってはじめて可能になりました。
それまでは、とんでもないほどお門違いの定義しか作れませんでした
それと同じように、生命についても、
定義するための概念が発見されていないとする説が有力になりつつあるようです。

    超高温の環境下で、ダーウィン的な増殖とはまったく異質の増殖をする、
    異種の生命体が見つかったというニュースを以前読んだことがあります。
    この本にはその関連の記載はまた登場しませんが、
    どうやらNASAの生命定義は無効になってしまったようです。

この広大無辺の宇宙には、たとえば、星自体とか、星系とかが意識を持ち始めて、
生命体とした言いようのない増殖を始めているかもしれません。

いつかロボット工学が発展して、DNA類似の遺伝情報を交換しあって、
独立に増殖するロボットだって発明されるかもしれません。

私自身は、この宇宙の時空の広大さを考えると、
仮に地球上の人間ほどの高度の文明まで成長する生命体同志が、
どこかで遭遇しあう確率は、
各文明の存続時間を考えると、零に近いほどに低いと考えていますが、
文明の衣鉢を継ぐロボット族が恒星間を果てしない時間航行して、
地球人と遭遇する確率はもう少し高くなるかも知れません。

あるいは、エルフのような妖精族は完全に異種の生命体であって、
人間の側からは到達しがたい次元の世界に生きていて、
エルフの側からだけ人間にコンタクトしてきた可能性だってありそう。

こんな風に勝手気ままな想像だってあれこれ許されそうで、
ますます興奮してしまいます。



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by Hologon158 | 2013-08-16 19:13 | ホロゴンデイ | Comments(0)

457.02 ホロゴンデイ107「2006年5月20日雨の大阪天満から梅田にホロゴンと歩いた」2 墓場まで一緒



まず、報告。

    我が家の赤ん坊(猫ですが)のピッピ、
    我が家のキャッツ・トイレに自分から入って、
    ちゃんと排便したのです。
    生後1か月足らずで、
    もうトイレの習慣を自分で学んでくれました。
    これで一安心です。

    食事は、お姉ちゃん、お兄ちゃんに先駆けていただきます。
    私の発明した固定装置(段ボールに穴を開けてラップしただけ)に
    お皿を載せて、ピッピの寝室に持っていきますと、
    これ、段ボール箱にタオルを敷き詰め、一部切り開いて、斜路にしたものですが、
    ピッピ、先回りして、寝室に収まっていたり、
    パパ(私)を追いかけて、寝室に駆け上ったり、
    このあたりも、成長が見られます。

    照明をオフにしたダイニングの絨毯の上で遊んでいて、
    食堂からの光でできた自分の影を発見すると、
    飛び上がってつかまえようとして、ごろごろと転がったり。

とにかく目覚ましい成長ぶりです。

    ママ(妻)との間では、どちらに似たか、
    早くも論争が勃発しています。

さて、大阪のロボグラフィ。

大好きな雨を良いことにして、
好き放題に撮っていますね。

ホロゴンを使うときの鉄則、
これはすべての超広角の鉄則ですが、

    1 どんなものでも撮ってよろしい。
    2 できるだけ肉迫して撮るべし。
    3 なにがなんだか分からないものだって、撮ってよし。
    4 なにを撮るときでも、生涯にただ一度のチャンスと思うべし。
    5 人がなんと言っても、勝手に言わせておくべし。

墓場まで一緒に行けるのは自分だけなんですからね。
そうすると、こんな写真たちが撮れます。

    ちなみに、もちろんホロゴンは墓場まで一緒に行ってくれます。
    妻は「ちょっと無理でしょう」と言っています。
    私よりも30年は長生きするつもりだからです。




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by Hologon158 | 2013-08-15 22:05 | ホロゴンデイ | Comments(0)

457.01 ホロゴンデイ107「2006年5月20日雨の大阪天満から梅田にホロゴンと歩いた」1 いきなり7年前


いきなり7年前に戻りましょう。

ホロゴンウルトラワイドをもって、雨の大阪に出て、
天満、梅田、心斎橋あたりを撮り回りました。

感情や思っていることが顔に出る人間には、スナップには向きませんね。
「撮りますよ、撮りますよ」なんて顔をしてスナップしたら、
あっという間に気づかれてしまいます。

ホロゴンウルトラワイドの場合、とにかく1m以内、
できれば、4,50㎝から60㎝が勝負ディスタンス。
一つ目小僧のようなホロゴンウルトラワイドを突き出して、
この距離に近づいていったら、誰だって気づきます。

気づくと、どんな反応を示すか、これは様々ですね。
腹を立てる人が多いでしょうけど、
いつもそうとは限らないでしょう。
いきなり品を作る人だっているかも知れません。

   ある人が軽井沢駅に着いて、記念撮影をしていたそうです。
   現像してみて、びっくり仰天。
   背景に、にこやかな表情で手を振りつつ通り過ぎる天皇ご一家。
   天皇家のみなさんは、他の人のカメラに手を振ったのでしょうけど、
   これは後者の一例。

たいていは、前者の反応を示すと考えてよさそうです。
「よさそう」と他人事のように書いているのは、
私の体験上は、そんな反応はほんの数例しかないからです。

その理由は、

   1 気づかない。
   2 気づいても、反応できない、あるいはしない状況にある。

昔からある撮り方ですが、ユーザーは限られていましたので、
撮られる方も、撮られたとは夢にも思わない可能性がありました。
でも、近ごろ、腰だめ、ノーファインダーを採用する人が増えました。
これからは、気づかれる可能性は高まるばかりと想定すべきでしょう。

これを防ぐためには、とにかく気配を消す、これしかありません。
当時は、ホロゴン暦12年目の頃です。
そんな風にして撮って、はたしてどれだけ気づかれているか?
今回のシリーズで確かめていただきましょう。




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by Hologon158 | 2013-08-15 17:46 | ホロゴンデイ | Comments(0)

456.00 ホロゴン画帖155「十Son帖 大阪の下町平野を撮るならゾンネタールで」



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1歳9か月の孫が雑記帳風の画帖にサインペンやボールペンで、
なにやらグルグルと書き散らかして、次々とペンや色を変えて、
さらに描き続け、ある程度頁を満たすと、次の頁に移動します。
なにやら意味のあるものを描いているつもりなのでしょうか?
こんな風にして描いて描いてしている間に、
ペンの使い方、手の動かし方を修得していくのでしょう。

我が家に来たばかりの生後1ヶ月の男の子(猫ですが)、
ピッピと名づけましたが、この子も絶えず部屋中駆けめぐり、
なにやら嗅ぎまわり、つかみかかり、昇ったり降りたり、
疲れると、段ボールで作った寝室の斜路をよじ登って、
休憩、お昼寝を楽しんでいます。
ピッピも自走式掃除機のルンバそっくりに部屋中を探査して、
頭の中に部屋の様子をインプットしているのです。

山水画家にとって、画帖というものも同様の役割だったようです。

    さまざまな描法を試し、ときには新境地を開拓し、
    心と体に定着させてゆく。
    どんな状況に出会っても、そのイメージを、
    筆と墨を使って完全に紙に描き出すことができるように、
    修練をする場が画帖だったのでしょう。

私は、写真に関して、修練するという意識はすでに捨てました。

    ただただ楽しむ、それだけ。

画帖も、山水画家の練習帳の性格を失って、
いわば「お好み焼き」のようなものです。
    好きな写真を撮影順に並べるだけ。
それでも、155回まで重ねてきたのです。
こうやって続けてきたのも、
私が休みなく写真を撮り続けてきたせいでしょう。

これまでただ撮り重ねるだけでも長年続いたのですが、
こんな風にブログにストックできる時代になりますと、
たとえ人が来なくても、自分が楽しむことができるのです。
さらにモチベーションが高まるのも当然ですね。

    撮るからブログを重ねたくなり、
    ブログを重ねるから、さらに撮りたくなる。

    これも一種の魔のサイクルかも?
by Hologon158 | 2013-08-15 15:16 | ホロゴン画帖 | Comments(0)