わが友ホロゴン・わが夢タンバール

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772.00 ホロゴン外傅251「2018年7月26日スーパーアンギュロン21㎜F3.4も梅田を激写!」



旧M型ライカ全盛時代、カルティエ=ブレッソンよりも一世代後の、
次第にマスコミが写真を活用するようになった時代、
ライカがまだ使われていたとしたら、
その写真家たちが選んだレンズの筆頭はこれだったでしょう、

  スーパーアンギュロン21㎜F3.4

とくにジャン・ルー・シーフや篠山紀信のような、
指導的な写真家が使ったのですから、その影響下、
広角を多用する写真家の標準装備だったのではないでしょうか?
私は写真家でもなんでもない、ただの写真好きに過ぎなかったのですが、
やっぱりジャン・ルー・シーフのファッション写真には魅せられました。
私の愛するホロゴンより遙かにダイナミックでしたから。

でも、かなり使いましたが、私の選択はどこまでもホロゴンでした。
ホロゴンで撮ると、私はいつもの私、という気持ちですが、
スーパーアンギュロン21㎜F3.4で撮ると、
どうしても下駄を履かせてもらっている、
いつもの自分よりもずっとダイナミックに脚色してもらっている、
そんな「出来すぎ」感を感じてしまうのです。
今回の写真をごらんになったら、私の気持ちも理解していだけるのでは?
一言で言うと、なんだか格好良すぎる!




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by hologon158 | 2019-01-29 21:16 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

771.02 ホロゴン外傅250「2018年7月10日オリオン28㎜F6が奈良町で大胆に!」2 真善美



世界におけるもっとも大切なものを一言で言い切った言葉、
それが、
「真善美」

前に一度か二度書いたと思います。
私が尊敬する先輩が高校生の娘さんに尋ねられたそうです、
「おとうさん、真善美って言うけど、
どれか一つと言われたら、どれをとる?」
彼は即座に答えました、
「美、だよ」
なによりも真実を大切にする職業人ですが、
その人にしてこうです。

実は私も若い頃から「美」に魅せられてきました。
子供の頃の体験は、映画館での洋画体験。
小学生2、3年頃からずっと連れていってもらったので、
かなり見たと思います。
スター女優たちの美しさが、
子供心に衝撃的な体験を与えてくれました。

グレース・ケリー、
オードリー・ヘプバーン、
イングリッド・バーグマン、
モーリン・オハラ、
ジューン・アリスン、
グレタ・ガルボ、
ルート・ロイヴェリク、
カトリーヌ・ドヌーブ、
ジャンヌ・モロー、
ブリジット・バルドー、
おっと肝心なこの人、
マリリン・モンロー、もう数え切れないですね。
たまに見た日本映画でも、
原節子さん、
高峰秀子さん

このような往年の偉大なスターたちと比べると、
現代のスターたちは、かなり普通、としか言いようがありませんね。
ただし、夏目雅子さんは例外。

おっと、女優さんの話ではありませんでした。
完全無欠の美の話。

長年の体験で知りました。
真実を見極める、真実を知るのは大変に難しい。
それに対して、美は瞬時にそれと分かります。
逆に言えば、一瞬で美しさを感じないものは、
どこかそうでないファクターが美に混じりこんでいるのです。

瞬時に真実と分かる体験があります。
でも、常に危険が潜んでいます、
もしかすると、真実は見せかけかも知れない!
美の体験は別です。
出会ったの刹那の美の体験は、一瞬に私を満たす宇宙体験。
その瞬間、宇宙全体を肯定してしまうのです、
「イエス、イエスッ、イエース!
今、この宇宙は美しい!
生きていてよかった!」
いわば、「全肯定の瞬間」ですね。

大げさ、とお思いでしょうけど、
あなたにもそんな瞬間があったはず。
私はさまざまな全肯定の瞬間を思い出すことができます。

桂林でもそんな瞬間がありました。
璃江を船で下って、あの老年期の丘たちの仙境を体験するのも、
忘れられない体験でしたが、
翌日、タクシーをやとって、途中の陽堤を訪ねたときの、
途中の体験は一生涯忘れられません。

街道を南下してきて東に折れると、狭い道が村まで続いています。
その角でタクシーから降りると、遠くへなだらかに傾斜していく草地。
そこに座ったときのことを今でもまざまざと覚えています。

陽堤につながるやや細い道は並木道でした。
道全部を覆うほどの大きな樹列。
その細い土道を自転車が走っていきます。
かすかな車輪の音を響かせながら、並木で隠れたり現れたり。
きっと気持ちのよいサイクリングなんだろう。
うらやましく思ったことを思い出します。

草地のはるか向こうに、湿潤な空気で次第にかすんで行く、
あの突兀とした丘々の連なりを遠望したとき、
心の底から一つの思いがけない感興が湧いてきました。

  此処こそ「死ぬによい場所」だなあ......

まだ30歳半ばでした。
死のことなど実感したことがありませんでした。
学生時代、ハイデガーの「存在と時間」を読んだものです。
難解なんてと言うより、まるっきり分からなかったから、
目を通しただけですが。
死どころか、老いることもまったく実感できませんでした。

でも、桂林の老年期の山々のつらなりを望見したとき、
そんな私が感じたのは、
まさに「永遠」であり、「死」でした。

そのとき横に座っていた写真家の田島謹之助さんも、
当時はまだ50前後でしたが、すでに亡くなってしまわれています。
養老院に隠遁されてしまい、場所を教えていただけなかったので、
縁者から亡くなったことを知らされたのは没後でした。

彼も桂林の野で同じ思いだったかな?
息を引き取るとき、あの遠く果てしなく霞んでゆく幽玄の光景を
思い出されただろうか?
ときどき、そう考えます。

私だって、息を引き取るとき、
あの野を思い出すか、怪しいものだと思っています。
きっと、妻のこと、子供たち(猫たちも含む)のこと、
孫たちのこと、大事な友のこと、父母や姉妹のこと、
甥姪たちのことを次々と思い出すんだろうなあ.....
でも、生来ちょっとドジな人間ですから、
こんなときに限って、一番思い出したくない体験を
一番まざまざと思い出すんじゃないかな?
でも、そのときは、恥ずかしいなんて思わないでしょうね。
あんなこともあったっけ.....
自分を含めて、すべてを許す大きな気持ちになっていることでしょう。

そこで、思うのですが、
突然、神様がこうおっしゃるのです。

「写真のことも忘れていないかね。
思い出せる写真があったら、その間、待ってあげるよ」

自分が撮った数知れない写真の中でなにか思い出すものがあるでしょうか?
もちろん! 数えきれないほど、どっさりありますとも!
そう考えたいですね。
候補はいくつも思い浮かびます。
ユージン・スミスの影響を受けて、
林間の幼い二人の娘を撮った横位置の写真。
二人がもう少し成長してから、並べて上半身だけ撮ったポートレート。
そして、イギリスの小都市☆で撮った「レインフォール」
これらは間違いなく思い出すでしょう。
それから後はとんでもない早送りで、
覚えてもいなかった写真たちの記憶が甦り、
私の脳裏をバンバンと走っていくかも知れません。
ああ、どんな気持ちでこれらを眺めることでしょう?

私はプロじゃないし、写真家でもない、ただの写真好きなので、
大した量ではありませんが、
それでも、銀塩フィルム時代は、
36枚撮りフィルムを少なくとも5000本は消費しました。
これで約18万枚にはのぼりそうです。
デジタル写真時代になると、自由の身に後半なったこともあって、
銀塩時代の2倍は撮っているでしょう。
そうすると、約36万枚。
合計約54万枚にのぼりそう。
私の2つのブログに収めた写真は1万を超す程度ですから、
まだまだ昔の写真を掲載し足りない!

神様がそうおっしゃってくださるのですから、
できるだけ沢山思い出すことにいたしましょう。
まだ昇天だか地獄落ちだか決まっていないということで、
私は半ば地上にとどまっているのでしょう。
もう思い出せる限り逐一思い出し、
じっくりと眺め尽くしてやろう。

それから、地上時間で30年ほど経過した頃でしょうか?
天使のガブリエルが神様のもとにやってきます。
「神様、いったいなにをなさっておいでですか?
天国は神様留守で、みんなやりたい放題でございますよ。」
神様、ちょっと渋い顔を見せて、
「いや、ちと甘い顔を見せたら、ツケアガリおって...
途中でさえぎるわけにもいかんよってから、
ちと弱っておるんじゃけ.......」




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by hologon158 | 2019-01-25 13:56 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

771.01 ホロゴン外傅250「2018年7月10日オリオン28㎜F6が奈良町で大胆に!」1 男の子だもん!



ロシアの広角レンズはツァイスの技術を継承したと言われています。
ロシアのレンズばかり集めるコレクターも少なくないと言われていました。
今はどうでしょうね。
私が使ったのはたった1本。
オリオン28㎜F6
正真正銘の名レンズです。
超小型でスナップに最適のギア。
私は、奈良町のようなロボグラフィの宝庫に入ると、
眼は完全にロボグラフィ仕様になります。
まあ、大抵、どこでもそうなのですが、
オリオン28㎜F6のようなスナップギアを手にすると、
慣れないことをやってしまいます。
女性たち、ときに子どもたちを思わず撮ってしまいます。

当然なのかも知れませんが、男性はほとんど撮りません。
なぜでしょうねえ?

私の一番上の甥がまだ3つの頃のことです。
猛烈に鋭敏精緻な頭脳の持ち主で、学者になってしまいました。

私が尋ねました、
「男の子と女の子、どっちが好き?」
即座に、
「女の子だよ。」
「どうして?」
「だって、男の子だもん!」
それから、甥が聞き返しました、
「おじちゃんは?」
一瞬詰まってから、正直に白状しました、
「うーん、やっぱり女の子だねえ」

この子、小学校になると、電車で通いました。
ある知り合いが報告してくれたそうです。
「電車に座ってと、小学生の男の子が通路を歩いてきて、
突然、床に座り込み、算数の宿題をさっさと仕上げて、
終わると、すっと立ち上がって行ってしまった。
お宅のぼっちゃんでした。」
集中力は大切な才能ですね。
この話で思い出しました。

古典ギリシアで、アテーナイとスパルタが激突しました。
アテーナイが北方のスパルタ同盟国ポテイダイアに遠征しました。
厳寒の真冬に攻囲戦を敢行する無理な作戦でした。
深夜のアテーナイ軍の陣地。
どうやらローマ帝国軍同様、四角い陣地を構築し、
十字の通路を交錯させていたようです。

その中心の十字路に、歩哨たちが不眠の警戒をしていました。
すると、ソクラテスが一人通りかかりました。
革のサンダルの足は素足で、ごく軽装なのに、平然とした様子。
突然、十字路のど真ん中で立ち止まり、そのまま静止しました。
深い瞑想に入り込んでしまったのです。
歩哨たちが見守る中、完全に静止したまま夜明けを迎えたのです。
なんだったか忘れましたが、日の出を告げる合図が響きました。
その瞬間、深い瞑想から浮かび上がったように、
ソクラテスは動き、太陽に向かって祈りを捧げ、
何事もなかったかのようにすたすたと立ち去りました。
歩哨たちは深い畏敬の念に打たれて、
呆然とその姿を見送ったということです。

ちょっとスケールは違いますが、
甥はちょっとソクラテスに似ています。

私は全然似ていません。
私の能力には記憶力が完全に欠けています。
もちろん思考力も並程度。
頭の中で思索を凝らすなんて、絶対にできません。
紙に書かないと、なんにも考えられないのです。
基本的に直観だけで生きているようです。

そんな私ですから、レンズを変えると、撮り方もレンズに従ってしまう。
ホロゴンとオリオン28㎜F6を持ったときは、
昔取った杵柄、というほどではありませんが、
にわかにスナップ屋に近い精神状態になってしまうようです。
どちらも美しい女性だけに反応するのですから、
この2本、もしかすると、男性レンズかも知れません。

レンズに性別があるかって?
そんなこと知りませんよ。
今思いついただけ。
でも、私は完全に妻一辺倒で、
生涯に他の女性の手を握ったこともない。
だから、女性に反応する責任はレンズにある!
私はそうにらんでいます。

ときおり、私の撮影に気づいたかのような視線が見つかります。
でも、そうとは限らないのです。
視線が上の方、つまり私の方を見ていたら、その可能性はあります。
でも、大抵の視線は私のレンズを見ています。
でも、雑踏の中で視線をレンズに落とすのは、
当然、音を聴いたからではありません。
お分かりですね。
音を聴いて、撮影に気づいて視線をレンズに走らせたら、
撮影後なのですから、その視線が写るはずがない!

カルティエ=ブレッソンや木村伊兵衛は、撮影風景を見ますと、
ストリートスナップをアイレベルに構えたカメラで敢行していたようです。
二人とも、まったく気づかれることもなく、易々と名作をものしたのです。
でも、お二人のやり方だと、まさに至近距離での撮影なので、
撮影した瞬間に気づかれることもあったでしょう。
でも、それでトラブルになったということもなさそうです。
そんなとき、どんな行動をとったか、私は想像ができます。
にっこり笑いかけたのです。
長年あれだけの傑作を撮り続けたお二人です。
そのあたりの振る舞いは堂に入ったものだったでしょうね。
一度見てみたかったですねえ。




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by hologon158 | 2019-01-24 12:04 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

769.00 美との対話14「2018年12月8日フレクトゴン35㎜F2.4がマネに惚れ惚れと」深い表情





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エドゥアール・マネ、
彼のことで知っていること、と言えば、
フランス印象派の始祖の一人であること、
「草上の昼食」、「オランピア」と、
なにかと物議を醸す問題作に敢えて挑んだ画家であったこと、
「笛を吹く少年」を切手で見たこと、
この程度しか知りません。

でも、画家のことについて何も知らなくても、
絵を楽しむためには何の不足もない、私はそう考えます。
古代からもさまざまな傑作のほとんどは、
作者に関する情報など皆無。
だから、その作品を本当の意味で観賞し評価することができない、
なんて言う人が居たら、袋だたきに遭うでしょう。

ですから、マネについては、あえて改めて調べたりせず、
絵だけを見つめることにいたしましょう。
ずらっと通観してみて、一つ感じることがあります。
印象派の多くの画家が女性を好んで描いたようですが、
マネの女性たちは、晩年のルノアールの女性たちに比較すると、
むしろ謹厳に近いかなり内省的、内向的な性格に見えます。

私は、女性写真をほとんど撮りませんが、
子供たちの写真を撮るときは、
孫を含めて、子供たちは心を外界に向けて全開しているものです。

マネはこれらの女性たちを描きながら、
心の中で何を考えていたんでしょうね?
人物たちの表情には、いつも何か静かに沈潜していくような、
思いが漂っている、そんな感じがします。
たとえば、家事や仕事に没頭している女性の頭の中は、
今やっている作業の手順、次の手だてなどで一杯でしょう。
そんな感じではありません。
来し方、行く末にじっと思いをこらしている、
そして、その思いはとても深い、そんな気配。
「草上の昼食」、「オランピア」の女性でさえそうです。
どのような階層の女性であれ、賢いのです。

現代の肖像画、とくに、スーパーリアリズムの女性画からは、
そのような内面の思いを感じ取ることはできません。
ただの外観だけが丁寧に、でも、かなりテクニカルに達者に、
カンバスに描き込まれています。
でも、ただ、それだけ。

なぜでしょうか?
私は画家の責任ではないと考えます。
そうじゃなくて、女性が、いや人間全部が、物心ついてただちに、
テレビその他のさまざまなコミュニケーション手段に心を取られ、
内省的な思いを凝らす時間を奪い去られたまま、日々を過ごしている。
だから、自分の心に沈潜する時間どころか能力まで、
次第に次第に失いつつある、そんな感じがします。

ですから、たとえば、電車の中で乗客を一人一人眺めて行っても、
その半数以上は携帯に眼を凝らし、あるいは耳を傾け、
それ以外の人もうたた寝をするか、それとも茫然無為の表情。
私にはそんな感じがします。
昔、携帯などなかった時代、乗客の半数以上は読書をし、
新聞を読み、そうでない人は何かを考えてる表情だった、
そうしっかり記憶している。

世界の支配は人間の手から機械に渡りつつあるのではないか?
段々心配になっています。

マネの女性たちの思い豊かな表情を取り戻す、
これが現代文明の課題ではないでしょうか?






by hologon158 | 2019-01-22 11:58 | 美との対話 | Comments(0)

768.03 ホロゴン外傅249「2018年6月30日スピードパンクロ50㎜F2が西大寺をゆらり巡幸」3 愛の始まり



昨日夜、ふっと脳裏をよぎりました。

  あのとき、ぼくの写真への愛は始まったんだ!

高校1、2年の頃のことです。
父はもともと20巻ほどの長大な百科事典を持っていました。
父は読書家でした。
まだ30代の頃、京城(現ソウル)の朝鮮高等法院勤務で、
書斎の壁一杯に書棚を並べていたのだそうですが、
ある日、親戚が業者を伴って留守中訪れ、全部売り払ってしまいました。
でも、出入り差し止めにもせずに、またコツコツ本を貯めたそうです。
ところが、太平洋戦争は敗戦、引き揚げとなったとき、
母は子どもたちの必要品を中心に携帯する荷物を作ったのに、
父はまず愛用の碁盤を風呂敷に包もうとしたということです。
「とんでもない」と、母が取りだすと、次に本を何冊か包んだそうです。
まさに必携の愛読書!
母はそれを減らして、家族の必要品を分担させたと聞きました。
なんだか私はこの父に一番よく似たのかも知れない、
そう感じるエピソード。

父は生涯に2度蔵書を喪失する体験をしたことになります。
結局、大和高田市に職を得て、三度目に本を集め出したわけです。
こんな体験をしたくはないですね。

私が水滸伝、三国志演義に耽溺するようになったのは高校1年の頃。
自分で岩波文庫のシリーズものを見つけてきたのです。
新たな登場人物が登場するたびに、
上記の古い百科事典で調べたものでした。
第二次世界大戦後も、中国古典は日本人にとっても古典でしたし、
中国史は日本人に深い関わりをもつ歴史だったわけです。
だから、どんな人でも詳しい記事が見つかりました。
それが面白いので、中国史の人物の記事を片端から読んだものでした。

中にはとんでもなくいい加減な記述もあることに気づきました。

  明の遺臣が親王の一人を護持して、船で逃走したのです。
  でも、にわかに巻き起こった嵐に船は今にも転覆しそうな気配。
  そのとき、遺臣は舳先に立って、天を仰ぎ、絶叫しました、
  「天は我が明朝を見捨て賜うのか?」
  船はついに転覆し、生き残った者はいなかった。

どうですか?
おかしいと思いませんか?
どうして遺臣の悲憤慷慨の情景が記録されているのですか、
生存者ゼロなのに?

きっと明史にそう記載されているのでしょう。
でも、百科事典の記事作成者はそれをそっくりそのまま書き移すって、
おかしいんじゃないでしょうか?

このいい加減さを見つけてから、
私のこの大百科事典への信用はかなり落ちたようです。
学者って、かなりいい加減なんだ、ということも学びました。
とくに、自分の学んだことに固執して、新しい発見に目をつぶる、
歴史のパラダイムを若い頃の知識に固定してしまう傾向。
その印象は今日までますます深いものになっている感じがします。

私はこのミスを父にも母にも尋ねませんでした。
高校に入った頃から、自分の問題は自分一人で処理する、
そんな人間になっていたからです。
たとえば、試験の席次表も通信簿を一切両親に見せませんでした。
両親も要求しませんでした。
その頃は当然のように考えていたのですが、今から考えると変。
親子間になにも問題がないのに、そんな家庭ってあるでしょうか?
子も親もかなり異常なのかも知れません。
でも、どうやら、これが両親の教育方針だったようです。
なにはともあれ、私はなんでも自分一人で考え、
一人で処理をする人間になることができました。
感謝しています。

父は、古びてしまった大百科事典を補完するものとして、
平凡社だったと思いますが、大型版型の一巻本、
中百科事典を購入しました。
写真製版が進んでいたようで、かなりビジュアルになっていました。
その中に「写真」の記事があり、見開き二頁だったと思いますが、
著名な写真家たちの作品がびっしり並んでいたのです。
幾度も幾度も夢中になって眺めました。
全部は覚えていませんが、覚えているもの、
というか、覚えているものと信じているものがあります。

カルティエ・ブレッソンのサンラザール駅裏、
シカゴだったかニューヨークだったかの路地の向こうに、
座り込んだ孤独なカウボーイブーツの男と、その前に対座する猫。
木村伊兵衛の秋田の美女、沖縄の遊女、N夫人、
さらには、秋田のカスリ姿の若者たち、塀の前の馬。
エドワード・ウェストンのレッドペッパー、
それと同じ形に足を組んだ女性(娘)のヌード。
アンドレ・ケルテスのチューリップの静物。
ユージン・スミスの「天国への道」
今から考えると、なかなか見事な選択でした。

そして、スミスの上記の不朽の名作と、
カルティエ=ブレッソンのサンラザール駅裏の水たまりを跳ぶ男、
この2枚が私の人生を変えました、写真と共に歩む人生に!
今ではそれが運命の転回点だったと、はっきりわかります。

私は、結局父のあとを追って、
一生、難問だらけの仕事を一杯抱える職業に就いたのですが、
週に一度、たいてい土曜日ですが、仕事を放り出して、
一日中ストリート、路地裏をモノクロ写真で撮りまくるようになりました。
そして、36枚撮りフィルム4巻の現像タンクを6本用意して、
たいてい一日に24本きっかり撮って、
約1時間で一挙に24本のフィルムを現像するのが習慣になりました。
そのタイムスケジュールを自分で表にして、
その通り、6本タンクの同時処理で、現像プロセスを一気に済ませたのです。

そのうち、仕事がさらに重くなって、
モノクロの現像引き伸ばしをするゆとりがなくなり、
リバーサルに移行しましたが、これは別の問題。

そこで、肝心の本題です。
前記の写真趣味のきっかけとなった二つの作品を、
自分の写真人生で活かすことができたか?

どうやら活かすことができた、
私はそう考えたいのです。
まず、ユージン・スミスの「天国への道」
私は写真趣味をツァイスのスーパーイコンタ6×9判で始め、
ヤシカコンタックスも加えて、二本立てで楽しんでいました。
宮崎に二度目の地方転勤をしたときです。
浜辺の樹林の中に空き地がありました。
まだ幼い女の子二人を連れての散歩の途中、偶然入り込んだのです。
この樹林に囲まれた空き地がトンネル効果で浮き上がり、
二人の娘がその中で遊ぶ姿をスーパーイコンタで撮りました。
六×九判のものクリーム。
ユージン・スミスの右下から左上に上昇する動きがないので、
正確には「本家取り」とは言えませんが、
スミスの写真に続くシーンという感じで、気に入っています。

カルティエ=ブレッソンの「跳ぶ男」の本家取りは、
かなり成功したと自負しています。
イングランドを10日ほど個人旅行しました。
イギリスの西海岸側の小さな中世都市、チェスターは古い石畳の町。
中心街では、通りに並ぶ建物の1、2階には商店が並び、
2階をつなげるプロムナードが通り、
ストリートに面する階段で自由に出入りできる、
という便利な構造の通りが奥ゆかしい雰囲気があって、
まるでタイムマシーンで中世に飛んだような楽しさ。

中心に教会に面してグランクロスと呼ばれる小広場があり、
変形十字路がもうけられているというような形でした。
もちろん、十字路も広場も石畳です。
ホテルにチェックインして部屋に荷物を置いて、
さっと撮影に出かけて、最初に目指したのがこの広場。
午後3時頃でした。
空を見上げると、黒い雲が東に向かって走っています。
夕立が来る!
そう直感しました。
大急ぎで東南側の2階プロムナードに上りました。
その途端、どっと驟雨が襲ってきました。

カメラバッグからコンタックスT2を取り出しました。
メインのコンタックスRTSⅡは、
プラナー50mmF1.4とゾナー180mmF2.8です。
ここはT2のゾナー38mmF2.8の出番だ!
そう直観しました。
正解でした。
取り出して、オンのスイッチを押した途端、
西の曲がり角から白いワイシャツ姿の青年が飛び出し、
私はたった一枚ですが、かろうじて間に合いました。

その写真は、別ブログ「レンズ千夜一夜」にあります。

  44 驟雨(ゾナー38㎜f2.8でブレッソンしてみた)

青年の右足は空中にあり、石畳に着く寸前。
足と、足の影が離れていることで分かります。
当時はリバーサルを使って、F8に絞っていましたから、
全紙に伸ばしてもビクともせず、
向かいの明かりのある窓の室内もしっかり写っていました。
私が生涯に撮った唯一無二の傑作。

その後かなりして、
あるアマチュア写真の団体の例会に出品しました。
講師は絶賛してくださいました。
私が「10年に1度の作品になりました」と言いますと、
講師、「違いますよ。一生に1枚の傑作です」
講師のおっしゃったことは正しかった。
私はもう二度とこうしたストリートフォトの傑作など撮らないまま、
アマチュア写真家から足を洗い、ただの写真好きになってしまいました。
その意味で、大変に懐かしい写真。

そして、思うのです。
私がカルティエ=ブレッソンの傑作を知らなかったら、
けっして撮ろうとは思わなかったシチュエーション。

私の書斎の壁面にかかったいるのは、
義兄のブリュージュの運河を描いた傑作水彩画。
そして、入り口に残された僅かな壁面に、
全紙に伸ばしたこの写真は、
私のかつての写真家志望時代の懐かしい名残りというわけです。

なお、後日聴いた話ですが、
上記の団体は、奈良県全体の出品作品から、
その年の最高の一枚を選ぶしきたりがあり、
役員たちは私のこの一枚が当然選ぶべきだと一致したのですが、
いずれどこかのコンクールに応募するだろうから、
これを選ぶと応募できなくなるのは忍びない、という考慮から、
この写真を選ばなかったそうです。
とてもありがたいご配慮ですが、役員たち、ご存じなかったのです。
私はコンクールには絶対に出さない、ということを。

あなたにとても美しい娘や孫が居たとして、
その子が美人コンクールに出たいと言ったら、賛成しますか?
私なら、絶対に、賛成いたしませんね。





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by hologon158 | 2019-01-18 11:29 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

767.02 ホロゴン外傅249「2018年6月30日スピードパンクロ50㎜F2が西大寺をゆらり巡幸」2 重厚にして絢爛



稀代の名レンズなのに、中将姫光学さんにお返しした後、
スピードパンクロ50㎜F2を手に入れたいと、
eBayあたりを探索したりしてはいません。

なぜ?
やはり、私の人生、私の性格のせいでしょうね。

人に抜きん出て、絢爛たる才能、才知をひけらかし、
目覚ましい企画を立案して、「俺についてこい!」なんて音頭をとる、
そんなことができる人がいますが、私は違います。
集団行動が全然できない人間。
どんな組織であっても、いつか違和感を感じて、
ひっそり去る、という体験もかなりあります。
だから、これまでの生涯、
友人は、肝胆相照らす気持ちを持ち合える人だけに止め、
仕事も人生も一人で静かに楽しむ、
そんな人生を送って来た人間です。

スピードパンクロ50㎜F2の描写はまさに重厚にして絢爛!
その描写は光彩陸離たる渋い輝きに満ち、
颯爽たる風に乗って、変幻自在に被写体を料理して、
レンズのたたずまい、描写の輝きには、
一時代を築いた傑作レンズとしての堂々たる自信、
押しも押されもしない存在感を感じさせす。

私はそんなスピードパンクロ50㎜F2の魅力に深く魅せられ、
かなり必死に追いかけたのですが、
どうもお天道様が二度も入手を妨害なさったようです。
「似合わないことはよしなさい。
あんたの器にぴたりと来るような別のレンズを探しなさい」
というお告げなのかも知れません。

と言うのも、スピードパンクロ50㎜F2を使ってみて、
だんだんと分かって来たのです。
レンズとの相性、レンズと付き合える器の大きさがないと、
どんな夢レンズであれ、使いこなしは望めませんね。
そして、もっと大切なこと、私の性格として、
どうやら「重厚、絢爛」よりも「ぼうよう、幽玄」の方が好みらしい。

同じスピードパンクロでも、35㎜F2の方はなぜか50㎜と違って、
ぼうよう、幽玄の形容詞がふさわしい描写です。
同じスピードパンクロでも、市場価格は格段に違います。
もうeBayを物色することもなくなって久しいので、
正確な価格は覚えていませんが、半分以下だったのでは?
つまり、懐の関係でも、35㎜の方が私にずっとふさわしい。

要するに、お天道様は私に分相応のレンズを調達してくれたらしい。
でも、いつもこのレンズのことは気にかかっていたのです。
中将姫光学さんのブログで凄い描写にお目にかかっていたからです。
ということで、スピードパンクロ50㎜F2の輝かしい描写を、
楽しむ機会を中将姫光学さんが与えてくださったことを感謝します。




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by hologon158 | 2019-01-15 23:24 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

767.01 ホロゴン外傅249「2018年6月30日スピードパンクロ50㎜F2が西大寺をゆらり巡幸」1 重厚かつ絢爛



中将姫光学さんから長い間お借りしていた名玉、
スピードパンクロ50㎜F2、
ブログ未搭載分がまだ残っていました。
奈良西大寺と奈良町で撮ったようです。
たまに行く場所であれば、
どんな所用で訪れたか思い出すのですが、
奈良町、大和西大寺は私の地元です。
絶えず徘徊しているので、
撮影分をざらっと眺めても、思い出しません。
でも、撮影したショットをどこで、
どんな気持ちで撮ったかは、
ちゃんと思い出します。

スピードパンクロ50㎜F2、
レンズとしての個性溢れる性格は比類がないかもしれません。
私がホロゴンに次いで愛する2本の映画用レンズ、
パンタッカー50㎜F2.3やスピードパンクロ35㎜F2より
一頭地を抜いています。
前にも書きましたが、
二度もeBayで落札したのに、入金手続きが完遂できず、
ついに手に入れることができませんが、
今から考えますと、これはまさに天の思し召しかも知れません。
私は、どちらかと言うと、地味で凡庸な人間です。
自分からしゃしゃり出て、
イニシャティブをグイと我が手に引き寄せる、
そんなことはできない人間です。
スピードパンクロ50㎜F2はまさに主人公が似合う使い手のレンズ。
重厚かつ絢爛たる描写ですね。

このスピードパンクロ50㎜F2でロボグラフィをこんな風に撮れたのは、
私にとって望外の幸せでした。




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by hologon158 | 2019-01-12 22:27 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

766.03 ホロゴン外傅248「2018年6月27日バルター50㎜F2.3が奈良町にご挨拶」3 シロナガスクジラ発見!



お正月が済みました。
今朝早く二女一家が帰宅の途につき、
我が家に静かな落ち着きが戻りました。
合戦の跡のようにおもちゃやがらくたの山でしたが、
朝はゴミ一つないクリーンさ。
二女は飛ぶ鳥あとを濁しません。
母親に似たのです。

私は整理整頓が大の苦手です。
整頓された環境では落ち着きません。
私の小さな書斎はいつも雑然とごった返しています。

だからでしょうか?
大都会のストリートより、場末の路地裏が歩き心地、撮り心地が断然よい。
都会を撮る写真家はストリートフォトグラファーとなり、
路地裏で見捨てられたものたちを撮る輩はボログラファーとなるわけです。

写真を初めて半世紀をとっくに過ぎましたが、
20年前に写真家志望はきっぱりとあきらめ、
町歩きの記憶術として写真を撮りためるスタンスに移行し、
2008年8月、本ブログを始めてロボグラフィを標榜してからは、
さらに性根を入れて路地裏写真を撮って来ました。

私が写真家志望ではなくなった明らかな証左は、
他人が私の写真を観ることを意識しなくなったことにあります。
私一人がいつか思い出を想起するよすがとして観るかもしれない、
そう思っていたのですが、
先日書きましたように、エキサイトブログの運命、すなわち、
いつか消え去る可能性が濃厚であると分かったことがきっかけとなって、
上記のスタンスはさらに強化されました。

その上、仮にエキサイトブログが存続しても、
気づいてみると、見直せる量ではなくなってしまっています。
とすると、ブログをやる意義はただ一点に集中してしまうようです。
日々の生活を活発化する道具、
そして、人生のエネルギー源。

そして、一昨日の1月6日、2019年初めての撮影会。
まさに記念すべき事件が起こりました。
生まれて初めて、正真正銘のロボグラファー、
即ち、ロボグラフィをメインに撮る人と一緒に撮影したのです。
というより、私よりもロボグラフィを徹底して撮る人なのです。

これまで撮られた写真を拝見して、さらに一層驚きました。
写真を始められて1年に満たないというのに、
どれもこれも気合いが入っていて、どっしりと腰の据わった、
いわば盤石の安定感と充足感に満ちたアート!
本物のアーティストなのです。

さらに驚き!
まだ若い女性なのに、
容貌、気構え、足の運び、目の配り、撮り方、
どれを取っても、なにもかもわきまえた落ち着きを感じさせられ、
ただ者ではない!

これまで初めて撮影に同行した写真初心者で、
これほどに万事にわたりコントロールされた動きを見せた人はいません。
NKさんと呼びます。

このNKさんのすごいところまだまだあります。
万事につけ私より高いレベルで、語り合うことができます。
こんな明朗闊達で、若くして毅然とした識見を備え、
万事にわたり堂々と意見を開陳できる人に会ったことはありません。

世界の海のどこかに今もシロナガスクジラが遊泳しているのでしょう。
そこがどこか、私は知りません。
どなたも知らないでしょう。
巨大な肺を利用して、深く静かに潜航しているのでしょう。
でも、いきなり海面を破って空中にそそり立ったら?
そんな感じさえしました。

世の中は広い!



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by hologon158 | 2019-01-08 14:11 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

767.00 ホロゴンニュース5「2019年1月元旦バリオペッツ57㎜F2が衝撃の登場!!!」



孤高のレンズ製作者宮崎貞安さんから、年末、ニューレンズが届きました。
試写の依頼です。

VarioPetz57㎜F2
バリオペッツ57㎜F2

ペッツヴァールレンズ現代バージョン。
レンズ構成図等は同封されておらず、
「球面収差可変レンズ(SA可変レンズ)」と題する図面が同封されていました。
レンズの底部に5個の指標が刻印されています。
中央③だけが距離計と連動しています。
(これがどういう意味か、不明です。)
④、⑤の方向にまわすと、タンバールのような味になるのだそうです。
逆に、②、①の方向に回すと、キノプラズマート、大口径ベス単に味に。
つまり、1本のレンズを5本のレンズのように使いこなせる!

年末の大掃除の合間を縫って半時間散歩に出て、第一回試写。
他のバリエーションを試すまでもなく、
もう基本設計だけで、猛烈に面白い画像が得られました。
合焦部分は見事にピントがあっているのに、繊細柔和。
繊細柔和なのに、毅然としたたたずまいがたまりません。
こんな高貴な風格を備えたレンズは今までにお目にかかったことがない!
そう言い切ってしまいたいほどに、颯爽。

そして、ボケ味と来たら、背景の形と光の両方があいまって、
予測不能、変幻自在の光の交響曲を繰り広げてくれます。
私の乏しい表現力ではとても語り尽くせません。

今回は、この③だけの試写結果を掲載します。
すべて、F2開放です。
まあ、ご覧なってください。




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by hologon158 | 2019-01-01 22:43 | ホロゴンニュース | Comments(0)